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伊豆大島ジオパーク①首都圏から高速船で105分。船酔い注意の若いジオパーク



伊豆大島ジオパーク

 

2010年に認定された東京都のジオパークだ。
東京都といってもご存知の通り、首都圏からは高速船で105分。
稀にイルカの群れに遭遇できるが、船酔いしやすいジオファンはイルカどころではない。

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伊豆大島は品川ナンバー

上陸後、ジオよりも気になったのは、島内を走る車のナンバープレートの地名。
大島ナンバーだろうか?正解は「品川」。
我々が知っている品川とはほど遠いジオの楽園で、品川ナンバーは違和感ありあり。
東京都だという視点を持って島を散策すると案外面白い。

 

 

伊豆大島ジオパークの特徴

最後の大噴火が1986年と、ジオ的には“ほんのつい最近”に噴火しているまだまだ若いジオ。
現在、噴火した三原山は落ち着いており安全に見学することができる。
しかし、火口の活動が弱まっているだけで、地下では現在もマグマが活動し続けている。
まさに「生きている地球」を体感できるジオパークなのだ。
また、火山噴火は地球が生きている証であるのと同時に自然災害でもある。
火山の歴史や性質をよく理解し「火山との共存と暮らし」を考えることが、伊豆大島ジオパークのテーマともなっている。

 

 

台風の被害を受けたジオパーク

平成25年台風第26号の影響により甚大な土砂災害を受けてしまったことは記憶に新しい。
平成26年2月現在、災害からの復興は進みつつあり、開催が危ぶまれていた「椿祭り」も無事に行われた。
また、土砂災害について様々な学会や研究グループ、研究者が調査・研究活動に力を注いでいる。
伊豆大島ジオパーク推進委員会と東京大学地震研究所は、今回の災害の調査結果と伊豆大島の成り立ちを住民により知ってもらうべく「“分かっていたこと”“分かったこと”“分からなかったこと”報告会」を開催。
伊豆大島が台風、津波、火山など自然災害の可能性が十分にある場所だということを改めて報告した。

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この記事は当ブログのライター「bohemian」が書きました。

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