ヘアカラーを長持ちさせる!色落ち防止のための4つのポイント
季節が移るごとにファッションが変わるように、ヘアカラーも一新してみてはいかがでしょうか。
今までしたことのない髪色で冒険してみるのも楽しいものです。
しかし、せっかく気に入ったヘアカラーに染めても、色が抜けてしまい長持ちしない場合があります。
ヘアカラーの色を長持ちさせるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
ヘアカラーの色が抜けてしまう理由
ヘアカラーのカラーリングの方法は、まず自分の髪に含まれているメラニン色素を脱色し、その中に新しく染めたい髪の色を入れていくというものです。
特に日本人の髪の色は黒っぽいために、脱色しにくくお気に入りの色を入れていくのは難しいのです。
髪の中に入れ込まれた色素は完全に定着するわけではありません。
本来自分が持っている色とは違い、新しく染められた色はどんどんと剥がれ落ちていきます。
色が剥がれ落ちていくと同時に髪を保護しているキューティクルも剥がれ落ちるため、ぱさぱさの髪になっていってしまうのです。
逆にキューティクルが剥がれ落ちやすい状態の髪は、色も褪せやすくなっています。
ダメージヘアはカラーリングの色落ちがしやすい髪になっているということができます。
カラーリングが褪色する原因は?
髪にダメージがあることでキューティクルが剥がれ落ち、髪の中につけた色も落ちていくことになります。
要するに髪にダメージを与えることが、カラーリングが褪色する原因になるのです。
髪へのダメージの原因は、通常私たちが生活している際に浴びる紫外線や髪を乾かすためのドライヤー、ヘアスプレーやワックスの使い過ぎなどがあげられます。
ヘアスプレーやワックスを使うと、それを落とすためにシャンプーをする時間が長くなってしまうことも原因となります。
また、水道水の塩素も褪色の原因になってしまう場合があります。
カラーリングを長く保たせるためのコツは、髪のダメージを少なくするための方法と重なるところがあるようです。
褪色を抑えるための注意点
1. カラーリング後のシャンプーは48時間経ってから
カラーリングをしたばかりの髪は、色がまだ定着していません。
定着するまでは、シャンプーによる洗い過ぎに気を付けましょう。
例えば家でカラーリングをした場合、カラーリングを落とす時にシャンプーを使用しているので、その日のうちにまたシャンプーをしないようにします。
ヘアサロンでカラーリングを行ってもらった場合にも、同様にシャンプーを控えるようにします。
定着するためには48時間はシャンプーをしないようにしましょう。
夏場の汗をたくさんかく時にどうしても頭を洗いたいという場合は、ドライシャンプーを使ったり、少なくても24時間は髪を洗わないようにするのが良いといえます。
ヘアカラーした髪専用のシャンプーなども販売されているので、こうした製品を使用してヘアカラーの褪色を抑えるのも良いのではないでしょうか。
2. ドライヤーは手早くかけて
ドライヤーを使って髪を乾かすのも、髪の水分を飛ばしダメージを与えてしまう原因になります。
マイナスイオンドライヤーなどで髪の水分の蒸発を防ぎながら乾かしてくれるものを使用するなど、ドライヤー本体の選び方にも気を付けたいものです。
またドライヤーを使う場合は髪に近づけすぎるのはNGです。
ドライヤーは髪から10㎝以上離して根元から乾かすようにします。
時間をかけずに素早く行うようにしましょう。
8割くらい乾かしたところで、後は自然乾燥に任せるようにします。
こうすることで熱くなった髪をクールダウンすることができます。
髪を摩擦することでキューティクルが剥がれやすくなりますので、ドライヤーを使いながら髪をこするようにしないようにしましょう。
3. 水に含まれる塩素にも注意を
プールで泳ぐ場合は水道水よりも塩素が強い水に髪をつけることになってしまいます。
プールに入る前に水道水で髪を濡らしておくと、カラーリングの色褪せを防ぐことができます。
スイミングキャップを使うことで、プールの強い塩素から髪を守ることができます。
プールほどではないですが、水道水の中にも消毒のために塩素が含まれています。
水道水自体も髪にとって安全というわけではありませんので、髪へのダメージを減らしたいと考えているのなら、シャワーヘッドに塩素のろ過装置を付けると良いでしょう。
シャワーヘッドだけを交換するタイプも出ているので、カラーリングの褪色を気にしている人は探してみると良いでしょう。
4. 髪にも紫外線対策を
紫外線は肌同様に髪も気をつけなくてはなりません。
紫外線を浴びることで地肌にも影響を受けてしまい、肌と髪の両方のダメージを促進してしまう場合があります。
紫外線が強くなってきたと思ったら、髪や地肌に影響を受けないように帽子をかぶったり、日傘をさしたりしてダメージの軽減に役立てましょう。
髪のスタイリング剤の中にはUVカットのものもありますので、紫外線の強い季節はこうしたUVカットのスタイリング剤を選んで使ってみるのも良いのではないでしょうか。