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もったいない!捨てないで!瓶の底にほんのちょこっと残ったアロマオイルの有効活用



アロマテラピー

 

精油を使い続けるとやがて残り少なくなってきます。
この残り少なくなった精油の使い方について悩んだことはないでしょうか?
思い切って捨ててしまう?こういう考えも出てくるでしょう。

しかしちょっと待ってください。
少し手間はかかりますが残り少なくなっても使える方法はあります。
今回はその方法についてご紹介します。

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残り少ないように見えて実はこんなに残っている!

精油が遮光瓶の底からわずか2~3ミリ程度の量まで減ってくるとなかなか瓶から精油が出てきてくれません。
しかし、瓶底から2~3ミリと言えども実は残り少ないとは言えないぐらいの量なのです。
数学的なお話になりますがお付き合いください。

 

 

実際、どれくらいの量が残っているの?

10ml容量の精油を例にご説明します。その瓶の中に瓶底から2ミリの精油が残っているとしましょう。
どのブランドの精油かによって多少誤差はありますが、10ml程度の精油だと遮光瓶の底の直径は約2.5センチです。ということは半径1.25センチですね。

 
この情報を元に、残り精油の容積を求めてみましょう。
遮光瓶は円形なので円柱の体積を計算する要領です。
円柱の体積は「底辺の面積(半径×半径×円周率)×高さ」です。
mlという単位は立方センチメートルと同じです。

 
2ミリをセンチメートルに換算すると0.2センチですね。
ということは底辺の面積は、「1.25×1.25×円周率=約4.9平方センチメートル」となります。
細かいので計算結果は「5」としましょう。

 
そして容積は「5平方センチメートル×0.2センチ=1立方センチメートル」となり、「1ml」という結果になります。
精油1滴は0.05mlです。ということは「1ml÷0.05ml=20」という結果になります。

 
つまりは残り少ないと思っていても実は約20滴分はあるというわけです。
20滴あれば1回の芳香浴で使用する精油を5滴だとすれば、4回芳香浴を楽しめる量です。
こう考えると捨てるのがもったいないと感じませんか?

 

 

意外とたくさん残っていたけどどうすれば?

さて、意外と残っていることにお気づきになったところで、なかなか瓶から出てこない精油をどう扱えば良いのでしょうか?
まずは遮光瓶をちょっといじってみましょう。

 
キャップを開けると1滴ずつたらすためのスポイトがついた半透明のキャップがありますよね。
あのキャップをハサミで挟んでみるのです。
その状態で左右にハサミをねじるように動かしていけば簡単にそのキャップは外れます。

 
そしたらとりあえず元々のキャップで閉めましょう。
内側のキャップを外すことで、外部の空気や不純物が入る可能性が高くなるためです。
この状態で高温多湿の場所や直射日光が当たる場所を避けて瓶が倒れないように保管しておけばOKです。
使用したハサミには精油がついているので、除菌タイプのウェットティッシュやエタノール等で消毒しておきましょう。

 
さて、中身の精油が出やすくなったところでどう使うか、ですが、使い方は皆さんの自由です。
いや、そんなこと言われても、とお思いの方にいくつか有効利用できる方法をご紹介しましょう。

 

 

スポイトで精油を取り出す

アロマ専門店に行けば必ず売っている1滴ずつ利用するには最適なスポイトを使って残りの精油を取り出していく方法です。最も無難なやり方です。

 
しかし、精油の瓶底が大きな10mlの瓶だと傾けてスポイトを入れても取り出しにくくなるケースがあります。そこでオススメなのが1mlか3ml程度の遮光瓶に詰め直すという方法です。
1mlでも3mlでも遮光瓶は100円程度で売られています。
精油の残りの量によってどちらかをお選びください。瓶の長さが短い分、スポイトで精油が取り出しやすくなります。

 

ルームスプレーを作る

いちいちスポイトで取り出すのもめんどくさいなぁと思う方にオススメの方法です。
仮に残りの精油量が前述の例のように20滴だとしましょう。
手元に精製水があれば、精製水約50mlに対し残りの20滴を一気に混ぜてしまえばルームスプレーの完成です。

 

アロマ重曹を作る

こちらも精油を一気に使ってしまうやり方です。
手元に重曹があれば、容器に約200mg程度の重曹を入れて残りの精油を一気に入れてしまいます。
精油が重曹になじむようにしばらく容器を振り続けます。
そして容器のフタを開けて臭いの気になる場所に置いておけばしばらく精油の香りを楽しみながら消臭対策になります。

 
いかがでしたでしょうか?
意外と使い道があることにお気づき頂けたのではないでしょうか。
精油には空気に触れるとどんどん蒸発していくという揮発性を持っています。

 
放置して蒸発しきるのを待つという方法もなくはないですが、かつて一度試してみたところ、ライターに入っているガスと違って蒸発しきるまではかなりの時間がかかります。完全に蒸発するまで3日ほど要しました。
今思えば非常にもったいないことをしました。廃棄まで3日かかるなら別の方法で使い続けた方が全然いいですよね。

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