キャベツダイエットは痩せない？あなたが失敗する理由

 
食事の前に生キャベツを食べるだけというキャベツダイエットは、今まで色々なダイエット方法に挫折してきた人でも、簡単で無理なく続けやすいダイエット法です。

その効果の理由は、キャベツを食べることでお腹が満たされること。辛い我慢をすることなく食べ過ぎを防いだり、食事の量を減らしたりできるからです。

そんなキャベツダイエットを続けているのに、何故か思ったように痩せないという人も中にはいるかもしれません。
キャベツダイエットをしても痩せない、失敗する理由についてご説明していきたいと思います。

1.高カロリー食品を摂り過ぎている

キャベツダイエットは、食事を食べる前に生キャベツを食べることで満腹中枢に働きかけて、食事の量を減らしたり、食べ過ぎを防止するダイエット方法です。

しかしキャベツを食べた後の食事で、毎日揚げ物をたくさん食べていたり、肉類やチーズ、油や砂糖たっぷりの料理を食べていたりすると、摂取カロリーが自ずと取り過ぎになってしまいます。
キャベツダイエットを始めたからには、毎日の食生活もダイエットに効果的な内容に、意識して変えていきましょう。

例えば、揚げ物が大好きな人は、コロッケやとんかつの衣のパン粉をあらかじめフライパンで軽く炒ったものをまぶして、オーブンで焼くことでカロリーを落とせますし、肉類が大好きな人は、野菜たっぷりの野菜炒めなどにして、肉の食べ過ぎを防いでいきましょう。

チーズや生クリームの入った料理が好きな人は、ヨーグルトや豆乳に置き換えてカロリーを減らしたり、食べる回数や量を見直していくことも効果的です。

2.間食の食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎ

キャベツダイエットで痩せない人に多いのが、間食やお酒を止められない人です。
キャベツから食べて三度の食事を腹八分目にしているからと、毎日お腹が満たされるまで間食を続けたり、たくさんの量のお酒を飲む習慣が止められない場合は、いくらキャベツダイエットを頑張っても、思ったような効果が得にくいかもしれません。

間食もキャベツに置き換えたり、コーヒーや紅茶、豆乳などを温めて少量の砂糖やはちみつを加えて飲むなど、お腹が満たされてカロリーを減らせる食品を取り入れていきましょう。

ヨーグルトやナッツ、ドライフルーツを食べるのもお勧めです。
毎日の飲酒が止められない人は、お酒を炭酸水に置き換えて飲む量を減らしたり、いっそのことダイエット中は勇気を出して禁酒するなどして、キャベツダイエットの効果を活かしていきましょう。

3.食事の量の減らし過ぎ

キャベツダイエットは、キャベツをゆっくり食べることで満腹中枢が刺激されて、お腹を満たすことができます。
これを利用して、毎日の食事をキャベツだけにしたり、キャベツ以外にあまり食品を食べないで、もっと早くダイエット効果を実感したい人もいるかもしれません。

しかし食事をキャベツだけにしたりするなど極端な食事内容にすると、体を維持するのに必要な栄養成分が不足してしまいます。
特に、筋肉や内臓を維持するのに欠かせないタンパク質が不足すると、筋肉量が落ちていくので、基礎代謝量も下がり、痩せにくく太りやすい体になってしまいますし、健康のためにも良くありません。

キャベツを最初に食べたら、きちんと炭水化物とタンパク質、ビタミンやミネラルのバランスの取れた食事を、しっかり腹八分目で摂取するように心がけましょう。

タンパク質は一食あたり一品ずつ取り入れて行くと、一日に必要な量を無理なく摂取することができるので、手軽な大豆製品や乳製品も利用して、取り入れていきましょう。

4.夕食の時間が遅い

仕事などの都合で、毎日夕食を食べる時間がどうしても遅くなってしまう場合も、キャベツダイエットの効果が思ったように実感できないかもしれません。

特に夜10時以降に食事を食べていると、昼食から時間が空くことから、どうしてもたくさんの量を食べてしまいがちですし、夜10時から2時までは、体が脂肪を蓄積しようと働きかける時間でもあることから、同じものを食べても太りやすくなってしまいます。

このことからも、夕食はなるべく早めに食べるようにすることと、もしどうしても遅くなる場合は、半熟卵を入れた野菜たっぷりの雑炊や豆腐など、カロリーの少ないさっぱりして消化に良い物を食べるようにすることもお勧めです。

5.極端に運動不足な生活をしている

毎日数分しか歩かなかったり、殆ど座りっぱなしで生活しているなど、極端に運動不足な生活をしている場合も、キャベツダイエットの効果が実感し辛いかもしれません。
何故なら、運動不足の状態が続いていると、知らず知らずの間に筋肉量が減少して、一日に消費する基礎代謝量も、運動で消費する熱量も少なくなってしまうからです。

例えば、20歳で体重50kgの女性の基礎代謝量の平均値は1,180Kcalですが、60歳だと同じ体重でも1,035kcalと少なくなります。
これは筋肉が年齢とともに減少することで、数字が落ちるのですが、20代でも毎日数分の徒歩のみで座りっぱなしの人の中には、筋肉量が50代後半だったという人もいるものです。

基礎代謝を高めて、毎日エネルギーを効率よく消費できる体を作るためにも、キャベツをよく噛んで食べる以外に、きちんと体を動かす習慣も、無理のない範囲で始めていきましょう。

Tweet