保湿だけじゃもったいない！カレンデュラオイルの使い方

 
毎日のスキンケアに、いくつのアイテムを使用していますか？
最初は一種類、二種類と数が少なかったはずなのに、気が付けば美白に、保湿に、アンチエイジングにと、あれもこれも取り揃えているうちに、一度に使用するアイテムがたくさんになって面倒臭いと感じている人もいるかもしれません。

 
しかし1本で様々な美容効果が実感できるアイテムを選べば、忙しい時間にいくつもアイテムを使う手間をかけなくても、無理なく自分の目指す肌質へと近づくことができるものです。

可愛らしいオレンジ色のカレンデュラの花を植物油に漬けこんで抽出したカレンデュラオイルは、正にそんな1本で様々な美容効果が実感できるスキンケアアイテムです。
そんな魅力的な万能オイル、カレンデュラオイルの効果的な使い方について、ご説明していきます。

 

まさに万能オイル！カレンデュラオイル

スキンケアのためのオイルは実に様々な種類が販売されています。
有名なところでは、比較的安価で入手しやすいオリーブオイルや、皮脂に成分が近いとされるホホバオイルなどがありますが、カレンデュラオイルも、スキンケアに優れた効果のある美容オイルのひとつです。

しかもカレンデュラの花は、「皮膚のガードマン」と言われていることからもわかるとおり、カレンデュラオイルには美肌を目指すために欠かせないβカロテンやサポニンなど、美容効果のある成分がたくさん含まれています。

スキンケアに使用すると優れた保湿効果を発揮するだけでなく、βカロテンによって傷ついた皮膚や粘膜を修復することができます。ニキビが気になるけれどオイルが苦手という人でも安心して使用できるのも嬉しいところです。

また、古代より薬としても用いられてきたカレンデュラは、殺菌や炎症を抑える効果や、肌細胞の再生を促す働きもするので、気になる肌トラブルを改善しながら、ターンオーバーが正常に繰り返される、健康で美しい肌を目指していくこともできます。

カレンデュラオイルには肌の血流を良くする効果や抗酸化作用もあります。肌の毛細血管に効率よく保湿成分や栄養を運搬して潤いをアップさせたり、肌トラブルの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用によって、ニキビからシミ、シワ、くすみ、加齢による毛穴の開きなどのアンチエイジングの問題まで、あらゆる肌トラブルを解消することができる、正に万能オイルと言えます。

 

スキンケアオイルとして

保湿にアンチエイジングにと、あらゆる肌トラブルに効果を発揮するカレンデュラオイルは、実際スキンケアオイルとしてはどのように使っていったらいいのでしょうか。

まずオイルそのものを乳液の代わりとして使用してもいいですし、化粧水をつけた後に美容液のような感覚で顔に伸ばすのもお勧めです。

保湿に抗酸化作用、アンチエイジング効果やターンオーバーを促進する効果もあるカレンデュラオイルを美容液の代わりとして用いると、あれこれ美容液を重ねなくても、1本で満足できるスキンケア効果を実感することができます。
化粧水、カレンデュラオイルと重ねた後、クリームなどで保湿の蓋をするとより美容効果がアップします。

1本を2か月から3か月で使い切ることを推奨されている、デリケートなカレンデュラオイルだからこそ、美容液や乳液代わりに毎日使い続けてその効果を実感していきましょう。

 

マッサージオイルとして

スキンケアの保湿やアンチエイジングアイテムとして、乳液や美容液のように使われることの多いカレンデュラオイルですが、スキンケアオイルとして以外にマッサージオイルとしても使うことができます。

顔のマッサージオイルとして使用する場合は、カレンデュラオイルをたっぷり馴染ませて、必ず下から上、内側から外側の順番を守り、優しく撫でるようにしてマッサージしていきましょう。

またフェイスケアだけでなく、体のケアにもカレンデュラオイルは効果的です。
毎日のハンドケアやフットケアに、ボディークリームと同じ要領で使用するのもお勧めです。

ハンドケアは水仕事をした後などに、その都度ハンドクリームの代わりとして使用するだけでなく、就寝前にカレンデュラオイルで手のひらや甲をしっかりマッサージして解すと、手のキメが整い、リラックスして一日の疲れを癒すことができます。

フットケアとして足をマッサージする場合は、くるぶしから膝へ、膝から太ももの付け根へとカレンデュラオイルを馴染ませながらマッサージすることで、滞りがちなリンパの流れを改善することができ、肌の黒ずみや乾燥を予防するだけでなく、むくみを解消することにも繋がります。

 

妊娠中・授乳中にも活躍するカレンデュラオイル

また、妊娠中や授乳中でも安心して使用できるオイルなので、妊娠線の予防や、出産前の会陰マッサージに使用するのにも適しています。
赤ちゃんのいる大切なお腹や、赤ちゃんの出口となる会陰部分を、お風呂上りに優しくカレンデュラオイルを使ってマッサージしてあげましょう。

授乳中に赤ちゃんに吸われて切れたり、痛くなったりすることの多い乳頭も、妊娠中からカレンデュラオイルでマッサージして柔らかくしておくと、産後の授乳期のトラブルが起きづらいと言われています。

ただし、妊娠中の体はとてもデリケートなので、不調を感じたり、お腹が張るなど調子がいつもと違うときは自己判断で行わず、必ず医師などに相談してから行うことをお勧めします。