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ポッコリお腹(腹部膨満感)に効く便秘薬はコレ!~便秘薬の選び方



水を飲む女性
 
便秘に効く薬は、いろいろと種類がありますが、その中でもポッコリお腹便秘(腹部膨満感や腸内異常発酵がある便秘)に効果的な成分があります。


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便秘で市販薬を選ぶ時、便を軟らかくしたり、大腸を刺激したりする成分の他に、腸内環境を整える整腸作用のある成分が入ったものを選ぶと良いでしょう。

 

ポッコリお腹の便秘に効く便秘薬成分

市販されているOTC医薬品に配合されている便秘薬成分には、大腸を刺激する大腸刺激性下剤、便を軟らかくする塩類下剤、便のカサを増して大腸を刺激する膨潤性下剤、便を滑らかに出しやすくする浸潤性下剤があります。この中でポッコリお腹便秘によく使われるのが大腸刺激性下剤・塩類下剤・膨潤性下剤です。

 

大腸刺激性下剤

大腸刺激性下剤のセンノシド・センナ・アロエ・ダイオウ等の生薬成分は、胃・小腸で吸収されず大腸の腸内細菌によって代謝されてから大腸の神経を刺激して、大腸のぜん動運動を促します。ビサコジルは腸溶剤といって腸で溶ける薬になっていて、直接大腸を刺激します。ピコスルファートナトリウムも大腸の腸内細菌で代謝されてから大腸のぜん動運動を促します。

 

塩類下剤

次に塩類下剤ですが、これは腸から吸収されないマグネシウム塩等が増えて腸の浸透圧が高まることにより、水分が腸内に集まり腸内水分量が大幅にアップします。従って便が軟らかくなり出やすくなるもので、水酸化マグネシウム・硫酸マグネシウム・水酸化マグネシウム等の成分があります。

大腸刺激性の便秘薬の効果発現が服用後6~15時間、膨潤性下剤はさらに遅くなっているのに対し、硫酸マグネシウムは1~2時間、酸化マグネシウムは4~8時間と効果発現時間が速くなっているのも特徴です。

 

膨潤性下剤

膨潤性下剤はカルボキシメチルセルロースやプランタゴ・オバタ種皮で、食物繊維を多く含み、水分吸収して便のカサを増すことで腸の運動を促します。

 

ポッコリお腹の便秘薬の留意点

ポッコリお腹にお奨めの市販薬成分では、特に気をつけなくてはいけないものがあります。ビサコジルは制酸剤や牛乳と一緒に飲むと、胃の中で溶けてしまい腹痛の原因になってしまいますので、制酸剤や牛乳と一緒に飲まないよう注意書きが記載されています。

プランタゴ・オバタ種皮はしっかりとコップ一杯の水で飲むようにします。少量の水だと効果が出にくい場合があります。また便秘薬を服用することで便の色が変わることがあります。

大黄・センナ等を服用すると便が黄色~赤色になる場合がありますが、これは薬の服用によるものですので心配いりません。

 

ポッコリ便秘に特に有効な成分

便秘薬で便を出すということで考えるとポッコリお腹便秘には下剤成分が主体となってきますが、これ以外にも整腸作用がある成分が配合されている市販薬もあります。

プランタゴ・オバタ種皮にも整腸作用がありますが、それ以外にも腸内環境を整え異常発酵を抑え腸管運動調整薬であるる乳酸菌成分、さらに腸内ガス取り成分と言われるジメチルポリシロキサン等が配合されています。

特に便秘でお腹が張っていてオナラがよく出たり、お腹にガスがたまっているようであれば、ガス取り成分であるジメチルポリシロキサンを配合している製品などがお奨めです。

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この記事は当ブログのライター「yakujiman」が書きました。

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