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生活シーンで使い分けて。日焼け止めと化粧下地の違い



日焼け止め

 

毎日ベースメイクの前に、日焼け止めや化粧下地を塗っている人は多いことと思います。
そんな何気なく使用している日焼け止めや化粧下地の選び方は、気に入ったブランドのものだったり、スキンケアからメイクまでライン使いしている人や、口コミで人気の商品を愛用している人までそれぞれです。
しかし日焼け止めや化粧下地のスキンケア効果をよく理解してから選ぶことができれば、さらに自分の肌の悩みや生活に適したものを上手に選ぶことができるようになります。
一見大差ないように見える日焼け止めと化粧下地の違いを知り、自分に合ったものを探していきましょう。

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日焼け止めと化粧下地の違いとは

日焼け止め効果のある化粧下地もたくさん販売されていることから、ベースメイクの前に使用するアイテムとして、あまり違いを感じない日焼け止めと化粧下地ですが、そのスキンケア効果には大きな違いがあります。

 
まず、日焼け止めはその名の通り、紫外線による日焼けから肌を守るアイテムです。
商品のパッケージにはSPF15 PA++などと、日焼け止め効果を数値化した値が見やすい場所に表示されています。

 

SPF

SPFはサンプロテクションファクターという言葉の略称で、紫外線のUVB波を遮断する効果を表します。
何もつけずに紫外線に当たると、約20分くらいで肌は赤くなっていきますが、SPF15なら何もつけない時の約15倍の時間、つまり20分×15=300分、約5時間UVB波を遮断する効果があるという意味になります。

 

PA++

またPA++は紫外線のUVA波を遮断する効果を表します。+から++++まであり、+が増える程、UVA波をカットする力が強いという意味になります。

 
UVA波に当たると、肌は黒く焼けてしまいますが、PA++と表示された日焼け止めを使うと、肌が黒く焼けるのをかなり防ぐ効果があるということになりますし、日本で表示される最高レベルのPA++++ともなると、海や山など紫外線が強力な屋外でも安心して過ごす事ができる程、UVA波に対する日焼け止め効果が高いということになります。

 

化粧下地の役割

これに対して化粧下地は、ベースメイクのノリや持ちを良くしたり、気になる顔の色むらや、開いた毛穴を目立たなくするために使用するアイテムです。
今では日焼け止め効果もある化粧下地もたくさんあるので、自分の生活に一番合ったものを選んで使用していくことが大切です。

 

 

日焼け止めと化粧下地をその日の過ごし方で使い分ける

たくさんある日焼け止めや化粧下地の中から、どれをどのように使用していくといいのか、迷うところです。
そこでお勧めなのが、日常生活をハレの日、仕事、休日の3つに分類して、化粧下地と日焼け止めを使い分けていく方法です。

 

ハレの日の使い分け

結婚式や子どもの入学式、卒業式など、正装するハレの日には、日焼け止めより化粧下地を使用するのがお勧めです。
ニキビ跡やシミ、目の下のクマが気になる場合は緑色の化粧下地を気になる部分に、それ以外の部分には顔の透明感がアップする、イエロー系の化粧下地を選びましょう。
冠婚葬祭は、正装に見合ったきちんとしたメイクをすることが求められます。また、屋外で過ごす時間も短いことが多いので、日焼け止めより顔色を補正してメイクをより綺麗に仕上げることのできる化粧下地が活躍します。

 

仕事など日常生活での使い分け

仕事や家事、育児などの日常生活では、それぞれの過ごし方によって化粧下地と日焼け止めを選んでいきます。
例えば接客業や営業職などで一日中お得意先やお客様と会う仕事の場合は、屋外で過ごす時間も考えて、日焼け止めと化粧下地の両方を使用するか、紫外線カット効果のある化粧下地を使用するのがお勧めです。

 
化粧下地と日焼け止めを両方使用する場合、つける順番としてはスキンケアの後にまず日焼け止めを塗り、その後に化粧下地をつけます。
化粧下地に日焼け止め効果のあるものなら、化粧下地のみで大丈夫です。

 
また、事務や工場など屋内での勤務の場合は、それほど強い紫外線カット効果も必要無いので化粧下地だけで十分ですが、屋外で過ごす機会の多い仕事の場合は、日焼け止めの中でも、レジャーに対応できるものか、それに準ずるような紫外線カット効果の高いものを使用して、お昼休みなどにこまめに塗り直すことをお勧めします。

 

休日はアウトドアとインドアで使い分ける

仕事が休みのオフの日には、できれば肌にもあまり負担をかけたくないものです。
友達やカレと遊びに行く場合は、普段通りのメイクが必要かもしれませんが、一人で買い物や映画を楽しむ程度なら、SPF15程度の日常使い用の日焼け止めか化粧下地に、パウダーなど軽いベースメイクで過ごすと肌を休めることができます。

 
ただし、海やスキー場などのアウトドアな場所へ遊びに行く場合は、レジャー用のSPF値の高い日焼け止めとUVカット効果のあるベースメイクを重ねて、肌を紫外線から守っていきましょう。

 
よく真夏でなければ紫外線対策はあまりいらないと思っている人がいますが、山や海は季節を問わず紫外線が強いものです。後で日焼けして後悔しないためにも、しっかり紫外線対策をして楽しむことが大切です。

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