> >

美白成分は進化中!メラニン生成にストップをかけるメカニズム



美白
 
美白成分もいろいろと進化・進歩していますが、新しいアプローチの美白成分も開発されています。
まだまだ研究段階のようですが、第三のメラニンを作らせない美白成分もあるのでご紹介します。


スポンサードリンク



 

メラニンが生成されるしくみ

メラニンがどのように作られるかご存じですか?
ちょっと難しいですが、きちんと知っておくと、美白化粧品選びにも役立ちますよ。
メラニン生成には3つのステップがあります。

 
1. 肌は紫外線を浴びると、肌に炎症を感じ、「紫外線がきたからメラニンをつくって!」という指示情報をメラノサイトに伝達します。

2. 情報を得たメラノサイトでは、チロシナーゼという酵素によりアミノ酸の一種であるチロシンがメラニンへと変化します。

3. メラノサイトの中でメラニンが沢山作られると、近くにある表皮細胞に渡されます。

 
このような段階を踏まえて、メラニンが肌に生まれてきます。

 

美白成分がシミの生成を抑制するメカニズム

美白成分は厚生労働省により「シミやそばかすの生成を抑制する」効果が認められている成分です。
その効果とは、上記3ステップでシミが生成される過程において、メラニン生成を抑制する働きが認められているのです。
美白成分の働きは大きく分けて2つあります。

 
1. 「メラニンをつくって」という指令情報を伝えないことで、メラニン生成をストップさせる方法

指令物質名としては炎症性サイトカイン、エンドセリン、プロスタグランジンなどの物質があるのですが、それを抑制します。
美白成分名は「カモミラET」「t-シクロアミノ酸誘導体」「D-メラノ」「トラネキサム酸」などがあります。

 
2. チロシナーゼの酵素の働きを阻害することでメラニン生成をストップさせる方法

美白成分名は「4MSK」「アルブチン」「ビタミンC誘導体」「ルシノール」「コウジ酸」などがあり、日本の美白美容成分としては、チロシナーゼの活性を止めるものが最も多くあります。

 

第三のアプローチ

メラニン生成のステップを生かして、第三のメラニン抑制作用のある成分開発がされていましたが、そのアプローチが「メラノサイトからメラニン色素が表皮細胞へうけ渡されるのをストップする方法」なのです。
その美白成分が「ニコチン酸アミド」、別名「ナイアシンD-メラノ」とも言いますが、水溶性のビタミンB3で、実はチョコラBBにも配合されています。

このように、最終的に表皮細胞に受け渡すのをブロックする美白成分も開発されているのは嬉しいですね。
いろいろなアプローチで黒色メラニンを作らせなければいいので、美白成分を試してみて、効果が感じられなかったら、別の働きを持つ美白化粧品をプラスしてみるのも効果的ですよ。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク

Comments are closed.