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ダイエットを継続させる方法



ダイエットの方法について少し記述していきたいと思います。まず、簡単な考え方として、摂取カロリー<消費カロリー、のバランスです。

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一日1500キロカロリー摂取し、1500キロカロリー消費すれば体重は変わりません。脂肪は約7200キロカロリーです。単純に計算すると、1500キロカロリー摂取に対し、1600キロカロリー消費すれば、ー100キロカロリーです。

72日間その生活を続けると脂肪が一キロ燃焼され、体重が一キロ減ります。その間の運動や生活により、筋肉量などで誤差は生じますが、数値的にはそうなります。

摂取カロリー(食事)を減らしたくない人は、消費カロリー(運動)を増やす必要があります。運動が嫌いな人は、食事を減らす必要があります。バランスよく無理なく、と頭では理解できます。


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私は運動が苦手だから、食事を減らそう!と思って極端に減らし始めて、3日目に体重計に乗ったら減っていないどころか逆に増えていたりして、もういいや、と諦めた経験はないでしょうか。

毎日ジョギングして体を壊したり、急に無理な運動をして生活に支障がでて、ダイエットそのものを諦めた経験はないでしょうか。ダイエットとは、生活を変えることです。健康的な生活を自分なりに考え、継続出来る方法を見出す事です。

ダイエットは、一生死ぬまで続きます。目標体重などはあくまで目安です。目標維持体重とでもいいましょうか、「この健康的な生活をしたら、結果的にこの体重に落ち着く」という目安です。

ですので、あと5キロ減ったら自分へのご褒美にケーキ食べ放題に行くぞ!とか、焼き肉をお腹いっぱいまで食べるぞ!というのは、矛盾しています。

健康的な生活に自分が慣れたら、「過食でストレスを解消」することがいかに「もったいない」「無駄」な事か理解出来るはずです。

本来食べることには「快感」がセットになっています。甘いものを食べるとストレスが軽減されることは、証明されていますし、脂分が多いものを食べるとやはり同様の結果が得られます。

満腹まで食べることも、好きな食材を食べることもやはり同じです。子供の時に、「あー死ぬほど◯◯を食べてみたいな」と思うことは誰にでもあったことです。これは親から食事を制限されていて、その反動の衝動という一面もあります。

もちろん、成長期の子供の食欲がそうさせるということも言えます。

その快感は、「ストレス」を打ち消します。失恋した女性が、やけ食いをして解消しようとするのもその現象です。

ここだけを切り取ると、こういう図式が生まれます。「痩せるには、ストレスを無くしましょう」こんな無責任な言葉はありません。確かに正論です。しかし、「無くしましょう」「はい、分かりました」という単純なものでは、この現代社会においてないはずです。

他人から見たら例え小さな悩みでも、本人にとっては死を意識するほど深い問題であったりします。そんな人に、「悩むなよ」と言っても通じるわけありません。

ストレスを「過食」することにより相殺させるという方法で、共存している人はとても多いです。人に迷惑がかからず、金銭的にも(海外旅行や宝石を購入したりすることに比べ)楽ですし、身近なもので間に合います。

そして、その瞬間は解消されますが鏡にうつる自分をみて、落ち込み「ストレス」に感じてしまいます。そして、負のスパイラルに陥ります。

「痩せるにはストレスを無くしましょう」という事は正論です。決して間違ってはいないです。少しだけ言葉を変えます。「ダイエットを成功させるには、ストレスがない方法で望みましょう」です。

意味合いも変わってきますが、つまりはこうなります。ストレスを感じてしまうと、「過食」してしまう。それならば、いかにストレスを感じずにダイエットを成功させるか。


本題のダイエット継続方法

そこで、本題の継続方法です。

先述の通り、脂肪一キロ7200キロカロリーを消費するには、一日100キロカロリー消費を72日間続けなければなりません。約2ヶ月半で1キロ体重が減ります。これでは、「いくら頑張ってもそれだけしか痩せない」という「ストレス」が発生します。

ここで、「1ヶ月にマイナス一キロのダイエット」をすると仮定します。1ヶ月に7200キロカロリーを余分に消費、または摂取しないことにより脂肪は1キロ消費され無くなり(燃焼され)ます。

一日3食ですと、1食に付き80キロカロリーを摂取しない、ということだけで1ヶ月で1キロ脂肪が消費されます。80×3×30=7200

80キロカロリーの食品は、卵なら1個、ご飯小盛の半分、食パン6枚きり半分、うどん1/3、栗3個、牛ロース薄切り1枚、手羽元1本、鶏団子2個。1食に上記のものを「残す」だけです。一種に限ることもありません。

例えば、ご飯1口、鶏団子1個でもいいわけです。運動だと、普通に歩く20分、階段昇降15分、ラジオ体操25分、サイクリングゆっくり15分、でいいのです。こちらも、同一の運動をしなくても構いません。

ただ、1食での-80キロカロリーを目指す場合、運動だけだと続きません。

まずは食事だけでチャレンジすることが大切です。食事の方が管理しやすく、天候にも左右されません。そして何より「楽」です。この「楽」こそがダイエット成功の秘訣です。

「だれでもラクラクダイエット」という言葉を聞くと、誰しも疑います。そんなことは「無理」だと。ダイエットは辛いものだし、辛く無いと痩せない・意味が無いと。しかし、成功させるには自分が「楽」だと感じることがとても大切なのです。

つまり、「自分が楽に感じる」という意味でのラクラクダイエットというのは、あながち間違いではないと言うことです。

話を戻しましょう。

上記の80キロカロリー表から、自分が「楽」にできそうなものをチョイスします。「ご飯一口・肉団子1個」「普通に10分歩き、卵を半分だけ残す」などです。

ここで一つの考え方、「カロリーを貯金」するというものがあります。80円×3回=1日240円 これを30日間続けて 7200円の物を買うという考え方です。

この考え方が癖になると、今日は飲み会で600キロカロリーオーバーしたから、明日から1食につき100キロカロリーを減らしていこう、そしたら10日で戻せるな、という考え方になります。

1食で余計に20円貯金する 1日で60円 10日で600円という単純なものです。ダイエットをしていると「飲み会」などの人付き合いイベントで挫折する人がとても多いのです。

10日頑張って体重計に乗ると-2キロ。そして飲み会の翌日体重計に乗ると+1キロ。つまり3キロも増えている。するともう今までの努力が無駄に思えてきて全てを辞めてしまう。

前章でも説明したように、体重計の数値を絶対目標にしてしまい陥りやすい失敗です。ビールを3L飲むと誤差はありますが3キロは増えます。そして、沢山の食事を摂ることにより胃の内容物はどんどん増えます。当たり前ですが体重も増えます。

しかし、全てを吸収するわけではありません。これも単純計算になりますが7200キロカロリーを摂取しないと脂肪は1キロ増えません。消費カロリーを差し引いてそのカロリーを一晩で摂取することはまず不可能です。

もちろん過食の程度によりますが)そして、3キロ増えるとなるとその3倍の21600キロカロリーです。シュークリーム90個程のカロリーを摂取しなければなりません。こう考えると、「3キロ増えた」という事実が「ダイエット」とはあまり関係無いという事実が浮かび上がります。

もちろん目安の数値としてはおおいに参考になります。しかし、沢山の食べ物やアルコール(水分)を摂取した後に体重の増減をみて一喜一憂する必要は全くない、ということです。それよりも、カロリーに着目すべきなのです。

そうすると、体重の日々の増減、特に「急に増えた」事実に耐えられずダイエットを辞めてしまうことはなくなります。まさに継続は力なり、です。ここで、昨夜摂取したカロリーを計算し10日ほどでそれを相殺させるという考え方を持ちましょう。

すると、とても楽に感じられるはずです。翌日に二日酔いのままジョギングしたり水泳に行ったり、またはサウナに行ったりと体に負担をかける危険な事をしなくなるはずです。

また、飲み会での食事のしかた、アルコールの摂取のしかたにも変化が現れるはずです。いかに「借金」しないで食事を摂るか、という考え方になるということです。

カロリー計算が頭にある程度入っていると、これはカロリーが高いから少しだけ食べて、カロリーの低いサラダや野菜を沢山食べよう、アルコールもカロリー高いからウーロン茶と交互に飲むようにしよう、などです。

徐々にこの考え方に移行していけば、あまりストレスを感じることは無いはずです。翌日カロリー計算をしてみて、青ざめるような「カロリー借金」を抱えるストレスに比べれば「借金をしない食事」のほうがよほど楽であることが分かるはずです。

この考え方を用いた「運動」に対する考え方を述べていきましょう。その前に、まず「毎日適度な運動を心がけている人には肥満が少ない」という事実を認識してください。逆に言うと、「運動が苦手だから肥満になった(もしくは近づいた)」という事です。

この、摂取カロリー<消費カロリーの図式をみて、必ずアドバイスされるのは、「毎日適度な運動をしましょう」です。これも確かに正論です。しかし、「ストレスを無くしましょう」のように正論ですが、「はいわかりました」とはいえないのです。

毎日の運動がいかに大変で、面倒で、体に負担がかかるかはダイエットの為に運動をした方を見れば明らかです。

ある人は1ヶ月でジョギングをやめ、その途端にリバウンドをし、ある人は行くのが面倒だからとジムを解約し、ある人は過度な運動でぎっくり腰になり、と、約8割の人が「ダイエットの為の運動」を挫折しています。そうなのです。職業で痩せなければならない程の確固たる意思や目的がない限り、「運動でやせる」事はとてもむずかしいのです。

言い換えるならば、「人生死ぬまで適度な運動をしなさい」という無責任なアドバイスが招いた悲劇です。「運動する」という習慣がないから「肥満(もしくはやや肥満)」になったのです。苦手だから運動をしない、続けるのが苦手だから運動をしない。

この事実を再認識することから始まります。まず、カロリー貯金です。1食80キロカロリーを貯金したら、3食で240キロカロリー、1ヶ月で7200キロカロリーとなり、脂肪を一キロ消費するというものです。

あくまで考え方なのですが、これを運動にあてはめてみます。まず、辛いでしょうが1時間早歩きでウォーキングしてみましょう。これは辛ければ辛いほうが効果があります。体重50キロの人は270キロカロリー消費します。

言い換えれば、270円の貯金という事です。270キロカロリーを摂取してみましょう。カキフライ約6個和風ハンバーグ約半分豚肉しょうが焼きとサラダなすのひき肉炒め1項目がほぼ270キロカロリーです。

言い換えるならば、普段の食事をして、カキフライを6個余計に食べても早歩きを1時間すれば体重は変わらない(筋肉量の誤差はあります)ということです。しかし運動は辛く、とても続けれそうにない。という気持ちを逆手に取ります。

普段の生活において、お菓子を食べたい、という気持ちになります。3食の食事の他に、デザートや菓子パン、甘いものに限らずスナック、そしてミルクたっぷりの紅茶・クリーム入のコーヒー等。それぞれを270キロカロリー分我慢するのです。

ただ我慢するのではく、頭でこういう風に思ってください。

「これを我慢すれば、1時間歩かなくてもいい」
「これを我慢すれば、1時間歩いた事になる」

と。あの辛い早歩きを思い出し、あんな思いをするくらいなら我慢した方がいい、という考え方に切り替えるのです。

アンパン1個分の喜びと早歩き一時間の辛さ。これを天秤にかけることができれば、カロリー計算に基づくダイエットは成功に近付きます。食欲が勝った場合も、アンパン1個を食べる為に1時間歩く、という考え方になればいいわけです。

しかし、先程から例を挙げているように、やはり運動が得意、適度な運動の継続が得意な人はあまりダイエットを必要としていません。考え方一つですが、この考え方が浸透すれば、精神的に自分をコントロールすることができ、なおかつ無理の無いダイエットに取り組めるはずです。

この方法を継続していけば、必ず変化が見られます。体型や体重もさることながら、全て計算をする癖がつくため、精神的に安定してくるということです。甘いケーキを勧められても、頭で計算をして、「2日間少しだけ運動をしてみよう」とか、「3日間ご飯を一口分だけ残してみよう」など、食事との付き合い方が変わります。そして、体重計に乗ってその数値を見ても一喜一憂しなくなるはずです。

大きくその計算が間違っていない限り、カロリー計算の基づくダイエットは体重も予想が付きます。1ヶ月で1キロ。単純な事ですが、継続すれば結果は必ず現れます。

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カテゴリ: ダイエット

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