ニキビ悪化でクレーターになることも！「ニキビ痕」のホントのところ

 
ニキビができ、ひどく炎症状態まで進んでしまうと、ニキビ自体は治っているのに、痕が残ってしまうことがありますよね。

このニキビ痕、一度出来てしまうとなかなか消えてくれず、とても厄介なのです！

いろいろなニキビ痕

ニキビの進行程度によって、ニキビ痕の形は異なるといわれています。今回は、様々なニキビ痕をご紹介していきます。

クレーター状のニキビ跡

月面のようにボコボコしてしまったり、大きく平たいくぼみが出来ている状態が、クレーター状のニキビ痕です。小さなニキビが進行し、毛穴とその周囲の皮膚がひどい炎症を起こしてしまうと、そのダメージは真皮にまで及んでしまいます。真皮は、皮膚の弾力をサポートする部分（ベッドでいう、スプリング）であり、クッションの役割。炎症の影響で、真皮で作られるコラーゲンが破壊されると、真皮のクッションも破壊、そしてクレーター状の痕となってしまうのです。

ダメージを受けてしまった真皮、出来てしまったクレーター状のにきび痕は、残念ながら通常のスキンケアではどうすることも出来ません。治療については、病院の皮膚科や美容クリニックに相談しましょう。

赤く残るニキビ痕

クレーターと違って凸凹した痕ではないものの、とても目立ってしまう赤いニキビ痕。ニキビができ、炎症が起こると、皮膚を修復するために毛細血管が作られるのですが、ニキビが完治した後、その毛細血管だけが残ってしまった状態が、赤いニキビ痕です。通常、時間がたてば消滅していきます。

色素沈着

日焼けでできてしまったシミのようなニキビ痕は、炎症後色素沈着と呼ばれています。過剰に作られたメラニン色素が、肌の一部分に過剰に蓄積することで、シミとなって皮膚表面に現れます。通常のシミと同じく、紫外線を浴びることで濃くなることも。

ケロイド

フェイスライン付近に、皮膚が内側から大きく盛り上がったようなケロイド状のニキビ痕ができることがあります。一般的なニキビ痕ではありませんが、これもニキビの炎症が進むと起こってしまう痕の一つ。ニキビが治っていく際、真皮内のコラーゲンが過剰に作られることによってできるものです。この症状をスキンケアで治療することはできませんので、病院の皮膚科もしくは美容クリニックに相談しましょう。

ニキビ痕を作らないために

４つのニキビ痕を紹介しましたが、痕を作らないためにもニキビを炎症の状態まで進行させないことが大切！ニキビができたお肌はデリケートです。出来てしまったニキビは、自己判断で潰したり、無理なケアは絶対に行わないようにしましょう。あまりにもニキビがひどい時は、病院やクリニックのチカラも借りて、完治を目指していきましょうね！

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