美白するならアルブチン？他の美容成分と比較してみた

気になるシミやニキビ跡を改善するために、欠かせないスキンケアが美白です。
様々な美白成分が配合された化粧品が販売されている今日、いったいどれを使ったら肌の悩みを解消できるのか、迷うところです。
しかし実際にはなかなか美白成分の違いが分からず、価格や商品のボトル、イメージなどで選んでいる人が多いことと思います。
そんな数ある美白成分の中でも、アルブチンは確かな美白効果があるにも関わらず、肌への負担も少ない人気の成分です。
アルブチンと他の美白効果を持つ美容成分との違いを、比較してみたいと思います。

アルブチンとハイドロキノンとの違いとは？

アルブチンは厚生労働省に認可されている美白成分で、αアルブチンとβアルブチンの二種類があります。
どちらも優れた美白効果がありますが、主に化粧品に配合されているのは肌への刺激が少なく、βアルブチンの10倍の効果があると言われている、αアルブチンが多いようです。

 
紫外線を浴びると肌には活性酸素が発生し、メラニン色素が増殖してシミなどの肌トラブルの原因となりますが、アルブチンはそんなメラニン色素を増やす酵素チロシナーゼを抑制し、メラニン色素の増殖を抑える働きをします。
美白成分としてアルブチンと同じくらい有名なのが、肌の漂白剤と言われるハイドロキノンですが、チロシナーゼに働きかけてメラニン色素の生成を抑制するアルブチンに対して、ハイドロキノンは同じくチロシナーゼに働きかけても、メラニン色素自体を減少させるので、アルブチンより即効性があると言われています。

 
このことからも、ハイドロキノンの方が美白効果は高いですが、その分肌への刺激も強いので、敏感肌やニキビに悩む人、肌に優しい穏やかな美白効果を求める人には、アルブチンの方がお勧めです。

アルブチンとビタミンC誘導体の違い

化粧品に主に配合されているαアルブチンは、肌への負担もとても少なく、比較的肌質を選ばず使用できる美白成分として幅広い世代に高い人気があります。
そんなアルブチンに対して、同じく美白成分として人気なのがビタミンC誘導体です。

 
本来肌に浸透しにくく壊れやすいビタミンCを改良した成分であるビタミンC誘導体は、美白だけでなく、アンチエイジングやニキビ改善、保湿効果アップなど、幅広い美容効果が期待できることから、スキンケアの万能選手と言われています。

 
しかしメラニン色素の生成を抑制して美白するアルブチンに対して、ビタミンC誘導体は、高い抗酸化作用によって活性酸素を除去しながら美白効果を発揮するので、ダイレクトにシミに働きかけるアルブチンと異なり、シミの原因となる物質を除去したり、ターンオーバーのサイクルを整えながら美白を実現する成分と言えます。
アルブチンと併せて使用することで、美白実現への高い相乗作用も期待できるので、ぜひ両方とも毎日のスキンケアに取り入れていきたい成分です。

アルブチンとレチノールの効果を比較

シミやニキビ跡の原因となるメラニン色素の生成を抑制し、改善していく優れた効果のあるアルブチンは、それ単体でも十分な美白効果が実感できる成分です。
そのため市販の化粧品だけでなく、医療機関でもシミやニキビ跡改善の薬として、アルブチンが処方されることもあります。
そんな医療機関でアルブチンやハイドロキノンなどの美白成分と一緒に処方されることが多いのが、ビタミンA誘導体ことトレチノインです。

 
ターンオーバーを促進する高い作用があるトレチノインは、アルブチンなどの美白成分と併せて使用すると、蓄積していたメラニン色素を排出する効果を発揮して、さらに美白の実現をスムーズにすることができる成分です。
しかしトレチノインは副作用もあるため、市販の化粧品では入手できません。
そこで毎日のスキンケアにより高い美白効果を求めるなら、トレチノインと同じビタミンAである、レチノール配合の化粧品がお勧めです。

 
レチノールはトレチノイン程強力な効果はありませんが、その分副作用も少なく、安心して使用できる成分です。その効果はトレチノインと同じで、肌のターンオーバーの促進や肌本来の保湿成分であるコラーゲンの生成能力のアップなど、シミを改善するために欠かせないものばかりです。
それぞれ効果は違いますが、併せて使用すると美白をよりスムーズに実現できるレチノールは、美白成分の良き相棒と言える美容成分です。肌の悩みに応じて、上手に使っていきましょう。

美白必須成分アルブチンとプラセンタは両方取った方が良いか

アルブチンにハイドロキノン、トラネキサム酸、プラセンタ、ビタミンC誘導体など、美白成分には様々な種類があり、どれもとても魅力的で選び難いのが実情です。
中でも豚や馬、羊などから採取される動物性プラセンタには、グロースファクターと言われる成長因子があり、細胞の生まれ変わりを促進する優れた効果があります。

 
また、シミの原因となる活性酸素を除去する高い抗酸化作用もあることから、スキンケアに取り入れると、シミ改善に効果を発揮するだけでなく、同時にアンチエイジングもできるとても魅力的な成分です。
そんなプラセンタはアルブチンとの相性もいいので、一緒に使用することで、更に高い美白効果を実現することができます。

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