最重要ポイントは「スッキリすること」!~意外と知らない便秘の定義
便秘とは何?
そう聞かれて、はっきり答えることができない人はいないと思います。
簡単に言ってしまえば、便が出ない状況がずっと続くこと……
非常にわかりやすい症状です。ですが、何日便が出なかったら、便秘になるのかという定義は実はないのです。
何日出なければ「便秘」と呼ぶの?
2日、3日便が出ない人が、便秘である場合もあれば、便秘でない場合もあるのです。
非常に曖昧な点があります。
そもそも排便というのは、個人的な要素が非常に強く、毎日出す人もいれば、数日に一回出すだけの人もいます。
また食事の量や、運動量、生活スタイルなどによっても便の回数は変わってきます。
そのため、毎日出さないとスッキリしない人もいれば、数日に一回でスッキリする人もいることになるのです。
便秘の定義はスッキリ感が重要なポイント
実はこの「スッキリ感」が便秘の定義で重要であり、「スッキリ」すれば、便秘ではないし、「スッキリ」しなければ便秘ということになります。
つまり、毎日出している人にとって、1日2日便が出なく、スッキリしない、体の調子が本調子ではないと感じた場合、それは「便秘」ということになります。
逆に、数日に一回しか便を出さない人が、数日に一回便を出し、スッキリしていれば、「便秘」ではないということです。
自分の感覚で便秘かどうかを判断する
ある意味で、非常にわかりやすいのですが、数字や、データで、便秘であると定義できない曖昧さというのは、便秘の存在を重要視しづらくなってしまう原因にもなるでしょう。
便秘を予防していく際には、自分で「~日便が出なかったら、注意しよう」と決めておくと良いです。
この「~日」という部分は、個人によって変化してきます。しかし一般的には「3日」という設定をしておくと、良い基準になる場合が多いです。当然2日になったり、4日になったりすることも人によってはあるでしょう。
トイレに行く時間帯を決めておく
また便をする時間帯などもできるだけ、決めておいたほうが良いです。
そのほうが、より便の回数を把握しやすくなります。
ただ、これは、その時間に必ず便をしなければいけないという縛りではありません。
出したくなったら、出すということが重要で、我慢をして時間に合わせる必要はありません。
もちろん無理をして出す必要もありません。
便にもリズムというのがあります。(正確に言うと腸のリズムです)
無理に我慢をしてしまっても、出そうとしても、そのリズムを壊してしまうことになり、便秘の悪化につながってしまうことがあります。
もっとも重要なのはスッキリすること
際ほども記しましたが、「スッキリ」するかどうかが重要です。
無理して出そうとして「スッキリ」しないというのも、ある意味では便秘と考えてしまえるでしょう。
我慢をした結果、便を出して「スッキリ」することもあります。
「スッキリ」という意味では良いかもしれませんが、我慢をするというのは純粋に腸や体に負担をかけてしまうことになるので、あまりしないほうが良いです。
便を溜め込んでおくメリットがありません。
我慢は極力しないほうが良いでしょう。