体験しなきゃソン！日本酒化粧水の驚きの効果とは？

 
最近、天然成分なのにお手頃価格で美白効果が高いと注目されている日本酒化粧水。まだ使ったことのない人もいると思います。どんな成分でどんな効果があるのか、徹底的に調べてみましょう。

日本酒化粧水の効果とは

日本酒の美白効果と美肌効果は、昔から知られています。
日本酒を作っている杜氏の人たちの肌が白くきれいだというのはよく言われています。
また、京都の芸者さんがお客が残した日本酒を肌につけていたとか、シミ対策ができる化粧水として使われていたという話も伝わっています。
そして現代では、日本酒化粧水を使って、シミが薄くなった、肌がなめらかになったという効果が実感されています。

私も使ってみましたが、肌につけた翌日から、肌がすべすべに変わったのを感じました。数日すると、シミが薄くなってきたのも感じられました。
強力な美白効果の理由は、シミの元となるメラニンを作らせないという頼もしい日本酒の成分にあります。
では、どんな成分が含まれているのか、その効果と合わせてチェックしてみましょう。

日本酒化粧水の成分とは

成分表示では、コメ発酵エキスと表示されています。コメ発酵エキスの成分としては、米こうじ酸が主成分になり、そのほかに、アミノ酸や有機酸、グリセロール、フェルラ酸、α-エチルグルコシド、糖類、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。

そもそも日本酒は、米に麹菌を混ぜて培養し、米こうじを作ります。米こうじの生成過程、つまり麹菌が発酵する過程で作られるのがこうじ酸です。もともと麹菌には、アミノ酸などの栄養が満載なのですが、それはこうじ酸にもそのまま引き継がれます。

抗酸化作用としては、細胞が老化するのを防ぐので、肌を健康に保つことができます。
保湿作用は、しっとり肌になれるということですね。
美白作用は、メラニンの生成を抑える力があるので、シミ対策に役立ちます。

日本酒化粧水に含まれるおもな成分

米こうじ酸

日本酒化粧水の成分として中心になる、米こうじ酸の美容効果は多岐にわたります。その中心は、美白効果と糖化予防です。

・美白効果
美白成分としてよく知られているハイドロキのンとトラネキサム酸と同じくらいの効果があると考えられています。そして、その2つに比べて副作用がなく、誰にでも使える成分でもあります。

メラニン生成に必要な酵素チロシナーゼのはたらきを抑制します。具体的には、チロシナーゼがはたらくには銅イオンが必要です。米こうじ酸はこの銅イオンと結びつき、チロシナーゼが使うのを防ぎます。このため、新しくメラニンを作り出すことができなくなるのです。

・糖化予防
肌の黄ぐすみは、肌がさびつく糖化の現れですが、米こうじ酸は、糖化も予防します。
糖化は、肌のたんぱく質と糖が反応することにより、AGEsという糖化物質を生成します。これがシミ、しわなどの老化現象を引き起こすとも考えられています。こうじ酸は、AGEsの生成を抑える作用があるので、肌を若々しく保つことができるのです。

そのほか、こうじ酸は、浸透能力が高いのも特色です。こうじ酸の分子構造はとても小さいので、わずかなすき間から肌の奥へと浸透していきます。

アミノ酸

アミノ酸は、ワインの10倍以上も含まれていると言われています。
アミノ酸として、グルタミン酸、アラニン、ロイシン、アルギニン、セリンなど20種類以上が含まれています。

アミノ酸は肌を作るたんぱく質のもととなる栄養素ですから、塗るだけで肌に欠かせない栄養分が肌にしみ渡るということになります。肌にもともとある天然保湿因子(NMF)もアミノ酸が主成分ですから、美肌に欠かせない成分が、日本酒には詰まっているわけですね。

とくに保湿に関しては、天然保湿因子の元となる、セリン、グリシン、アラニン、スレオニン、アスパラギン酸などの必要不可欠なアミノ酸が含まれています。また、一説には、肌の保湿成分であるセラミドも含まれているとも考えられています。
このように、肌にもともとある保湿成分にとても近い成分が入っているということなので、肌なじみが良い化粧水になるわけですね。

フェルラ酸

フェルラ酸は、米ぬかから抽出されるポリフェノールの一種です。抗酸化作用がきわめて高いのが特徴です。美容効果としては、アンチエイジング効果が高く、美白効果もあります。健康効果としては、がん発症の抑制や血糖値や血圧を下げる作用、認知症治療にも効果があると言われています。

・抗酸化作用
フェルラ酸は、フリーラジカルに水素を提供し、活性酸素を還元するはたらきがあります。体の細胞を老化させるフリーラジカルを取り除くことができるので、肌細胞が若く健康になるというわけですね。

・美白作用
フェルラ酸は、酵素チロシナーゼのはたらきを抑制します。チロシナーゼは、メラニン生成に欠かせない酵素ですが、これが抑制されることで、メラニン生成が抑えられます。

・健康効果
フェルラ酸の健康効果もたいへん注目されています。認知症や物忘れの対策になるとされ、フェルラ酸のサプリメントも発売されています。

α-エチルグルコシド

角質層を作るサポートをするはたらきがあります。

α-GG（α-グルコシルグリセロール）

日本酒を飲む時のうまみ成分であり、ほんのわずかしか含まれていない希少な成分です。ヒアルロン酸やコラーゲン生成をうながし、角質層に水分を浸み込ませる作用があります。髪の毛の成長をうながす物質IGF-Iを増やすことができる成分です。

アセトアルデヒド

血管を広げる作用があります。

アデノシン

血管の収縮を妨害します。アセトアルデヒドとの相乗効果で、血行が良くなります。

醸造アルコール

純米酒以外の日本酒には、醸造アルコールが加えられています。これは、いわゆるエタノールと呼ばれているアルコールで、化粧品にもよく添加されているものです。肌への成分の浸透やひんやりする収れん作用、防腐作用があり、日本酒の場合は香りを引き出す役割もあります。

麹菌パワーが美肌に導く！

日本酒化粧水には、肌に嬉しい成分が満載です。
強力な美白効果や抗酸化作用は、日本酒を生み出す麹菌の力なのですね。それにしても、メラニン生成を阻害するこうじ酸のパワーは頼りになります。そして、そのほかの成分も、美肌を引き出すのに役者がそろっています。

まだ日本酒化粧水を試していないという人は、この機会にぜひいちど、使ってみて下さい。きっと効果をあなたの肌で実感できると思いますよ。

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