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紫外線を浴びたらその日のうちにケアを!シミ対策の鉄則と美白化粧品



メイク落とし
多くの女性が勘違いしているのが、美白化粧品ができてしまったシミを消すための化粧品であるという点です。
残念ながら、できてしまったシミを多少薄くすることは可能ですが、完全に消すことができません。
美白成分のほとんどが、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」成分だからです。


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つまり、「予防する」ことがメイン。
厚生労働省に認可された<医薬部外品>の美白成分も、多くが「メラニンの生成を防ぐ」効果を認可されたものばかり。
できてしまったシミ・そばかすをなくす効果としては認められていないのです。

 

そもそも美白化粧品ってどんなもの?

肌は紫外線B波を浴びると、防御反応としてメラニンを生成するのですが、実はすぐには生成しません。紫外線を感受してから24時間~72時間以降にメラニンを生成することがわかっています。
なので、紫外線を浴びてから24時間以内にメラノサイトに働きかけ、メラニン生成をストップさせることができれば、シミをブロックすることができます。
いわゆる「紫外線を浴びなかったことに」することができるのです。
この作用が美白効果として認められており、メラニン生成を色々な段階でストップさせる美白成分があり、その美白成分が配合されている化粧品を美白化粧品と呼びます。

 

できてしまったシミは美白できないの?

美白成分の中で、メラニンの還元(白くする)作用をもつビタミンC誘導体やプラセンタなどの成分もあります。
しかし、この美白還元作用は公には認められていないのです。
薬事法でも、商品パッケージに「シミを薄くする効果があります」などと記載することを禁じています。
ビタミンC誘導体も医薬部外品の美白成分ですが、認められているのは「メラニンの生成を抑える」効果に対してなのです。

以前より美容医療においては「漂白作用」をもつ成分として「ハイドロキノン」が以前より使われておりました。
2001年より日本の化粧品にも配合することが認められたのですが、漂白作用は強く、肌に刺激になることや、化粧品としての配合が難しく、なかなか一般に広がりませんでした。
最近になって、ロート製薬からハイドロキノン配合の美白美容液が発売になり、話題になっています。

 

肌には刺激が強い漂白成分

一方で、カネボウの美白成分「ロドデノール」の白斑問題もあり、美白成分においては、効果感だけでなく安全性も求められます。
ハイドロキノンも夢の美白成分のように伝えられていますが、自分の肌に合うかどうかは、肌の目立たない部分でテストをしてから使用するのがおススメです。

 
一度シミを作ってしまったら、美白化粧品を使用しても長い時間がかかることがお分かりいただけたと思います。
シミは作らないのが一番!
紫外線を浴びてしまったと感じたら、その日の夜のうちに、しっかり紫外線の記憶を消してしまうように美白化粧品でケアしておきましょう。

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