ダイエット中の便秘を乗り越える。食物繊維・糖質・脂質をバランス良く摂って
ダイエットと便秘は密接な関係にあります。
せっかくダイエットで脂肪を減らしても、その分便を貯めこんでしまっては意味がありません。
ダイエットをするなら、同時に便秘対策もしっかりしましょう。
食物繊維を意識して
ダイエットというとまず食べる量を減らしますが、食べる量が減ると便のかさも減ってしまうので便は出にくくなります。
きのこ類やゴボウ、キャベツなど食物繊維を含む野菜をたくさん取り、便のかさを増やしましょう。
これらは消化に時間がかかるので腹もちも良く、ダイエットに向いています。
また、食事量を減らすということは普段、食品から摂っている水分も摂れなくなってしまいますので、普段以上に水分をしっかりとらないと便が固くなり、便秘の原因となってしまいます。
ただ水をたくさん飲めばよいのかというとそうではなくて、食品と一緒に取ることでスムーズに体内に吸収されますので、果物や夏野菜など特に水分の多い食品を普段より多めに食べましょう。
糖質制限は便秘になりやすい
最近は糖質を制限するダイエットがはやっていますが、糖質は便のかさを増やすだけでなく、腸内で発酵し、腸内環境を良くしてくれるので糖質を全くとらないダイエットをしていると便秘になりがちです。
糖質と言っても甘いお菓子に入っている砂糖ではなくて、ご飯、芋類、豆からの糖質を毎食少しずつでも摂りましょう。
脂質はスムーズな排便に繋がる大事な成分
またダイエットというと、脂質を極端に減らす食事をする人が多いですが、脂質は便秘の改善にはとても重要な役割を果たします。
脂質と便秘は一見関係がないように思えますが、ある程度の脂質は便の水分が腸に吸収されるのを防いだり、便をコーティングして滑りを良くする潤滑油の役割を果たし、するんとスムーズな排便を促します。
植物性の油なら体に脂肪が付きにくいので、例えばサラダにかけるドレッシングをオリーブオイルで手作りしてみてはいかがでしょうか。
自分で手作りするとどれだけ脂質を摂ったかがはっきりわかるので、カロリーを気にする方にもおススメです。
食事量を極端に減らさずに、糖質、食物繊維、便の柔らかさを保つ十分な水分、脂質も適切な量を摂る。
結局はバランスの良い食事が一番!ダイエットをしながらすっきり快調な毎日を送りましょう。