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日本人には肉食は合わない?便秘にならずにお肉を美味しく食べる方法



ステーキ
便秘の大きな原因の一つとして良くあげられるのがお肉やお魚などを中心としたいわゆる「肉食」なのですが、実際はどのようになってるのでしょうか?


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まず、お肉は良質な動物性たんぱく質や脂質など少ない品目で効率よくエネルギーや栄養をおいしく取ることができるというメリットを持っており、江戸時代では滋養強壮の薬として貴重な栄養源となっていました。

 

日本人の内蔵は肉の消化に向いていない?

しかし、お肉は蠕動運動を促す食物繊維が全く入っておらず、一度食べると胃に滞在する時間が10~24時間と消化に長時間がかかる上、胃腸に負担をかけるだけでなく体力の消耗と多くの消化酵素や代謝酵素を失うという大きなデメリットを持っています。

特に日本人にはお肉や乳製品など欧米風の食べ物を消化するための消化酵素が欧米人と比較したとき少ないので消化不良を起こしやすい体質なので、近年の日本にある「肉ブーム」のようなものは便秘を冗長させるだけでなく、大腸ガンの罹患など生活の質も著しく下げてしまうのです。

 

過度の肉食は便の質を悪くする

また、お肉の消化に時間がかかるとそれだけ腸に滞在する時間が長くなって便が腐敗していき毒素を発するようになったり、体臭が出てきたりすることもあるので便秘気味の人の肉食には特に注意が必要なのです。
このように過度の肉食は便の質を悪くして便秘を引き起こしてしまうということが分かります。

ちなみに、我々ヒトと同じ霊長類というカテゴリに入るチンパンジーはジャングルで果物や木の実などを食べて暮らしており、タンパク源は少量の昆虫などを食べているのみなのでお肉がなくともヒトは生きていけるということが分かります。

 

内蔵に負担をかけずにお肉を食べるには?

それでもお肉が好き、という人はどのようにしてお肉の料理を楽しめばよいのでしょうか?

まずはお肉を食べる量と回数を減らすということがポイントで月に2回ほどのペースで食べるようにし、牛肉を例にすると油の少ないローストビーフ1枚またはフィレ肉ステーキ1枚などあまりたくさん食べないよう上質なお肉を食べることをおすすめします。

また、野菜や豆類を肉料理と共に添えたり、前菜にわかめサラダなど食物繊維の多い食べ物を取り入れてみるなどメニューを工夫するのも美味しく食べて便秘を解消するコツと言えます。

 

どれだけ美味しくても「ほど良く」が大事

最後に、便秘は「美味しいものの食べ過ぎ」で起こる場合もありますが、「美味しいもの」を程よく食べて便秘が改善される場合もあるということを心得ておきたいですね。

また、食事の改善だけではなかなか解消しない便秘や腹痛を伴う便秘はお医者さんに相談して食事療法を実践することをおすすめします。

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この記事は当ブログのライター「さっしー」が書きました。

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