鎮痛剤の常用は心配……アロマテラピーで生理痛を改善する方法

 
女性にとって切っても切り離せない「生理」。月に１回、訪れる生理に悩まされている女子も多いのではないでしょうか。

そんな生理を「薬で乗り切る！」という方もいらっしゃいますが、実は薬を常用しすぎると、逆に生理痛が酷くなるともいわれています。そこで、今回はアロマの自然の力を利用して、生理痛を改善する方法をご紹介します。

生理前の症状（PMS、月経前症候群）の緩和に良い精油

生理前にイライラしたり、頭痛が起ったり、集中力が低下してしまう、ということはないでしょうか？この症状は、PMS、月経前症候群といわれています。原因は、排卵直後から急増する黄体ホルモンにより、自律神経のバランスがくずれてしまうため、といわれています。

そんなPMSの症状を改善するためにお勧めのアロマは、ホルモンバランスを整えてくれる働きがあるフェンネル、ゼラニウム、イランイランです。
芳香浴などで使ってみましょう。

辛い生理前半の症状に良い精油

生理前半の時期に、下腹部にキリキリした痛みを感じたり、吐き気を感じたりすることはないでしょうか？これは、子宮の伸縮を促すプロスタグランジンが、増えていることが原因といわれています。

では、どんな時に増えてしまうのでしょう？顕著な例としては、下半身が冷えてしまうことにより、子宮が収縮してしまうケースです。収縮してしまった子宮から経血を押し出すためにプロスタグランジンの量が増えるとされています。

そんな生理前半にお勧めの精油は、カモミールローマンです。痛みを和らげる働きがあるとされているので、ぜひ温湿布などにして下腹部に当ててみましょう。

作り方は簡単です。水に浸したタオルをシッカリ絞り、電子レンジで１分、加熱します。その蒸しタオルを短冊状に折り、肌に当たらない面に２滴ほど精油を垂らすだけです。

生理後半の症状を緩和する精油

生理後半の時期に下腹部に鈍い痛みを感じたり、腰のだるさを感じたり、むくみを感じることはないでしょうか？これは、血液の流れが滞り、うっ血してしまっていることが原因と考えられています。

うっ血を解消するためにお勧めの精油の使い方は、アロマバスです。半身浴などで、身体を温めることにより、血行が良くなるので、うっ血を解消することができます。

お勧めの精油は、身体を温める働きのある、ジンジャーや情緒を安定させる働きのあるネロリなどです。
蜂蜜大さじ２杯に対し、精油２滴を混ぜ合わせ、バスオイルとして使うと、さらに効果を期待することができます。

症状が酷い場合には我慢せず婦人科へ

生理痛といっても時期によって痛みの原因は、異なります。時期ごとに合わせて適切な処置をすることで、痛みを軽減できるかもしれません。

又、痛みがひどい場合は、何らかの病気が原因という可能性もあります。痛みを我慢せず、一度、婦人科などで相談してみるとよいかもしれません。

Tweet