手作りレシピを公開！尿素入り化粧水の作り方とアレンジ方法

 
保湿効果や優しいピーリング効果まである尿素を配合した化粧品は、市販品でも比較的入手しやすいお値段のものが数多く販売されています。

しかし尿素自体はドラッグストアや手作り化粧品の材料を扱うお店で購入すれば、数百円から1,000円前後という非常に手頃なお値段でたっぷり購入することができます。
このことからも、一回の化粧水でわずか数gしか必要ない尿素は、手作りすれば驚くほど安価で化粧水を作ることができます。

そんな顔だけではなく全身にたっぷり使える、尿素配合の手作り化粧水の作り方をご紹介したいと思います。

基本の尿素手作り化粧水の作り方

【用意するもの】
・精製水 200ml
・尿素 5g
・グリセリン5cc

【作り方】
(1) 清潔なローションボトルに、尿素5ｇを入れます。
(2) (1)に精製水とグリセリンを加え、尿素が溶け切るまでよく振り混ぜます。

出来上がった化粧水は冷蔵保存で1週間から10日程を目安に使い切りましょう。

尿素やグリセリンはドラッグストアなどでも購入できます。日本薬局方のものだと品質も確かで安心して使用できるのでお勧めです。
顔ではなく、手足に使用する場合は尿素の量を7g～10g程度まで様子を見ながら少しずつ増やしていき、自分に合った濃度を見つけていきましょう。

高保湿タイプの尿素手作り化粧水

基本の化粧水に、手作り化粧品の材料のお店や100円ショップなどで購入したヒアルロン酸原液を少量加えると、よりしっとりした保湿効果の高い化粧水を作ることができます。
ただし、粉末状のヒアルロン酸は、たくさん加えるとジェルのように固まってしまうので、必ず商品に指示してある量を守って配合することがポイントです。

ヒアルロン酸が入手できる手作り化粧品の材料を扱うお店は、入手しやすいところで、オレンジフラワーというショップに粉末タイプのものが1g 700円から販売されています。
1gというとごく少量ですが、200mlの尿素配合化粧水に入れるなら0.1g程度で十分なので、約10回分作ることができます。

しかし0.1gを計る専用の機器は一般の家庭にはなかなか手に入りません。
そのため目分量になりますが、爪楊枝の先を少し水で濡らし、軽くヒアルロン酸の粉末をつけてついた数粒を化粧水へ溶かし込む方法が手軽でお勧めです。

また、100円ショップにも、液体のヒアルロン酸原液が販売されています。有名なところではダイソーのヒアルロン酸＋スーパーヒアルロン酸美容液（5ml 100円税別）がお勧めです。
200mlの化粧水に添加する場合は、そのまま5ml全部入れても大丈夫です。

このような液体のヒアルロン酸には防腐剤が添加されていますが、これはヒアルロン酸の商品を保持するためのもので、手作り化粧水を長持ちさせる効果はありません。
ヒアルロン酸を加えても、必ず冷蔵庫で保存し、1週間から10日を目安に使い切るように心がけましょう。
また、使用途中で異臭がしたり、浮遊物が浮いているなど、化粧水が劣化した様子が見られたら、日にちが経っていなくても、迷わず廃棄して作り変えることがポイントです。

200mlという量が使い切れない場合は、量を減らして、自分の使い切れる量を作ると、比較的無駄なく使い切ることができます。

美肌効果抜群！ハーブティーをベースにした尿素手作り化粧水

尿素配合の手作り化粧水の基本は精製水で作りますが、ベースを精製水からハーブティーに変えると、様々な美容効果を楽しむことができます。

ローズヒップティー

ローズヒップティーはビタミンCが豊富で新陳代謝を活発にする働きがあります。
尿素配合の手作り化粧水のベースに使用すると、尿素の保湿効果の他にも、ターンオーバーをスムーズなサイクルに整える効果や美白効果をプラスすることができます。

カモミールティー

カモミールティーは炎症を抑える効果や肌を外部の刺激から守る効果があるので、ニキビができやすい肌や敏感肌にお勧めです。
優しい香りも癒されるので、是非手作り化粧水に取り入れていきましょう。

緑茶

緑茶はビタミンCや殺菌効果のあるカテキンを含みます。そのため日焼けが気になる肌の美白化粧水として、尿素配合の手作り化粧水に加えていくと効果的です。

これらのお茶やハーブティーを手作り化粧水のベースとして使う場合は、1回分をその都度入れて使用するようにしましょう。
精製水の場合と同じく、冷蔵保存し、劣化が気になったらすぐに作り変えることがお勧めです。

エッセンシャルオイルをプラスする

ハーブティー以外にも、アロマなどに用いるエッセンシャルオイルを数滴入れるのも、香りや美容効果をアップさせることができるのでお勧めです。
肌に優しく、美容効果の高いエッセンシャルオイルをご紹介します。

ラベンダー

紫の可憐な花でもお馴染みのラベンダーは、甘い香りだけでなく、消炎効果や抗菌効果があるので、リラックスしながらニキビなどを予防することができます。

ミント

ミントにはペパーミントやスペアミントなど、色々な種類がありますが、だいたいどのミントも、優れた殺菌効果があることが特徴です。
手作り化粧水に加えると、清涼感のあるすっきりした使い心地になるので、暑い季節などには特にお勧めのオイルです。リラックス効果もあるので、気分転換したい時などにシュッとミント入りの手作り化粧水で水分補給すると、簡単にリフレッシュできます。

ティーツリー

ティーツリーは虫除けにも使用される、殺菌効果の高いエッセンシャルオイルです。また抗真菌効果があることから、水虫の薬としても使われています。
爽やかな香りが特徴で、女性だけでなく男性も違和感なく使用することができるオイルです。

 
どのエッセンシャルオイルも、化粧水へ配合する際には1、2滴から初めてみましょう。
相性の良いオイルは複数同時に加えることもできるので、自分だけのオリジナル化粧水を楽しんでみるのもお勧めです。

Tweet