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隠岐ジオパーク祝☆世界認定!ココの魅力を伝えます



世界認定された隠岐ジオパークの魅力を3お伝えします。地球の中心から湧き出すようなエネルギーを感じてください。

ジオパーク

 

もともと隠岐には、八尾川や樹齢800年の乳房杉、壇鏡の滝など歴史と自然が生んだ観光資源が豊富にある場所。その隠岐諸島が、2013年9月に世界ジオパークの仲間入りを成し遂げ、注目度、急上昇中!世界が認めた隠岐ジオパークの魅力とは!?

 

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そもそも隠岐ってどこ?

隠岐は島根県の半島から北へ約50km、日本海に浮かぶ有人島と無人島からなる諸島。

主に4つの島で構成されているが、その他に小さな島々を数えると約180島にもなる。知夫里島(ちぶりじま)、中ノ島(なかのしま)、西ノ島(にしのしま)の3つの島を合わせて島前(どうぜん)と呼び、一番大きな島である隠岐の島町(面積242.95k㎡)を島後(どうご)と呼ぶ。

実は、韓国との領土問題になっている竹島も隠岐諸島の1つ。

 

 

隠岐ジオパークの特徴

隠岐はユーラシア大陸の一部だった時代やワニが生殖していた痕跡、火山島だった時代など、様々な大地の変動により生まれた諸島のため、珍しい生態系が見られる。

そのため、 ジオパークとして指定されている範囲は、諸島全体とその海岸から1kmの水域までと、言わば隠岐そのものがジオパークとなっている。

見所は、100ヶ所以上とされており、これらを全て見るには、2泊3日ではおさまり切らないのが現実。しかし、「歩けばジオに当たる」これこそが、隠岐ジオパークの最大の魅力でもある。

 

 

祝!世界認定!

2013年9月9日、“隠岐ジオパークが世界認定!!”と、ジオファンにとって喜びのニュースが飛び込んできた。

韓国で開催された第3回アジア太平洋ジオパーク大会において、隠岐は「地球の成り立ちを知る重要な地質資源がある」と、世界ジオパークへの認定が決まったのだ。

この世界認定により、観光資源の少なかった島根県にもジオバブル到来か!?と思ったのは島根県庁だけでなくジオファンも一緒。しかし、その華々しい隠岐ジオパーク世界認定の日は、オリンピック開催地が東京に決まった日とかぶってしまったのだ。これにより、テレビ、新聞、ラジオなど、マスメディアのトップニュースは、オリンピック関連に独占されることとなった。世間は「お・も・て・な・し」一色に染まってしまったが、島根県の「ジ・オ・バ・ブ・ル」は確実に近づいている。

そして、ジオファンとしては、隠岐を「美しい景色のある観光地」に留まらせて置くのはもったいないのである。隠岐の地形が織り成す絶景には、歴史と大地のエネルギーが溢れ出ている。まさに地球からの「お・も・て・な・し」を感じられる場所なのだ。

これだけは見ておきたい!島後エリア編

隠岐自然館・隠岐ジオパークセンター

ジオパークビギナーの方や滞在日数の少ない方はまずここで予備知識を!
隠岐ジオパークの成り立ちや生殖する動物、植物などが模型やパネルなどで解説されているので大変わかりやすく吸収しやすい。

また、予備知識があると、実際のジオを目の前にした時の感動が倍増。奇岩や断層に歴史とロマンを感じられること間違いなし。西郷港から徒歩約1分なので、まずは隠岐自然館・隠岐ジオパークセンターへ!

 

塩の浜

様々な大地の成り立ちから生まれた隠岐が火山島だった時代の代表的な岩石が見られる海岸。この約550万年間続いた火山活動により、島前と島後ができあがったのである。
溶岩が流れる時にできた、白濁透明のアルカリ流紋岩が観られるのは日本でも大変珍しいことなので必見の価値あり。

サンセットのスポットとしてもロマンチック。

 

トカゲ岩

ジオパークの名物と言えばやはり奇岩。それらしく見える動物や物に例えて名前が付けられることが多い。
トカゲ岩は日本では最も濃度の高いアルカリ岩からできており、天然記念物にも指定されている。
断崖にへばりついている全長26メートルの巨大なトカゲの様に見える。
しかし、2000年に起きた震度6強の鳥取県西部地震で前足にあたる部分が崩壊してしまった。奇岩は角度が大事なので、がっちりそのものに見えるポイントを探るのも楽しみの1つ。

 

福浦トンネル

日本の土木建築の歴史も勉強できるトンネル。
明治から昭和にかけて交通網として人の手によって作られた福浦トンネルは、日本の土木遺産にも選定されている貴重なもの。
実はこのトンネルの地質がポイントとなっており、約600万年前の火山噴火の火砕流によりできている。
そのため、火砕流の内部を通れるトンネルとなっており、壁や天井を観察することができる。
現在は新福浦トンネルができており、旧福浦トンネルとして徒歩で見学できるようになっている。
電気などはないのでトンネル内は昼間でも真っ暗。懐中電灯必須で1人で入るのにはそれなりの勇気がいる。勇気のない方には旧・旧福浦トンネルがおすすめ。全長が約4メートルと短いので、恐がりさんでもじっくり見られるはずだ。

 

乳房杉(ちちすぎ)

岩や石ばかりではないジオパーク。

樹齢800年の乳房杉は隠岐最高峰の大満寺山の山頂付近にある。大変ユニークな造形をしており、タコなどの軟体動物のようだ。しかし、名前はタコ杉ではなく『乳房杉』。

垂れ下がった根は下垂根と言い、乳房のように見えることがずばり由来。

下垂根から空気中の水分を吸収して成長する不思議な生体である。夏や雨上がりには霧が立ち込め、なんとも幻想的な世界を見せてくれる。

西ノ島の主な見所

摩天崖

隠岐を代表する景観であり高さ257メートルの断崖絶壁の摩天崖。
写真に納まりきらない圧巻のスケールに、日本であることを忘れてしまう。崖の草原には馬や牛が放牧されており、のんきに草をむしゃむしゃ食べている。
そのため、最高の景色なのだが、気になるのは臭い。思いっきり深呼吸をしてリフレッシュしたいが、臭いはシビア。道路も牛が横切るので注意が必要。

 

通天橋

隠岐のパンフレットや観光ガイドにも度々登場する岩が侵食されてできた橋。アルカリの岩が長年打ち寄せる海の波により侵食されていき、ぽっかりと穴が開いた。
自然が作り出した造形美である。国賀海岸の駐車場から徒歩10分の場所にある。

 

観音岩

奇岩の1つで細長く海から空へ向かって立つ姿が観音様のように見えることが由来。
4月中旬から10月上旬には、観音岩の先端にちょうど夕日が重なる神秘的な光景が見られる。夕日はまるで観音様の光背のように輝き、思わず手を合わせたくなる。

 

中ノ島の主な見所

明屋海岸(あけやかいがん)

約280万年前の噴火によりできた岸壁で、火山の噴出物であるスコリアによって赤色に輝いているのが特徴。離島ならではの綺麗な青い海がより一層美しい景観を作り出している。キャンプ場もあるので、夏はジオ派も海派も楽しめるスポット。

 

知夫里島の主な見所

赤ハゲ山

知夫里島にある標高325mの山で、登山ではなくハイキングとして楽しめるのも魅力。低いながらも頂上からは、隠岐諸島をパノラマで眺望できる。
春から夏には放し飼いにされている牛や馬とも出会える。ただし、山頂は山というより断崖絶壁となっており、柵などはないので要注意。
さえぎるものがないため、風もかなり強く、帽子などが飛ばされる危険あり。

 

赤壁(せきへき)

火山の断面からなる赤壁は昼間と夕方の2回見るのがポイント。火山の鉱物が海の潮により酸化し赤色を作り出している。

よく見ると赤だけでなく、黄色、茶色、紺色、紫色など様々な色がある。昼は崖部分の草原の緑とのコントラストがかっこいい。そして、夕日に照らされるとより一層赤が際立ち、ダイナミックな景色を見ることができる。

ジオファンは火山の断面というだけでテンションが上がるが、そうでもない人には「ダイナミック」「ロマンチック」がプラスアルファあった方が楽しめる。

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カテゴリ: 温泉・旅行

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