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「ファンデーションに含まれるマイカという成分と二酸化チタンとは



メイク道具

ファンデーションに含まれるマイカという成分

ミネラルファンデーションという名前、昨今では当たり前のようによく聞くようになってきました。オンリーミネラルなどが人気です。さて、このミネラルファンデーション、普通のファンデーションといったいどこが違うのでしょうか。通常のファンデーションとどういった点が違うのか、ミネラルファンデーションの主な成分から、ご紹介していきましょう。

まずは、「マイカ」と呼ばれる成分についてです。このマイカというのは、日本名では俗に「雲母」と呼ばれている鉱石のことなのですね。製品として、使用する際には、花崗岩や雲母片岩を粉砕して作られます。

「金雲母」「白雲母」「黒雲母」などの種類がありますが、ミネラルファンデーションだけでなく、電気絶縁材料としても使用されてきた歴史のほうが非常に長く、その特性は非常によく知られているところとなっています。

宝石で有名な「水晶」などにも含まれる、「ケイ素」などの元素が主成分となっています。結晶の構造が特殊なために、粉状にした場合、ツヤ感が非常に際立つ素材です。

たとえば、石鹸の泡の原理と同じなのですが、この「マイカ」は様々な色調が出せるため、「パールマイカ」とも呼ばれています。

また、15um以下という非常に微細な粉状にもできる「マイカ」は、見た目には、ツヤを出したり、キメの細さをだしたりする効果があります。そのため、この二つの効果の相乗でベルベットの感触と、光沢感を出してくれるわけですね。

このため、従来から様々な化粧品の素材として使われてきたものなのです。


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ミネラルファンデーションに含まれる酸化チタンという成分

ミネラルファンデーションには、「酸化チタン」といわれる天然由来の物質も含有されている場合が多々あります。

では、「酸化チタン」とは一体、どんな物質なのでしょうか。

酸化チタンは、通常見るものでは粉末状で、水に解けない性質をもっています。自然界からは、金紅石、鋭錐石 板チタン石の主成分として産出されています。

光電効果を持つ金属酸化物で、屈折率はダイヤモンドよりも高いそうです。これは、考えてみればすごいことですね。

また、粉状にするには、ナノテクノロジーが用いられています。 白色をしており、化粧品の原料としてはベースメイク・アイテムによく使われていることが多い物質です。

よく日焼け止めが目的の化粧品に記載されている「紫外線散乱剤」というものは、この「酸化チタン」を指して表現されているものです。 また、そのほかの効果としては、皮膚の凹凸をカバーしてくれる、というものがあります。

価格的に高価な原料のため、市販のものですと、それほど多くの量が入っているわけではありません。

それでは、酸化チタンの毒性について説明させていただきましょう。 市販品に原料として混ぜられているのは、酸化チタンのなかでも「二酸化チタン」といわれるものです。

これは、化学的に見ると安定した結晶性の粉末で、人間などの生体に対する作用というのは、ないと考えられるそうです。そのため、一般的な生活において、利用する市販品に混ぜられている程度の二酸化チタンに、何か発ガン性がある、といったことは考えにくいといっていいでしょう。

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