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幼少期の便秘は大人になっても影響する!赤ちゃん・子供の便秘対策



便秘解消

 

子供は排便を怖がる傾向にあります。子供の便秘は親の気持ちとしてもつらいもの。
「便秘は万病の元」と言われるのは子供にとっても同様で、深刻な病気を引き起こすこともあります。
子供が便秘に苦しまず、健やかに成長できるようにどのようなことに気をつけたらよいのか詳しく見ていきましょう。

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子供の便秘の原因は?

子供の便秘の原因は大人とどうちがうのでしょうか?

 

食事の変化

母乳から粉ミルクへの移行期、または離乳食への移行期には胃に入る食べ物が激変するので幼い腸の動きが対応できず、便秘になる可能性があります。
また、緑黄色野菜など色のついている野菜を嫌う傾向にあるので偏食気味になることがあります。また、小食になりがちなので、腸で便が停滞し、排出されにくい事象もあります。

 

環境の変化

幼稚園、小学校へ通学すると他人と接する時間が多くなり、その分便意を我慢してしまう傾向にあります。
また、環境が変わると多かれ少なかれ子供にストレスを与えることになり、自律神経の乱れから便秘を引き起こすケースも多いのです。

 

トイレトレーニングの不足

排泄の経験が少ない子供は決まった時間にトイレへ行く習慣が必要です。トイレへ行く時間だけでなく、食事や就寝の時間も規則正しくすることが大切です。
しかし、子供は基本的に排便したがらないので、それをしかりつけるなどして子供を追い込むのはよいことではありません。
上手に排泄できた時は褒めてあげるなど、子供を励まして良い環境を作ってあげましょう。

 

 

便秘が子供に与える影響とは

子供の便秘対策が重要なのは、大人になってからも影響が残ることです。

 

大人になっても慢性的な便秘になる

子供のころか便秘になりがちだと大人になっても慢性的な便秘に悩まされる傾向にあります。子供の頃の環境におかれた状態を長く引きずってしまうためです。子供の将来のためにも健やかな腸環境を作っていくように配慮しましょう。

 

発熱を伴う便秘

子供は大人と比較して抵抗力が少ないため、便秘になると毒素を排出できず熱が出ることがあります。熱が出ると水分が失われ、さらに便秘がひどくなる場合もあります。大抵は排便されると熱も下がりますので、水分を多めに飲ませて排便を促してみましょう。

 

自律神経の乱れ

子供は大人よりもメンタルのコントロールができないので、便秘が続くと精神の安定を欠き、副交感神経も低下するため、ますます便秘がひどくなります。
便秘がひどくなり多機能性障害や登校拒否を起こしたケースもあります。いたずらに不安にならず、専門家の力を借りながら子供のケアをしていきましょう。

 

器質性便秘

体質や生活習慣の乱れなどからおこる機能性便秘とはことなり、器質性便秘は腸の奇形などが原因で、医療機関での処置が必須です。
便秘解消を試みても改善しない場合は専門医にみてもらいましょう。

 

 

赤ちゃんの便秘対策で注意したいこと

赤ちゃんは腸も成熟しておらず栄養の変化が大きいので便秘になりやすい傾向があります。以下の点に注意して便秘に対処していきましょう。

 

1.便秘のサインに気を配る

大人にとっても排便のペースは人それぞれであるように、赤ちゃんにとってもそれぞれで排便のペースが異なります。
毎日排便がなくても元気な様子であれば心配する必要はありません。逆にお腹が張って苦しそうな様子や食べても吐いてしまう様子が見られるようであればお腹を「の」の字の方向にマッサージする、お尻に水をかけて刺激するなどして排便を促してみましょう。それでも症状が改善しない場合は一度専門医にみてもらいましょう。

 

2.通院をためらわない

大人でもそうですが、便秘は日々のささいなことが原因で発生するので病院に行くことをためらう人も多いようです。
腸閉塞など命にかかわる病気を引き起こす可能性もあるので改善しない場合は病院へ行きましょう。

 

3.便秘解消をあせらない

4歳ぐらいまでは腸はまだ発達していない状態なので、便秘になりやすくなります。便秘が続くようであれば専門医に診てもらい、肛門に問題がなければ成長により自然と便秘は改善されていきます。食生活の改善を図りながらあせらず見守っていきましょう。

 

 

子供の便秘対策で注意したいこと

子供といえども、便秘対策は大人と同じで生活習慣や食生活の見直しにより腸を整えていくことが根本的な解決につながります。しかし、親としては子供の苦しそうな様子を見ると心配になるもの。以下の点に注意して子供の便秘解消を助けてあげましょう。

 

1.予防を重視する

子供の便秘の多くは生活習慣や食生活の乱れからくるものです。特に子供は食べ物の好き嫌いが多く、肉を好み野菜を食べない傾向にあります。
また、朝食を食べない子供と便秘には相関関係があるという研究結果もあります。
便秘になって対処を迫られる前に、早め早めの予防を心がけましょう。
そのためにはまずバランスのよい食事を規則正しくとり、朝食の後はトイレへ行く習慣をつけることが鉄則です。

 

2.叱らないで

トイレトレーニングではついつい子供を叱りがちですが、叱られるとトラウマになる可能性があります。
決して無理やりトイレに行かせたりせず、出来る範囲で対策を続けていきましょう。

 

3.心配し過ぎない

便秘は自律神経の乱れから引き起こされるケースが多いのですが、自律神経は近しい人に伝播するものです。子供の便秘は心配ですが、心配のあまり精神状態が乱れてしまうと子供にも伝わってしまい、さらに便秘が進んでしまいます。親がどっしりと構えてゆとりを持つことが子供の便秘解消への第一歩です。

 
生活習慣の改善は便秘だけではなく、人格形成にも深くかかわりがあるものです。ゆとりを持ちながらじっくりと取り組んでいきましょう。

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カテゴリ: 便秘解消

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