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詳しく知りたい!化粧水の成分からなる効果



手作り化粧水
 
化粧水を選ぶ時、どのようなことを目安にしていますか?
店頭のキャッチコピーや肌の綺麗な友達が使っているもの、テレビのCMや雑誌や口コミサイトの人気ランキングなど、その基準やポイントは人によって様々だと思います。
どのような選び方でも自分が納得できることが一番ですが、私がお勧めの選び方は配合成分から化粧品を選ぶ方法です。


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2001年から医薬部外品以外の化粧品には全成分を表示することが義務化されています。多く配合されているものから順に表示することが決められていますが、実際カタカナやアルファベットで表示された成分を見ても、いまいち何に効果があるのか分かりにくいものです。
そこで主に化粧水に配合されている成分を効果別に詳しく知り、自分の肌にはどのような成分が必要かを知るきっかけにしてみましょう。

 

保湿力をアップさせる成分

グリセリン

保湿力をアップさせる成分として最も有名なのがグリセリンです。グリセリンは多くの化粧水に配合されていて、刺激も少なく人間の体内にも存在する安全な保湿成分です。

ベタイン

アミノ酸の一種で食品に利用されることもある天然の保湿成分です。グリセリンよりさっぱりした使用感が特徴です。

ヒアルロン酸

1gで6リットルもの抜群の保水力を持つ保湿成分で、肌に存在しますが、年齢とともに失われていきます。インナードライや乾燥肌に悩んでいる人には、お勧めの美容成分です。

セラミド

角質層に存在する保湿成分で、肌のバリア機能を保持しています。化粧水に配合することで、角質層の潤いを高め、肌の水分保持力を高めます。

コラーゲン

肌が本来持つ保湿成分で、肌のハリを維持します。加齢や紫外線、ストレスなどで壊れてしまいがちですが、ビタミンCを摂取したりビタミンC誘導体配合の化粧品を使うことで、生成を促すこともできます。ヒアルロン酸やセラミドと共に配合されていることも多く、一緒に使用することで潤いアップの相乗効果が期待できます。

 

殺菌成分

エタノール

主に化粧水の殺菌効果や清涼感を出すために配合されています。
化粧水の品質安定の効果もありますが、ニキビの原因となるアクネ菌殺菌にも効果があります。

 

グリチルリチン酸ジカリウム

優れた殺菌力のある消炎剤で、ニキビ用化粧品などに多く配合されています。

 

美白成分

アルブチン

植物由来の美白成分で、シミや色素沈着の原因となるメラニン色素の生成を抑える効果を発揮します。安全性も高いので、美白化粧品の多くに配合されています。

 

ハイドロキノン

かつては医療機関でのみ処方されていた効果の高い美白成分ですが、低濃度で市販の美白化粧品にも配合されるようになりました。肌の漂白剤とも言われるほど高い美白効果のある成分で、メラニン色素が黒くなる原因である酸化酵素チロシナーゼの作用を強力に抑え、メラニン色素を薄くする効果があります。

 

トラネキサム酸

消炎剤としてお薬でもお馴染みのトラネキサム酸は、メラニン色素の生成を抑える効果があるので美白成分として多くの化粧品に配合されています。なかなか改善しにくい、目の下の肝斑と言われるシミに効果を発揮すると言われています。

 

コウジ酸

少し前に話題になった「塩麹」でもお馴染みのコウジ酸は、メラニン色素を濃くする酸化酵素チロシナーゼの作用を抑えて美白を実現するだけでなく、肌のキメを整える効果もある天然の成分です。

 

アンチエイジング成分

ビタミンC誘導体

アンチエイジング成分としてだけでなく、肌本来の保湿成分であるコラーゲンやエラスチンの生成も助けるビタミンC誘導体は、スキンケアの万能選手です。高い抗酸化作用があるので、シミやシワの原因となる活性酸素を除去する効果を発揮します。
水溶性と脂溶性があり化粧水にも配合しやすく、毎日使用することで、幅広いスキンケア効果を実感することができます。

 

ビタミンE

トコフェロールという名称で酸化防止剤として配合されることの多いビタミンEですが、実はビタミンCよりもさらに高い抗酸化作用があるので、シミの原因となる活性酸素を除去する優れた効果を発揮するとともに、肌の血流を促進し、生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーを正常に促す効果も期待できます。

 

レチノール

ビタミンA誘導体とも言われるレチノールは、肌のコラーゲンの生成を促進することで潤いをアップし、たるみやシワを改善する高いアンチエイジング効果のある成分です。また、なかなか改善しにくいたるみ毛穴の改善や、肌のターンオーバーを整える効果もあります。

 

プラセンタ

グロースファクターと言われる細胞分裂を促進する作用があり、肌のターンオーバーを促してアンチエイジング効果を発揮する成分です。
豚、馬、羊由来の動物性プラセンタと、植物由来の植物性プラセンタ、魚介類から採取される海洋性プラセンタがありますが、細胞分裂を促進するグロースファクター効果を持つのは動物性プラセンタのみと言われています。
しかし植物性プラセンタや海洋性プラセンタにも肌に欠かせないアミノ酸やビタミン、カリウムや亜鉛などのミネラルが豊富に含まれているので、アンチエイジング成分として幅広く効果を発揮します。

 
他にも成分はまだまだたくさんありますが、よく化粧水に配合されているもののみピックアップしてみました。自分の肌の悩みを改善する効果を持つ成分が、表示の最初の方に書かれた化粧水を賢く選び、理想の肌を実現していきましょう。

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