神秘的なオリエンタルの香り…サンダルウッド・インド(白檀)のアロマ

アロマテラピーでよく登場するアロマっていうのは、精神的な不安を解消してくれたりするものが多いです。サンダルウッドもその一つです。古くから宗教儀式や瞑想の場で用いられてきているんですよね。

白檀の別名を持つサンダルウッド・インド

サンダルウッド・インドのことを知らなくても、白檀という和名を出せば分かる人もいるかもしれませんね。お線香の香りってイメージの人も多いと思います。甘さと深さがあるオリエンタルな香りで、古今東西人気のアロマだったりします。

サンダルウッド・インドは、心材からとれる希少なアロマです。原料となる樹木は標高600mから1000mの乾燥地に育ちます。他の木の根っこに寄生する半寄生性の常緑樹としても有名です。つまり、ほかの木の栄養分を糧に成長するわけです。樹齢60年から80年程度の木からようやく精油を採取することができるのですが、近年では乱伐によって収穫量が激減しているため、同じ作用を持ち、より手軽に使えるサンダルウッド・オーストラリアの方が流通しています。

サンダルウッド・インドの効能

ただし、サンダルウッド・インドは心を深く沈めてくれるアロマであることは間違いありません。刺激も少ないので使いやすいのですが、香り立ちが控えめなため、多用しすぎないようにするのが使用上のポイントになります。

実は、血行をよくして肌をやわらかくする働きもあるので、マッサージの時に使うのがおすすめです。気持ちを落ち着かせたい時は、やはり芳香浴がいいですよ。ゆったりと深く呼吸をすることで、サンダルウッド・インドの効能を存分に実感することができます。

寝つきが悪い時には、トリートメントとして使ってもいいのですが、性欲を掻き立てる効能もあるので、就寝前にあまり強くアロマディフューザーなどで香りを拡散させない方が無難です。

サンダルウッド・インドとブレンドするなら？

揮発度はベースノートで高くないので、香りを長持ちさせたいときの保留剤として香水などに使わることがあります。香りはさほど強くないので、さまざまなアロマとの相性が良いです。特に相性がいいアロマとしては、イランイランやカーネーション、ネロリといった濃密なフローラル系のアロマが挙げられます。

また、気持ちを引き締めてくれるようなサイプレスや、バランスの乱れた心を癒やしてくれるパルマローザ等とも相性が良いです。パルマローザはローズにも似た香りで、サンダルウッド・インドと同じインド原産のアロマだったりします。

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