銭湯や温泉での入浴マナー。タオルは必須?隠すべき?実はいろいろな作法があった!
そもそも銭湯は、古くは鎌倉時代からあったとも言われ、江戸時代に広まったそうです。
自分の家の中にあるのは内湯と言われ、身分の高い人の家にしか内湯が無かった時代が長かったので、銭湯は庶民の生活になくてはならないものでした。
しかし、第二次世界大戦後内湯が流行、電化製品の普及と共に内湯が普通の時代を迎えたのです。
銭湯、温泉のマナー
さて、銭湯や旅先で温泉に入ってはいけない場合もあります。
飲酒、スポーツの直後、空腹時、発熱の場合は避けて下さい。
次に準備物ですが、入浴料金の他備品はネットにたいてい載っています。
髪を束ねるゴムや濡れ物入れのビニール袋は忘れがちなので注意しましょう。
体を先に洗うこともマナーです
さて、入口でお金を払って、いざ入浴!いきなりドボンはNG!
入り口付近に設置されているかかり湯をざっと全身に掛けて洗います。
そして洗い場に行き全身を洗いましょう。
湯船につかるのはこの後です。
いくら冷えていても下の方だけでも洗ってから浸かるようにします。
洗い場の床は意外とすべる!
浴場の床は滑りやすくなっているのでくれぐれも注意して下さい。
備え付けの洗面器や椅子、赤ちゃん用の入浴補助いすなどもさっと洗ってから使います。
銭湯は公共浴場。協調性も大事
それから、シャワーを掛ける時には後ろに洗い場がある場合は後ろにも気を使って!後ろに人にザーザー掛けられるのはいくらお湯とはいえ気分はよくありません。
それから、みんな座って洗うスタイルの時はシャワーは座って掛けて下さい。
たまに立ったままの方も見かけます。
家の風呂の常識が外れているってよその湯に入らないと解らないので、周りを気にすることも大事ですね。
シャンプーの後は髪はゴムなどで束ねましょう。
お湯に浸かっても油断は禁物?
さて、湯船に入っても湯船の中でごしごし体をこすらないようにしましょう。
それから長湯は禁物!けっこう倒れる人っていますから。
それから下の方を隠す?隠さない?のは自由ですが、倒れた場合、掛けてもらえるのでタオルを持っていてもいいかもしれません。
その場合は湯船に漬けないように注意しましょう。
水分補給を忘れずに
最後に、上がり湯用のシャワー、無ければ洗い場でさっと流して出ます。
お風呂から出たら充分に水分を補給し、休養する。
これでもう温泉も銭湯も完璧です。
たまには銭湯も良いですよ♪
銭湯や温泉では端午の節句に菖蒲湯、冬至に柚子湯(どちらも季語です)などすばらしい日本文化を大切にしているところが多く、家庭では味わえない大きな湯船のなかで菖蒲や柚子の香りが味わえます。
マナーを守って日本文化の銭湯を楽しみましょう。