耳の裏がくさい…意外な盲点！そのニオイ、もしかしたら加齢臭かも？

 
美容院に行ったとき、シャンプーしてくれる美容師さんが髪や地肌だけではなく、耳の裏まで洗ってくれますが、あれは耳の裏が意外と汚れのたまりやすい場所だからなのです。

ということは、お手入れをさぼるとイヤな臭いの発生源に……。あまり意識しない場所ですが、毎日のお手入れでキレイを保ちましょう！

耳の裏は、加齢臭が出やすい

「加齢臭」というと頭皮やワキの下などを思い浮かべますが、実は耳の裏も加齢臭が出やすい場所なのです。自宅でシャンプーをするとき、きちんと耳の裏まで洗っていますか？耳の裏は皮脂の分泌量が多いので、放置しているとどんどん雑菌が増え、加齢臭の元となるノネナールを作り出してしまいます。泡のついた手でササッとこするだけでいいので、毎日の習慣にしてしまいましょう。最初は面倒でも、慣れれば洗わないと気持ち悪くなります。

汗をかいたらこまめに拭き取る

シャンプーのときだけではなく、汗を拭くときにも忘れられやすいのが耳の裏です。おでこや首はしっかり拭いても、耳の裏まで意識して拭き取る人はあまりいないのではないでしょうか？しかし、拭いてもらえぬまま放置された汗は、皮脂やほこりと混ざり合い、それらを分解する雑菌によって悪臭となります。「ちゃんと汗拭いてるのに変な臭いがするなぁ」という場合は、耳の裏も疑ってみてください。濡らしたタオルで拭うだけでも効果があります。

アテロームの可能性も…

もし、耳の裏にボコッと丸い臭いものができていたら、それはアテロームかもしれません。別名を粉瘤ともいい、自然に排出されずにたまってしまった皮脂や垢などが袋状になったものです。耳の裏はお手入れが行き届かず不潔になりやすいので、比較的体の中でもアテロームができやすいのです。

手術は日帰りでできるそれほど難しいものではないので、気になったら早めに皮膚科を受診しましょう。また、アテロームは多くの場合良性の腫瘍ですが、ごく稀に癌化してしまうこともあります。自己判断は避けたほうが賢明です。

ピアスの穴もきちんとケアを

ピアスを開けている人の中には「穴の中が化膿して膿が出てきた｣という経験を持つ人が多くいます。そして、この膿がまた臭うのです。膿じゃなくても、穴の中にたまった皮脂や汚れは悪臭の元になります。ピアスを外したら、ピアスを専用のソープで作った泡に浸し、それをピアスホールに出し入れして洗浄しましょう。最後にシャワーを当てながら再度ピアスを出し入れして泡を洗い流し、ピアス自体の汚れもしっかり洗って水分を拭きとったらお手入れ完了です。

 
「耳の中が臭う」ことには敏感でも、耳の裏の臭いまではあまり考えたことがないという人は多いです。口臭と同じく、人の顔が近付きやすい高さにある場所なので、しっかりお手入れしておきましょう。

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