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乳液とクリームの違いって何?基礎化粧品を上手に使いこなす方法



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化粧品全般に関して詳しい方であっても、質問されると意外に知らなかったというものがあるのではないかと思います。
たとえば、乳液とクリームの違い。


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どちらも化粧水でお肌を整えたあとに使用するものですが、それぞれが持っている特徴には若干の違いがあります。
それは、油分の配合量。
それでは、朝晩のケアの違いを例に挙げて、乳液とクリームの使い分けについて考えてみることにしましょう。

 

朝のケア

1.洗顔後、化粧水でお肌の状態を整える
2.乳液でお肌にうるおいを与える
3.ベースメイク
4.メイク

 

これが一般的な順番となっています。
化粧水はわかるけど、なぜ乳液が必要?
そうお考えになる方も大勢いらっしゃることでしょう。

 

朝のメイク前に乳液が必要な理由

朝のメイクに乳液を使用するのは、外部からの刺激によるお肌の乾燥を防ぐことを目的としています。つまり、乳液でバリアをつくり、化粧水の保湿成分をお肌から逃がさないということです。
ところが、乳液のバリア効果が持続するのはわずか1時間程度。
そのあとのお肌はどうなるのかというと、乳液のバリア効果が薄れたことを察知し、皮脂の分泌をはじめます。
じゃあ、はじめから乳液は必要ないのでは?という、さらなる疑問が持ちあがりますね。

基本的に、私たちのお肌からはいつでも皮脂が分泌されています。ところが、朝の洗顔直後には皮脂も洗い流されているということであり、自然に皮脂が分泌されるまでの間は、外部から油分を補ってあげることが必要であるということです。

ただし脂性肌の方の場合では、乳液の使用によりお肌のベタつきが気になってしまうことがあるかもしれません。このようなときには、無理に乳液を使用する必要はありません。

 

夜のケア

1.洗顔後、化粧水でお肌の状態を整える
2.乳液でお肌にうるおいを与える
3.クリームでお肌をコーティングする
4.必要に応じて美容液を使用する

 

このような順番となっています。
1と2までは朝のケアと同様ですが、夜にはクリームが加わります。

 

夜のスキンケアにクリームが必要な理由

これは、睡眠時間中のお肌のうるおいをキープすることを目的としています。
乳液とクリームの最大の違いは、油分の配合量です。
つまり、睡眠の前にさらにお肌に油分を追加することで、睡眠時間のお肌の乾燥を防ぐ効果が得られるということです。
ただし、クリームも乳液と同様、無理に使用する必要はありません。とはいえ、睡眠時間中は冷暖房機による空気の乾燥などが原因となり、お肌は思いのほか乾燥の危険にさらされます。
クリームの必要性を感じなくても、お休み前には必ず乳液でお肌にバリアをつくっておきましょう。

 

基礎化粧品の上手な使い方

最後に、それぞれの化粧品の上手な使い方について、ご紹介しておくことにします。
まず洗顔ですが、冷水や熱いお湯は避け、ぬるま湯で行うようにします。というのは、冷水では毛穴が閉じてしまいますし、熱いお湯では必要な皮脂まで綺麗サッパリ洗い流されてしまうから。
ぬるま湯で洗顔を行ったあとには化粧水でお肌の状態を整えますが、コットンは使用せず、手のひらに化粧水をとり、ゆっくりとお肌に馴染ませましょう。

そして乳液です。これもまた、化粧水と同様、顔全体に薄く伸ばしたあとに手のひらの体温でゆっくりと成分を馴染ませます。

最後にクリームと美容液ですが、これは顔全体に使用しても問題はありませんが、特に乾燥や小ジワなどが気になる部分に対し、ピンポイントで使用すると効果的です。

 

起床時の肌のべたつきを回避する方法

また、乾燥が気になり夜にクリームを使用すると、朝にはギトギトの脂っぽいお肌になっている、ということがあるかもしれません。
この原因は、クリームの使用量が多過ぎることが考えられます。

たとえば、クリームの使用説明書に「サクランボ大のクリームを手のひらにとり……」というような説明書きがあったとしましょう。
これはなにも、その分量をきっちり守りなさい、という意味ではありません。説明書に明記されている使用量は、あくまでも目安です。

化粧水であれば、多少多めに使用してもベタつきが気になるということはまずないでしょう。それは、化粧水に含まれている油分が微量だから。
ですが、乳液やクリームには化粧水よりもはるかに多い量の油分が配合されており、個々のお肌の状態により、使用量の調節を行う必要があります。

お肌の状態は、年齢や季節の影響で大きく異なりますので、臨機応変に対応し、あなたの大切なお肌を守りましょう。

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この記事は当ブログのライター「山田美羽」が書きました。

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