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福井県勝山市の地形遺産と暮らしの歴史。はたや記念館ゆめおーれ勝山で鶴の恩返し体験!



はたや記念館ゆめおーれ勝山

 

勝山市平泉寺町壁倉から永平寺町大渡までの約20キロメートルに渡り、河岸段丘(かがんだんきゅう)と呼ばれる地形になっている。
河岸段丘とは、地盤変動や火山活動、氾濫などにより河川の地形が大きくでこぼこと段々になった状態。そのため、勝山市内の街並みは坂が多く、また猪野近辺では高低差が約13メートルの壁が続いており、不思議な景観が見られる。

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク①
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク②
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク③
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク④

 

 

七里壁

九頭竜川(くずりゅうがわ)の岸にできた河岸段丘。
勝山市役所近辺には、かつて“勝山城”があったため、石垣を積み上げた街並みが続いている。城下町のなごりが感じられる情緒ある雰囲気。
また、勝山町では文化財でもあり奇祭とも言われている“勝山左義長(さぎちょ)”が名物だ。
毎年2月の最終土曜日・日曜日に開催され、各町内に組まれた櫓(やぐら)では、太鼓や笛が鳴り響き町中が賑やかに盛り上がっている。
もちろん城下町の雰囲気はあるが、普段は閑散としているので、せっかく行くならこの時季がお勧め。
また、フィナーレには、祭りが無事終了したことを感謝して、注連縄や門松、御札などを一斉に焼き尽くす“どんど焼き”が待っている。勝山駅前、九頭竜川の河川敷で豪快に燃え上がる炎は、圧巻の美しさだ。

 

 

大清水(おおしょうず)

勝山市の町中にある“湧き水”。
河岸段丘の階段状の地形の影響で、雨水などが下の段へと徐々に浸透していき、湧き水となって出現している。
昔から人々の生活用水としての役割を果たしていた。現在は、大清水公園として整備されており、自由に見学することができる。
ただし、柵などはないので、ドボンといかないように要注意。毎年7月の最終週末には、大清水まつりで灯籠流しが行われている。

 

 

はたや記念館ゆめおーれ勝山

明治時代から勝山で盛んだった織物業の記念館。
平成18年に勝山市の文化財に、翌年には国の近代化産業遺産へ認定されている。
常設展示のウエルカムゾーンでは、明治中期に使われていた糸燥機やはたおり実演などが行われており、なんと入館料は無料。
さらに2階はミュージアムゾーン(有料)で、糸繰り機などの昭和に活躍した機械たちがずらりと展示されている。
日本昔話「鶴の恩返し」に登場するのと同じタイプのはた織機を体験することができる。
残念ながら作品を持ち帰ることはできないが、鶴の恩返し気分は味わえる。
また、体験コーナーではテーブルサイズのはた織機でコースターの制作や、蚕のまゆ玉を使ったオブジェ作りなどができる。こちらは作品のお持ち帰り可能。

 

 

はたや記念館ゆめおーれ勝山アクセス情報

■開館時間:9:00-17:00
■入 館 料:ウエルカムゾーン(無料)・ミュージアムゾーン(350円)
■休 館 日:12月29日-1月2日
■所 在 地: 福井県勝山市昭和町1丁目7-40
■TEL:0779-87-1200
■URL:http://www.city.katsuyama.fukui.jp/hataya/index.php

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この記事は当ブログのライター「bohemian」が書きました。

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