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即効性のある便秘薬にはご注意!意外と知られていない下剤の飲み方



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便秘気味だと感じると真っ先に「便秘を解消するためには下剤だ!」と言って下剤を飲んで一気に出して便秘を解消してしまおうと考える方が多いと思いますが、実は下剤は使い方を誤るとさらなる便秘悪化の一途をたどってしまうのです!


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下剤を飲むとお腹の中はどうなる?

まず、下剤を飲むと水分が腸に集まって便が緩くなり便秘になっている状態から一気に下痢となります。
しかし、下剤が入っているという腸の状態は実に不自然であるので下剤性腸炎になってしまうのです。

下剤性腸炎になると直腸や下部結腸が炎症をおこし、そこが刺激されて残便感を感じるようになりますので、さらに下剤を飲みたくなります。
こうなってしまうと下剤の使用量がしだいに多くなっていき、下剤の成分の影響によって体に含まれるカリウムが失われてしまい、蠕動運動が起きにくい状態へと変化してしまうのです。

こういった「下剤依存症」のようになって便秘が悪化し、毎日50錠のも下剤を飲むという人も中にはいるので素人知識での下剤の乱用は避けたいところです。

 

まずはマグネシウム錠や緩下剤を使用してみる

便秘の初期段階においてはまず作用・副作用が弱めのマグネシウム錠や緩下剤を用いて解消するのが安全と言えます。

まずマグネシウム錠に関してですが、食後に飲んで、消化器内の水分を用いて便を柔らかくするというメカニズムを持ちますので、まずは1錠を飲んで様子を見ます。
また、緩下剤に関しては夜寝る前に服用して翌日の朝に蠕動運動を促してすっきりさせるというタイプが一番良いでしょう。

なお、排便効果が速攻で出てくるような便秘薬や使用量は体に良くないので薬剤師さんに相談してください。

 

便秘薬を使うと同時に生活習慣も見直して

しかし、いくら便秘薬を選んでも生活習慣が便秘を引き寄せてしまえば先のような下剤の悪循環に陥るばかりですので、薬を選ぶのと同時に日常生活の習慣も改めて見直しましょう。
特に日本人の場合は食生活が欧米化したことによって腸にかかる負担(ストレス)が大きくなってきているため、食生活を和風に戻していくことはもちろん、体を修復するための睡眠時間も同時に取らなければなりません。

 

便秘薬や下剤はできるだけ処方されたものを

最後に、便秘薬や下剤に関しての知識を書いていきましたが、実際に便秘薬などを選ぶ際はより効果を高めるために消化器科のお医者さんに処方してもらうか薬剤師さんと相談するようにしてください。
また、妊娠中であったり便秘薬以外にも薬を処方されている場合は胎児・母体の保護と重篤な副作用の発症を防ぐべく、必ずその旨を薬剤師に伝えるようにしてくださいね。

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この記事は当ブログのライター「さっしー」が書きました。

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