ビクラムヨガ26種類のポーズをご紹介③:屍のポーズを終えて初めて「ヨガ」になる
ビクラムヨガのポーズを順番に解説しています。
Standing Separate Leg Stretching Pose(ピラミッドのポーズ・Dandayamana-Bibhaktapada-Paschimotthanasana )
両足を広げ頭を床につくのに前屈するポーズです。
Triangle Pose(三角形のポーズ・Trikanasana)
これも難しいポーズで、下半身に力が入らないと上半身が支えられずぶれてしまいます。
Standing Separate Leg Head to Knee Pose(スタンディング・セパレート・Dandayamana – Bibhaktapada – Janushirasana)
膝に額をつけ前屈ポーズですが、この息苦しいポーズが甲状腺にとてもいい効果を現すそうです。
Tree Pose(立木のポーズ・Tadasana)
集中力が必要なポーズです。片足をビキニラインまで手で持ち、もう一方の足で体を支えます。この時も膝を伸ばしきって立たなくてはいけません。
Toe Stand(Padangustasana)
立ったままでする最後のポーズです。
ただこのポーズは立ったままと言うよりは、立った状態から両手を胸の位置で合わせ、片足の爪先だけを使い、膝を曲げていき座る状態でバランスととるというポーズです。
しかしこの状態で、このポーズが出来るのは上級者クラスなので、立った状態から両手を胸の位置で合わせたら、ゆっくり前屈し両手を床につけ膝を曲げて座る形に持っていくのが一般的です。座りながらバランスを取るこのポーズはお尻が浮く状態でなくていけませんので、足のかかとにお尻が乗らないように注意しなくてはいけません。
屍のポーズに入ります
さぁこれで終わりではありません。
ヨガの中で一番難しいとされているポーズ。それは生きているのに死んだようにポーズをしなくてはいけません。生きているのに死んだポーズをすることは思うように出来ません。黙っていても心臓は動いていますし体中に血液も流れています。
Dead Body Pose(しかばねのポーズ・Savasana)
このポーズが心身の完全な休息を学ぶポーズです。目を瞑らずに呼吸さえ意識してしてはいけないのです。一見、一番簡単なようでそうではないのがこのポーズです。瞬きもせず体も動かさず何も考えず、2分間じっとしたままな状態を保ち続けることはとても難しいことです。
ここからが「ヨガ」です
ビクラム氏曰く、ここからが本物のヨガの始まりなのだそうです。
今までは立ちながら休みなくバランスを取りポーズをとっていましたが、ここから先は仰向けになったりうつ伏せになったり、座ったりしながらするポーズへと続きます。
立ったままのポーズは下半身の強さを作り、これから続くポーズは上半身の柔らかをを作るポーズともいえます。同じポーズを2回繰り返しますが、ポーズが終るたびに20秒毎にDead Body Pose(サヴァサナ)とシットアップがあり、ゆっくりした気持ちで出来る、そして強い腹筋を作るヨガともいえます。