白湯ダイエットのやり方と注意点 正しく行うためのQ&A
水道水とやかんやお鍋があれば誰でも始めることができる白湯ダイエットは、とても手軽な方法であるにも関わらず、美肌や冷え性改善、便通の解消、免疫力アップや自律神経を整える効果など、様々な美容、健康効果も期待できる、とても魅力的なダイエットです。
しかしそんな白湯ダイエットも、やり方を間違えてしまうと、思ったような効果が実感できなかったり、逆に体がむくんでしまうということにもなりかねません。
せっかく行うからには正しい方法で確実にダイエットをしていきたいものです。
白湯ダイエットのやり方と注意点についてご説明していきます。
Q1:白湯ダイエットの正しいやり方は?
白湯ダイエットの方法は、白湯を毎日飲み続けるというシンプルな方法です。
しかしやみくもに大量の白湯を飲んでも効果を実感することはできません。
1日800mlを目安に摂取していきましょう。
飲むタイミングとしては、朝起きた時、食事の際の飲み物として、入浴後の水分補給や就寝前のリラックスタイムなど、自分の続けやすい時間帯で1日3、4回コップ1杯程度の白湯を飲みます。
ただし、白湯は勢いよく飲むのではなく、コップ1杯を5分から10分ほど時間をかけてゆっくり飲むことが肝心です。
ゆっくり白湯を体に入れることで、体内が少しずつ温まり、内臓の活動や新陳代謝がアップして、血流も良くなり、スムーズに老廃物を排出できるようになります。
Q2:白湯の温度は何度くらいがいいの?
白湯ダイエットに使用する白湯は、いわゆる湯冷ましと言われているもので、昔から薬を飲むときや体調の悪いときに愛飲されてきた飲み物です。
作り方はやかんで水道水を沸かし、沸騰したら15分程蓋を開けて放置して、火を止めて冷ますだけ。
体を温めることでダイエット効果を発揮するものなので、飲む際の温度は50度前後が良いと言われています。
内臓は温めることでより活発に働くことができますし、体を温めると血流が改善されるだけでなく新陳代謝もアップしてより痩せやすくなります。
注意点としては、必ず一度沸騰させて冷ましたものを使用するということ。決して時間がないからといって、お湯を水で薄めたりしないようにしましょう。
Q3:ポットのお湯を使ってもいい?
やかんで水道水を沸かしたいけれど、忙しい朝にそんな時間はない、という人も少なくないかもしれません。
そんな場合には、やかんではなくポットのお湯でも白湯を作ることができます。
その場合は電気ポットに水道水を入れて沸かし、コップに注いで50度前後に冷ましてからゆっくり飲みます。
電気ポット以外にも、電子レンジでも白湯を作ることはできます。コップに水道水を入れて、2分程加熱すると熱湯を作ることができるので、冷ましてから使用しましょう。
本当はやかんやお鍋でしっかり加熱した白湯が理想ですが、どうしても時間がない場合は、電気ポットや電子レンジを使用して、効率よく白湯を作ることもお勧めします。
Q4:食事制限もした方がいいの?
通常のダイエットは、ご飯やパンなどの糖質を減らしたり、揚げ物や炒め物などの脂肪分を極端に避けたりする食事制限をすることが多いですが、白湯ダイエットでは特に厳しい食事制限をしなくても、ゆっくり理想の体重へと落とすことができます。
ただし、何を食べても大丈夫というものではなく、やはりそこは常識の範囲内で、規則正しい食生活を心がけ、間食も極力避けるかダイエット効果をアップさせる食品を選ぶことが大切です。
毎朝食事前に1杯の白湯を飲むと、胃腸の働きが良くなり、美味しく朝ご飯を食べることができます。食事を抜くと次に取った食事が脂肪になりやすくなってしまうので、3食必ず食べるようにしましょう。肉、魚、乳製品、大豆製品、卵などのタンパク質を必ず1食にひとつは取り入れ、ビタミンたっぷりの野菜や、ご飯やパンなどの炭水化物もしっかり摂取するようにします。
食べる順番を野菜から食べるようにすると、血糖値の急激な上昇を抑えて同じ量食べても太りにくくなるので、お勧めです。
また、間食も白砂糖たっぷりの甘いお菓子やカロリーの高いスナック菓子は避けて、牛乳やコーヒー、紅茶、豆乳などの飲み物や、ドライフルーツ、ナッツ、ヨーグルトなど、体を作るのに欠かせないタンパク質やミネラル、ポリフェノールがたっぷりの食品を選んで取り入れていくとより効果的です。
腹八分目のバランスの良い食事を野菜から食べるように心がけて、白湯ダイエットの効果をさらにアップしていきましょう。
Q5:運動をしなくても白湯だけで痩せられる?
白湯を飲むだけで痩せられる白湯ダイエットは、確かに白湯を毎日飲み続けるだけで、新陳代謝を高め、老廃物を排出する効果が高まります。そのため、特に運動を取り入れなくても、少しずつダイエット効果を実感することはできます。
しかし規則正しい食生活とともに、やはり運動を組合せるとよりダイエット効果がアップするので、運動の習慣も始めていきたいものです。
特に運動前後に白湯をコップ1杯ずつ飲むと、新陳代謝が高まり運動によるデトックス効果もさらに上がるのでお勧めです。
ウォーキングや水泳、自転車やエアロビクス、ジョギングなど、有酸素運動を20分以上行うとより脂肪燃焼効果もアップするので、ぜひ白湯ダイエットに取り入れていきましょう。
Q6:白湯ダイエット中は他の飲み物はNG?
白湯ダイエット中にできれば避けたい飲み物
白湯ダイエットをしているときに、できれば避けたい飲み物が冷たい飲み物です。
冷たい飲み物は暑い季節や気分転換に飲むととても気持ちが良いですが、せっかく体を温めて内臓の働きや血流を改善してダイエットを行っているのに、体が冷えるような飲み物は逆効果になってしまいます。
甘い清涼飲料水は勿論のこと、アイスティーやアイスコーヒーなども体を冷やす上に、カフェインの利尿作用や胃腸への刺激にもなるので、できれば避けましょう。
温かい飲み物は気分転換に利用して
温かい飲み物は白湯ダイエット中に飲んでも大丈夫です。コーヒーや紅茶、緑茶、ハーブティーなどは一日に1、2杯を目安に、適量を気分転換に取り入れていきましょう。
ダイエット中の間食を減らすためにも温かい飲み物をゆっくり飲むことは空腹を紛らすことができるので、少量のお砂糖や蜂蜜を加えたり、牛乳や豆乳でラテを作って楽しむのもお勧めです。
Q7:妊娠中でもやっていい?
白湯ダイエットはその名の通り、白湯を一日数回飲むダイエットなので、妊娠中でも問題なく行うことができます。
特に妊娠中は体調がとてもデリケートでむくみやすく、少し塩辛い物を食べると、すぐに体重も増えてしまいがちです。
また妊娠中は通常時のようなスリムな体型を目指すダイエットよりも、体重を増やしすぎて起こる妊娠中毒症などにならないためのダイエットが必要です。
白湯を効果的に取り入れて、体内の新陳代謝や血流をアップし、デトックス効果でむくみを予防して健康な体を維持していきましょう。