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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは、日本一恐竜の化石が見つかる町にあります!



恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク

 

日本で一番、恐竜の化石が発掘されている福井県勝山市。
その勝山市全域を指定範囲とした恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは「地質あり・自然あり・化石あり」とジオファンならずとも十分に楽しめるスポットとなっている。

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恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク①
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク②
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク③
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク④

 

 

世界認定されていないのが不思議なくらい貴重な化石が発見されています

中でも、勝山で発掘された恐竜の化石は、歴史や学術的にも大変貴重なものばかり。そのため、化石には「フクイサウルス・テトリエンシス」「フクイラプトル・キタダニエンシス」「フクイティタン・ニッポネンシス」と「フクイ」の名までついているほどだ。しかし、これほど大地の成り立ちと生命の歴史が溢れているジオパークにも関わらず、世界認定をされていないのが不思議でならない・・・。

 

 

日本最大級の恐竜化石出没地帯!

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークの最大の魅力はなんといっても“恐竜の化石”だ。
元々、貝の化石が発掘される場所として有名だった勝山市北谷ではあるが、1982年に偶然、ワニの全身骨格化石が見つかった。
それを機に“もしや・・・”と、同じ場所で予備調査を開始。すると、肉食恐竜の歯を発見!“もしや・・・”が“やっぱり!”と確信になり、1989年『第一次福井県恐竜化石調査事業』として本格的に発掘が始まった。
大胆に崖を切り取ったところ、恐竜や動物の足跡の化石が見つかり、その後行われた第二次調査では、ついに肉食恐竜の骨格化石の発掘に成功!出るわ、出るわで2007年に第三次調査、そして2013年には第四次調査を開始している。
このようにして“掘れば出ること間違いなし”の日本一恐竜の化石が発掘される恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは確立されたのだ。基本的にジオは地層や断層、奇岩、岸壁が見所で、地味なものはかなり地味なため、ジオファン以外は楽しめないスポットもある。
しかし、この勝山ジオは、なんといっても恐竜の化石が売りなので、老若男女、カップル、ファミリー、色んな人々が楽しめるのも魅力の1つ。

 

 

恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークは、福井県が誇る観光地

「福井県の観光スポットと言えば?」そう問われると、案外観光地が思い浮かばない。むしろそれが福井県の特徴や個性でもある。
恐竜博物館としてこれだけ立派な施設があるにも関わらず、日本のグランドキャニオン“東尋坊”の方が知名度が高いのはなぜだろう。
そもそも、日本一恐竜の化石が発掘されている場所であることも、あまり知られていないのが現実だ。
スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ジュラシック・パーク』が大ヒットしたこともあり、1990年代、日本だけでなく世界は恐竜ブームだった。1990年頃といえば、ちょうど福井県が本気を出して化石調査に乗り出したころ。そして、発掘の集大成を展示した恐竜博物館の完成が2000年。
これで福井県の観光事業はほっかほかに!しかし、時代は宇宙ブームへと移り変わっていたのだ。
このように、ちょっと乗り遅れてしまった福井県は、ジオパーク推進にかなり力を注いでいる。
名刺、パンフレット、看板などへオリジナルロゴマークの掲載を促したりなど、地道な努力を怠らない。
さらに、恐竜日本一のPRのために原付のナンバープレートを“恐竜デザイン”に変更。
勝山市は“走る広告塔”として市民にも勝山ジオPRのお願いをしている。ジオファンたちは、そんな頑張り屋の勝山ジオが世界認定される日を心待ちにしている。

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この記事は当ブログのライター「bohemian」が書きました。

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