X脚はグッズで治す！X脚矯正グッズの選び方とメリット・デメリット

 
X脚とは、転んで足を擦りむいたときのように、その状態を引き起こした原因について簡単に絞り込むことはできません。なぜならX脚というのは、歩き方や座り方、荷物の持ち方などの日常的な生活習慣の他、足首や骨盤、股関節などの歪みによって引き起こされる症状だからです。つまり、その原因が一つに絞り込めない以上、矯正への道は長く、時間がとてもかかるものだと思ってください。

 
お顔にできたしみをレーザーで焼くように、あっという間にその悩みを改善したいのであれば病院で手術を受けることも一つの手段ではありますが、しかし生活に支障が出るほどの痛みを伴ったり不具合を抱えているわけでもない状態の場合、そこまで踏み込んだ矯正方法を取れる方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか？

ですから今回は、病院や整体院にかかるのではなく、自宅で矯正グッズを使って行える改善方法についてお話ししましょう。

 

X脚矯正グッズにはどんなものがある？

矯正グッズには、足首を固定するようなサポーターや膝を中心として独特な巻き方をするテーピング、それから骨盤ベルトや骨盤サポートパンツ、補正下着などがあります。サポーターやテーピングは矯正グッズとしての認知度も少しは高いかと思いますが、骨盤ベルトや補正下着などは少しイメージになかったかもしれませんね。しかしベルトで締めたり補正下着で体の正しい流れを直してもらうと、骨盤の歪みが少しずつ矯正されていきますので、その結果、X脚の改善へとつながるわけです。

つまり、X脚の矯正グッズの中には美脚効果やヒップアップ、産後のダイエットや腰痛の軽減など、そのほかのトラブルやお悩みにも対応してくれる一石二鳥的なアイテムが結構あるということなのです。ですから、最初はいくばくかの費用がかかることになりますが、効果や使用法、その使用感や費用なども全て考慮して選ぶと、長く使えて決して無駄にはならないのではないかと思います。

 

矯正グッズ購入の注意点

ただ注意していただきたいのが、その着用方法の確実性とサイズの選び方です。テーピングのみはサイズが関係なく使えるので、推奨されているものを購入して、その貼りつけ方に沿ってきちんと使えば問題はないのですが、サポーターや骨盤ベルト、補正下着には必ずサイズがあります。特に補正下着は、体に合ったものを身につけないと効果が半減してしまいます。

補正下着に関しては、製品によってはお値段がフタケタ万円するものもザラですから、安易に買うのではなくお店のスタッフさんと相談して無理のない範囲の金額で買うようにしましょう。というのも、正しい方法で補正下着をつけているうちに自然と体のラインが変わり、最初に買った下着の大きさが合わなくなることがあるからです。そうなれば改めて1サイズ～2サイズダウンの下着を買いなおさざるを得ないため、最初の投資に予算を全てつぎ込むのは避けた方が賢明だというわけです。

 

自分の生活スタイルに合う矯正グッズの選び方

矯正グッズのほとんどが足に巻いたり、足を固定したりするもので構成されています。ということは基本的に、自宅でじっとしている時に使うもの、というイメージが沸くかもしれませんね。しかし中にはテーピングのように足に直接貼り付けることでパンツスタイルの邪魔にならない矯正グッズもありますし、先ほど述べた補正下着なども動くことに不利益はない作りになっています。

自宅で使う矯正グッズには、使用法が基本的にとても簡単、というメリットがありますが、しかし何もせず座っていられる時間というのは案外少ないもの。特に子供を持つ女性は一日のうちで落ち着いて座っていられる時間なんてほんのわずかでしょう。そんな貴重な時間に矯正グッズを取り付けるのは面倒、もしくは時間が短すぎて効果が期待できない、などの声があるかもしれません。

そういう方の場合には、日常の動きを妨げない矯正グッズをおススメします。骨盤ベルトも慣れれば動きに不自由は感じなくなると思いますが、しかしパンツスタイルだとベルトのボコボコ感が見た目に響いてしまうことがあります。ですから、骨盤を締めたいのであればベルトではなく、サポートパンツの方がアウターへの響きは抑えられるでしょう。

それから補正下着。これも基本的には下着ですから、日常生活には負荷をかけません。ただし夏は非常に暑いです。一日中クーラーの下にいて寒いくらい、という方にはおススメの方法ですが、そうでないのであれば夏の使用は大変です。体のラインを整えたり動きのサポートをする下着ですので、身体にピタッとフィットしているため熱の逃げ場がなく、どんなに通気の良い素材を使っていても夏の盛りに肌に張り付く布きれはやはり気持ちのいいものではありません。

 

オススメは「靴の中敷」

そういったことを考えると、靴の中敷きを替えるというのはとても合理的で簡単なグッズ使用の例だと言えるのではないでしょうか？　新しい靴を買ったとき、中敷きを商品本来のものとは替えて履く、という方はいらっしゃいますか？　気に入って買った靴だけど、どうしても足が痛くて履き続けられない、などという経験をした方なら中敷きを変える、という発想が浮かぶかもしれませんね。その中敷きをX脚矯正をうたうものに替えて履くだけでいいのです。それだけでも足にかかる負担は変わります。その上、生活のリズムを変える必要がなく、日常的な歩くという行為を利用しているのでとても簡単です。

矯正グッズには様々な種類があります。しかしその使い方を誤ったりサイズが合っていなかったりすると、せっかくの矯正グッズが活かされないというもったいないことになってしまいます。また、そういった適当な使用法はX脚の症状やそれが引き起こす第2第3のトラブルをも悪化させてしまいます。

簡単に手を出しやすい矯正方法ではありますが、使い方の確認だけはしつこいくらいに繰り返した方が賢明です。