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その美白成分…本当に大丈夫ですか?2つの美白成分を実際に使ってみたわたしの体験談



美白

 

美白化粧品で、お肌にまだらの白斑ができてしまった。日本国内でこのようなクレームが相次ぎ、製造元の国内メーカーが謝罪とともに、大慌てで回収を呼びかけ・・・。
このニュースは、皆さんの記憶にも新しいところなのではないかと思います。

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ロドデノール

その美白化粧品に配合されていた成分は「ロドデノール」。
白樺の樹脂やメグスリノキなどに含まれている成分であり、メラノサイトに働きかけ、メラニン色素の生成を阻害するといわれています。つまり、天然植物性の成分であり、安全性は高いと考えられています。

それならばなぜ、前述のようなまだらの白斑が現れてしまったのでしょうか?

 

 

原因はわかっていません

実は、まことに残念なことにその原因ははっきりと究明されていません。
現在までに分かっている情報としては、「ロドデノールがメラニン色素抑制能力の高いチロシナーゼと結合すると「ロドデノール代謝物」が生成され、この成分が過剰に生成された場合には、白斑を引き起こす要因となる場合がある(国内メーカーと日本皮膚科学会による共同研究結果発表より抜粋)」というもの。

 
また、今回まだらの白斑が現れたのは、問題の美白化粧品を使用した方の約2%(推定)程度であるといわれています。つまり、使用した方すべてに症状が現れるというものではないため、それがなにを意味するのか、今後の研究成果に注目が注がれています。

 

 

ハイドロキノンもよく見かける成分です

そしてもうひとつ。
美白成分を代表するものに「ハイドロキノン」があります。この成分は肌の漂白剤という異名を持っており、高い美白効果を期待することができるというのも納得ですね。
ところが、このハイドロキノンもまた、用法・用量を誤ると副作用が現れることがあります。

 
実は私自身、「ハイドロキノン」+「トレイチノン」でパンティーラインにできてしまった傷跡の黒ずみ治療を行ったことがあるんです。
それでは、私の体験を交えながら、「ハイドロキノン」+「トレイチノン」で行う美白について、お話をさせて頂くことにしましょう。

 

 

ハイドロキノンにも副作用はあります

ですが、私が美容外科を訪れ、医師に症状の説明をしたところ、薬を処方される前に次のような説明を受けることができました。

特にハイドロキノンは皮膚を白くする強い成分であり、ご使用後、赤み、かゆみといった、かぶれたような状態になることがあります。
それは汗をかくとさらにひどく現れることがあります。また、同時に使用して頂くトレイチノンは、角質を剥がして新たな皮膚を出現させるために使用しますが、ハイドロキノンと同様の症状が現れます。
このような症状は使用開始直後から現れますが、薬の影響ですのでビックリしないで下さいね。
また、トレイチノンは紫外線に反応し、色素沈着を起こしてしまう可能性がありますので、くれぐれも紫外線には当たらないように。

 

つまり、炎症が起こるということ

私は美容外科を訪れた日の夜、早速患部に薬を塗布して就寝しました。
翌日。なんてことはない。炎症は起こっていませんでした。
そして、翌々日。

 
きました、きました、真っ赤な腫れと、猛烈なかゆみ!ですが、事前にきちんと説明を受けていたので、特に驚くことはありませんでした。
ところが、やがて薬をつけていない部分にまで赤みとかゆみが広がったので不安になり、お世話になっている美容外科へ電話で問い合わせてみました。
すると、医師の説明は次のようなものでした。

 
「それは、汗で薬が別の場所へ広がってしまったのでしょう。そして、薬の付け過ぎも考えられます。くれぐれもつけすぎないように気をつけて下さいね。心配はありませんが、あまりにも辛いようなら、1日空けてみて下さい。あと2ヶ月は辛いと思いますが、信じられないくらい綺麗になりますから、頑張りましょうね」

 
あと2ヶ月!気が遠くなりそうでしたが、どうしても傷跡を治したかったので、私は腹をくくりました。

 
処方された薬は2週間分。薬がなくなりかけ、再度美容外科を訪れました。そこでさらに2週間分の薬を処方されましたが、次のような注意を頂きました。

 
「今回さしあげた薬がなくなったら、2週間ほど間を開けます。ですので、薬がなくなってから、また2週間後にいらして下さい。それと、かゆみはまだ続きますが、くれぐれも引っかいたりしてはダメですよ」

 

 

不安は続きます

医師にはバレていました。あまりのかゆさに、ついついひっかいしまっていたこと。でも、なぜ2週間のインターバルが必要なのでしょうか?
それは、どちらも成分が強い薬であるため、長期の連続使用により耐性がつき、効き目が薄れる恐れがあるからなのだそうです。
医師のこの言葉を受け、ほっとした私。
というのは、かゆいのも辛いのですが、薬にかかる費用に不安があったからです。
2種類の薬を2週間分で、約2万円。初診の月は、実に4万円の費用がかかっていたんです。
今後は月2万円。それでも決して安価とはいえないでしょうが、ひとまずほっとしたことは事実です。

 

 

半年かけて傷跡は薄くなってきました

その後、約6ヶ月の治療を行い、傷跡はかなり薄くなりました。
その後、ハイドロキノンより効果に優れ、副作用の心配のない「ルミキシル」という成分に惹かれ、この成分配合のクリームに切り替えました。くのクリームは医薬品ではありませんので、通販などでお手軽に購入することができます。ですが、お値段は10ミリリットルで5000円くらい。やはり高価です。これで約2週間分。
効果はきちんと現れましたが。

 
そして現在。症状が気にならないほどに回復してはいますが、第2種医薬品であるクリームを使用し、それなりの効果は得ています。

 
私の場合では、気になっていた傷跡(美白を行いたかった部分)がパンティーラインあり、普段人目に触れる部分ではなかったことがなによりも幸いでしたが、あなたが現在、外部に露出する機会の多い顔や腕などに問題を抱えているのであれば、薬や化粧品の成分をしっかりと理解するとともに、副作用の有無をきちんと確認しておきましょう。
また、効果の高そうな化粧品を見つけた場合でも、ひとまずその化粧品に配合されている成分を確認し、慎重に使用することを心がけましょうね。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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