軽くみてはいけない便秘の延長にある痔。生活習慣が良くないと便秘→痔に

生活習慣病の代表とも言えるのが便秘と痔です。
一般的な順序としては便秘→長期→痔といった具合に習慣病が進行していきます。

 
便秘や痔は悪化すると最悪命に関わることもある病気です。近年では便秘はよくある、当たり前ことのように思われがちですが、過去便秘で亡くなった人もいるくらい恐ろしい症状です。
便秘と痔はとても密接に関係している生活習慣病で、どちらか片方の症状がある場合は大抵もう片方の症状もセットで付いてきます。

便秘も痔も血流に関係

便秘の原因は主に食生活が中心です。食物繊維やビタミンなど便をつくる上で必要な栄養素が足りていないことによって引き起こされます。痔は肛門付近の血流が悪化する事で皮膚が硬くなり、切れてしまうことで引き起こされます。

 
この二つの関係性として便秘は血流悪化を招き、血流悪化は痔を招くというプロセスが出来上がっています。痔の治療の為に、痔の薬や手術を受けて治療を行っても結果として痔は再発する可能性が非常に高いのです。痔のそもそもの原因を引き起こしているのは便秘の方だからです。その他にも運動不足などで痔になることはありますが、痔はウイルスなどで風邪のように突発的に起こる病ではありません。

痔の根本的治療

痔を治療したいならまずは便秘を解消することが課題です。痔の治療を続けても根本の痔が解消されていなければ再発してしまいます。逆に根本である便秘や運動不足を解消すれば自ずと痔も回復に向かっていくでしょう。そして便秘の原因は食生活や運動不足が主な理由です。

 
解消するには食事を改め、運動をすればいいのです。痔を治すなら便秘を、便秘を治すなら食生活や運動を行えばいい。結果として生活習慣の改善、解消が全ての治療の根本となってきます。
食事を食物繊維の多い物に変え、週に三日程度の適度な運動を取り入れることが、生活習慣病の治療には重要です。
生活習慣を治せば便秘は治り、便秘が治れば痔も治るのです。逆に生活習慣を見直さなければ、いくら便秘や痔の治療薬や薬を飲んでも本当の解決にはなりません。

 
もちろん、便秘や痔の治療や薬が無駄と言うわけではありません。
専門医の治療によって回復する可能性は非常に高くなります。しかし生活習慣病はその名の通り生活習慣が原因の病です。
電池の切れた機械をいくら修理しても電池を入れ替えなければ動かないように、悪影響の原因を取り除かなければ根本的な治療にはならないのです。

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