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薬を超えた?!美と健康を作るココナッツオイルの驚異のパワーとは




 
近頃、美容に良いとの評判で人気急上昇中のココナッツオイル。

このココナッツオイルの元であるココヤシの木は、ハワイでは『生命の木(Tree of life)』と呼ばれているほど水分・ミネラル・タンパク質・脂肪・炭水化物と人の体に必要な成分が豊富に含まれています。


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中鎖脂肪酸が注目されている理由

ココナッツオイルの主成分は、飽和脂肪酸の1つである中鎖脂肪酸です。

中鎖脂肪酸は、

・体内での吸収や分解が早い
・エネルギーへの変換効率もとても高い
・過剰摂取分も体内に留まることなく、中性脂肪などへ再合成されることもない
・小腸内の不要物を体外へ排出する働きがある

 
など、美容や健康にとって、これ以上ないというほど優れたオイルです。

そして、この中鎖脂肪酸の働きが、単にこれだけではないことが分かってきたのです。

 

その優れものは『ケトン体』

少し難しい話になりますが、ケトン体とは肝臓内で脂肪が分解されることで作られる『アセトン・アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸』という3つの物質の総称で、血液中に放出される水溶性の物質です。

ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は直接肝臓に取り込まれるため、長鎖脂肪酸などと比べ、非常に大量のケトン体の生成が可能であることが分かっています。

では、このケトン体が体の中でどのような働きをするのでしょうか?

 

1.脳のエネルギー源となる

 脳は栄養源・エネルギー源として、通常、グルコース(ブドウ糖)しか利用することができません。
 筋肉細胞などではエネルギーとなり得る脂肪酸も、そのままの状態では脳への栄養の通り道を通過することができないために、全く役に立ちません。

 しかし、ケトン体だけは、このグルコースの代用となり脳のエネルギー源となることができるのです。
 しかもこれは、体内に蓄えられていたグルコースが足りなくなった時にだけ生産されるという仕組みを持っているため、ケトン体はそもそもグルコースの代用をするために生成されるようになった物質のようです。
 
 ケトン体は、脳だけではなく骨格筋や心臓・腎臓など、肝細胞と赤血球以外の全ての正常な細胞のエネルギー源となります。

 

2.アルツハイマーの治療へ向けた研究

 そもそも、中鎖脂肪酸は記憶力低下抑制に効果があることでも注目されていました。

 また、近年の研究ではアルツハイマー型認知症にある脳では、エネルギー源であるグルコースを上手く使うことができずに脳が疲弊状態に陥ったことで機能不全状態になっていることが判明しており、この改善策としてケトン体を利用する研究が進められているそうです。

 

3.ガン細胞の増殖抑制

 ガン細胞が体内で増殖するためには、膨大なエネルギーを必要とするため、より多くのグルコースを取り込みます。
 しかし、ガン細胞は正常な細胞ではないので、ケトン体を代用することができないのです。

 ですので、体内のグルコースを減らし、代わりにケトン体を増やすことで、正常な細胞組織はエネルギーを取り込み、一方でガン細胞は増殖する術を失っていくと考えられています。

これらはもちろん、ただ食べるだけ、肌に塗るだけで得られる効果ばかりではありませんが、ココナッツオイルで体の中の細胞から元気になれるということは間違いなさそうです。

 
※ココナッツオイルは薬品ではありません。また、過剰摂取はお避けください。
 推奨される1日当たりの摂取量は、成人の場合で大さじ3杯ほどと言われています。

※糖尿病の方がココナッツオイルをご利用になるときには、あらかじめかかりつけの医師にご相談ください。

※記事中のココナッツオイルは『バージンココナッツオイル』としてお考えください。

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