天然オイル活用方法。アロマオイル、使いこなせていますか?
体のケアや美容に効果があるとされる天然オイル。でも日々のケアに取り入れている方は意外にも少ないようです。
でもあまり使ったことがなくても心惹かれるものがある方は多いのではないかと思います。
具体的にどんな使い方ができるのでしょうか。
以下に紹介いたします。
これは、と思う使い方があればぜひお試し下さい。
基本のマッサージ
最も一般的で、かつ最もイメージしやすい天然オイルの使用例では無いでしょうか。
肌をマッサージする場合、何もつけずに行うと肌を擦ることになるので、その刺激が大切なお肌の負担になることがあります。
マッサージの潤滑油として天然オイルを使ってみましょう。
マッサージに使えるオイルには刺激の少ないものを選んだ方が無難です。
刺激の強い精油を使う場合はキャリアオイルとよばれるオイルに1%未満混ぜて使うのが一般的です。
もちろんキャリアオイルのみでマッサージを行うことも出来ます。
リンパの流れや筋肉の向きなどを意識して行いましょう。
マッサージ後のオイルは洗い流す必要が無い場合もありますが、必要ならば落とします。
自分の肌にあったオイルもしくは目的にあったオイルを選びましょう。
また、マッサージの後には水分補給をしましょう。
クレンジング
お化粧をした日の終わりに、クレンジングオイルとして使うこともできます。
手のひらで温めたオイルを肌に乗せ、優しく優しくメイクとなじませます。
ホホバオイルやオリーブオイルなどのキャリアオイルを使いましょう。ゴシゴシこすると肌にストレスを与えるので力を入れすぎてはいけません。
クレンジング剤はメイクと一緒に肌の潤いまで奪ってしまうものが少なくありませんが、ホホバオイルやオリーブオイルは保湿力がある為、潤いを与えることが出来ます。
また、毛穴の汚れまで浮かすので黒ずみ対策にもなります。
これらのオイルでクレンジングした後は優しくオイルを洗い流します。
オイルをたっぷり使ったときは石鹸で洗う前にコットンかティッシュで余分なオイルと汚れを拭き取っても構いません。
その場合もゴシゴシこすらないようにします。
妊娠線防止に
お腹に愛しい我が子を授かったときにも頼もしい味方です。
臨月が近づくにつれ、お腹が大きくなってくると肌に妊娠線が出来ます。
出産が終わった後もこの跡は残りがちなので、妊娠中の、妊娠線が出来る前から防止の為のケアが有効です。
肌を柔らかくするオイルを使い、赤ちゃんに話しかけながら保湿ケアをしてみましょう。
ただし、成分によっては妊婦に良くないものもあるかもしれませんので注意が必要です。
この場合も精油ではなくキャリアオイルを使います。
こちらもホホバオイルがお勧めです。
入浴剤として
精油(エッセンシャルオイル)は入浴剤としても使えます。
そのまま湯船に入れるのは刺激が強いのでキャリアオイル、牛乳、蜂蜜などに混ぜて希釈してからお風呂に入れましょう。
牛乳の場合30ml、蜂蜜の場合10ml、キャリアオイルの場合5mlに対し精油を1滴から5滴ほどが目安です。よく混ぜてお風呂に入れましょう。
ヘアケアに。サラサラにもパーマの質感出しにも
髪の保湿やスタイリング剤として、また頭皮のケアに使えます。
精油を使うときは、キャリアオイルでの希釈をすることはもちろん、どの精油を選ぶかが重要です。
種類によって抜け毛に効果があるものやフケに効果があるものなど様々ですので目的にあったものを選びます。
日本でヘアケアといえば椿油が有名ですがこちらも一口に椿油と言っても豊富に種類があるので最も適したものを選びましょう。
肌の保湿
乾燥を防ぎ、シワなどを防止します。
天然オイルがもたらす幸せ
いかがでしょうか。
いずれのケアにおいてもまずは適したオイルを選ぶことが重要です。
目的にあっているかどうかはもちろん、返って肌が荒れたりしないように注意して選びましょう。
天然オイルはなかなか万能なケア商品であるにも関わらず、意外と使われていないという事実もあると思います。
使い方がわからないということの他にパパッと使えない、やや手間のかかるケアに使う物というイメージがあるせいだと思います。
確かにスピードの求められる現代社会において、天然オイルを使ったケアはやや面倒な部分もあります。
ほんの一手間ですが、その人手間が煩わしいという気持ちも分らなくはありません。
しかし効果効能ももちろんですが、天然オイルには「高級感」や「優雅さ」があります。
心に気持ち良いことをするのはケアという意味において大変重要です。日々のケアにちょっとプラスしてみましょう。
自分の為に時間を使うというのはとても贅沢なことです。
また、自分の為だけでなく、パートナーがいる方は相手が疲れていたりするときはオイルを使ってマッサージをして差し上げてはいかがでしょうか。
良いスキンシップになり、疲れも取れて一石二鳥ではないかと思います。
日々に少しだけゆったりした時間をとってみましょう。