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ミネラルファンデーションに含まれる酸化鉄・酸化亜鉛という成分



ミネラルファンデーションの主成分について、説明をしていきましょう。 ここでは「酸化鉄」を取り上げます。

化粧品

「酸化鉄」というのは、文字通り、「鉄が酸化したもの」で、ざっくばらんにいうと鉄錆なのですが、一言で鉄錆といっても、様々な種類に分類していくことができます。そのなかでも、酸化鉄(Ⅲ)と呼ばれるものの一部は、化粧品などの色素としての利用が可能とされます。

簡単にいうと、酸化鉄は、ミネラルファンデーションの色みに関係している、といえます。

たとえば、もっと赤みを強くしたい、とか、もっと黄みを強くしたい、といった場合などの色調整に使われているのですね。この酸化鉄は、有機物ではないため、化粧品の素材としては、大変幅広く利用されてきている、安全性の高いものとなっています。

次に「酸化亜鉛」について説明していきましょう。


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「亜鉛華」とも呼ばれる酸化亜鉛は、軽くて白色の粉末状になっています。そして、純度が高いものは透明にもなります。水には解けない性質を持っており、熱を加えて300度になると黄色になっていきますが、冷やしていくと、元の白色に戻るという面白い特徴もあります。

毒性はなく、硫化水素でも黒く変色しないので、顔料として重宝されてきている物質です。ミネラルファンデーションのような化粧品のほか、医薬品、軟膏などにも利用されています。産出地としては、おもにアメリカ合衆国内の2つの鉱山からしか産出しない、希少鉱物であることも特色としてあげられます。

酸化亜鉛には、穏やかな収れん作用・消炎作用があります。皮膚の保護薬として、また化粧品として長期使用しても安心であるばかりか、皮膚再生、傷の治癒を促進させる、紫外線を拡散させる、といった、嬉しい効果もあります。

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