フラバンジェノール配合化粧品は敏感肌にも使える？正しい選び方

新しい美容成分を試してみたいけれど、合わなくて肌荒れするのが怖いから心配。そんな悩みを抱える敏感肌の人にとって、フラバンジェノールもスキンケアに取り入れるのを躊躇してしまっている美容成分の一つかもしれません。
しかし、敏感肌の人でも安心して使用できるのが、フラバンジェノールです。
フランス海岸松の樹脂から採取されるフラバンジェノールは、肌への負担も少なく、医療にも用いられるとても安全性の高い成分です。
ただし敏感肌の人がフラバンジェノールをスキンケアに取り入れるためには、気をつけるべきポイントがいくつかあります。
フラバンジェノールの安全性と、敏感肌がスキンケアにフラバンジェノールを取り入れるための外せないポイントをご紹介していきたいと思います。

フラバンジェノールは肌にも優しい守りのスキンケア成分

美白美容液やアンチエイジング化粧品で、肌に合わず悔しい思いをしたことのある敏感肌の人は、少なくないことと思います。
確かに美白成分やアンチエイジング成分の中には、刺激が強く、角質がデリケートな敏感肌の人にとっては負担に感じる成分もあるかもしれません。
しかしフラバンジェノールは、優れた抗酸化作用や保湿力で美白もアンチエイジングもできる成分ですが、肌への刺激が少なく、敏感肌でも安心して使用できる成分です。

 
その原料となるフランス海岸松の樹皮は、元々薬として医療に使用されていたことからもとても安全性が高く、また、肌のターンオーバーを強力に促進したりする、敏感肌が苦手な攻めのスキンケアではなく、肌本来の保湿成分であるコラーゲンの生成を助けて保湿したり、高い抗酸化作用で肌荒れの元凶である活性酸素を除去したりなど、肌を守りながら美白やアンチエイジングを実現する守りの成分と言えます。

敏感肌の人は刺激の少ない化粧水や美容液から取り入れてみる

フラバンジェノール配合のスキンケアアイテムを敏感肌の人が取り入れる際には、やはり水分と油分を乳化するのに使用される合成界面活性剤の配合量が少ない、化粧水や美容液から気になるアイテムを一つずつ試してみることをお勧めします。
理由は、角質層がデリケートな敏感肌の人にとって、多量に配合された合成界面活性剤は肌の負担になることが多いからです。

 
かつて筆者もフラバンジェノールのクリームを試した時、肌荒れを起こした経験があります。
しかし同じシリーズの化粧水や美容液なら大丈夫だったことから、どうやら原因はフラバンジェノールではなく、クリームに配合されている合成界面活性剤が肌に刺激だったようです。

 
また、クリームや乳液と同じく、合成界面活性剤の配合量が多いのが洗顔料やクレンジングです。
これらも敏感肌の人にとっては合うものを選ぶのが難しいと思うので、いきなりフラバンジェノール配合の洗顔料やクレンジングをラインで使用するのは避けた方がいいかもしれません。
一つのアイテムから使い始めれば、何が合わなかったか把握することができますが、いくつものアイテムを同時に使い始めると、肌トラブルを起こした時に、何が合わない成分なのか把握するのが難しくなります。

 
フラバンエジェノールのようなアンチエイジングや美白に効果の高い成分が配合されたアイテムで肌荒れをすると、「フラバンジェノールが合わないのでは？」と思いがちですが、実際はフラバンジェノールなどの美容成分よりも、それ以外に配合されている成分が刺激になる事の方が多いものです。
まずは化粧水や美容液の成分をよく確認して、自分の肌に合って使い続けやすそうなものから始めていきましょう。

トライアルセットや店頭のテスターでパッチテストがお勧め

自分の肌に合った続けやすいフラバンジェノール配合のスキンケアアイテムが見つかったら、できればいきなり本体を購入せず、トライアルセットや店頭のテスターでパッチテストを行うことをお勧めします。
一般的にパッチテストは、二の腕の内側の肌が柔らかい所に化粧品をつけて試しますが、二の腕が大丈夫だった場合、念のため、顔のエラの辺りでもう一度試してみると、より安心して使用することができます。

 
パッチテストをするタイミングとしては、体調の良い日を選び、できれば生理前の肌が不安定な時期を避けて行うことがベストです。
また、パッチテストをして大丈夫だった化粧品も、使い始めは生理後から排卵日までの約1週間から10日の、比較的肌トラブルが起きにくい時期を選んで使い始めることがお勧めです。

 
敏感肌の人は角質がデリケートなので、些細な刺激でも肌に負担を感じることがあることから、肌がゆらぎやすい排卵日以降の生理前に新しい化粧品を使い始めるのは避けた方が無難です。
せっかくフラバンジェノールのスキンケアアイテムを試すからには、肌の調子の良い日から使い始めて、その効果をしっかり実感していきたいものです。
敏感肌でも安心して使えるスキンケア成分だからこそ、上手に取り入れて健康な美肌を目指していきましょう。

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