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カトリックの総本山は芸術作品の宝庫!サン・ピエトロ大聖堂のみどころ



サン・ピエトロ大聖堂 バチカン市国
 
世界で一番国土面積が小さく、国全体が世界遺産に登録されているバチカン市国。そのバチカン市国にある「サン・ピエトロ大聖堂」は、カトリックの総本山として、教会を語る上ではずせない大聖堂だ。国土面積は世界最小だが、教会の建築規模は世界最大!


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この大聖堂はキリストの一番弟子であったペトロの墓地として、四世紀に建設されたといわれている。その後、15~17世紀に再建築がされ、この際にはルネサン期の芸術家、建築家として名高いラファエロやミケランジェロが携わっている。また、大聖堂の北側にはローマ教皇の住居であるバチカン宮殿があり、宮殿内にはバチカン美術館(博物館)が併設されている。なんと見学可能な部屋は1400室以上で、全部を見学しようと思ったら1週間はかかってしまう。美術館の貯蔵品は、歴代ローマ教皇のコレクションであり、カトリック教最高芸術の集大成でもある。

 

サン・ピエトロ大聖堂の見どころ

カトリックの歴史や心得がわからなくても、しっかり堪能できるサンピエトロ大聖堂。ミケランジェロ、ラファエロ、ベルニーニなど大御所芸術家による数々の作品には言葉を飲む。これぞカトリックが誇る世界遺産!

 

身廊

入口から聖ペトロの椅子へと続く通路の柱、床、壁には余すところなく装飾が施されている。1つ1つじっくり見たら、祭壇までなかなかたどり着けない。身廊から祭壇を見た景観もまた素晴らしい。

 

ピエタ像

ミケランジェロの傑作「ピエタ」は、身廊に入って右手前、ピエタ礼拝堂に安置されている。処刑されたキリストを嘆き、抱きかかえる聖母マリアの大理石の彫刻。ダビデ像と並び、ミケランジェロの最高傑作であり、ルネサンス美術の最高峰とも言われているので見逃せない。石像とは思えない、隆線が今すぐにでも動き出しそうな雰囲気だ。やはり、超有名芸術とあり、人だかりは凄まじいので、なかなか近づけない。

 

主祭壇 ブロンズの天蓋

ローマ教皇のみがミサを行うことができる祭壇で、この地下には聖ペトロが安置されているといわれている。メインとなる像や装飾品は大理石が多い中、ブロンズでできているのが珍しい。ちなみに、この天蓋より先はお祈りの場所なので、入れるのはカトリック教徒のみとなっている。

 

クーポラ

ブロンズ天蓋の真上にあるドーム状の天井で、設計はミケランジェロが担当。クーポラには360度窓がついており、いつも光が入るように設計されている。大聖堂内に差し込む光は幻想的で大変美しい。
このクーポラにはエレベータで上がることができる。また、らせん状の階段をのぼって徒歩で行くことも可能。階段は非常に狭く、下りはらせんの渦に吸い込まれそうになるので注意。また、クーポラの屋上からはサンピエトロ広場とローマ市内の眺望がすばらしい。

 

聖ペテロの椅子

主祭壇の奥にあるベルニーニ作の聖ペテロ椅子。宙に浮いた椅子をとりか囲んでいるのは、神学者のアンブロシウス、アウグスティヌス、アタナシウス、クリソストムスの4人。

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この記事は当ブログのライター「bohemian」が書きました。

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