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保湿クリームと保湿乳液、決定的な違いはどこにある?



エバメール
 
保湿のフタとして、先につけた化粧水の潤いや水分を蒸発させにくくする役割をする保湿クリームや保湿乳液ですが、皆さんは実際どのように選んでいるのでしょうか?

気に入ったブランドのライン使いで、ただ何となく選んでいたり、クリームはべたつくイメージがあるので、使い心地のさっぱりした乳液を選んでいたりなど、その基準は十人十色です。


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しかし保湿クリームと保湿乳液では、実はその成分に大きな違いがあるものです。
そんな保湿クリームと保湿乳液の違いを把握して、より自分に合ったアイテムを選び、毎日のスキンケアの効果をアップさせていきましょう。

 

成分に見る保湿クリームと保湿乳液の違い

保湿のフタのマストアイテムとして、多くの人が愛用している保湿クリームや保湿乳液ですが、実は配合されている成分に決定的な違いが二つあります。

まず一つ目は、それぞれの商品に配合されている水分と油分の量です。
保湿クリームは保湿乳液に比べて配合されている水分の量が少なく、その分油分が多いのが特徴です。
今ではサラッとした使用感の、ジェルに近いテクスチャの保湿クリームもありますが、それでも液体である乳液に比べれば、水分の量は少ないということになります。

そして二つ目の違いは、乳化するために配合されている界面活性剤の量です。
保湿クリームも保湿乳液も、基本は油分と水分や美容成分などを乳化して、均一で安定した状態に混ぜて作られるものです。
それぞれの配合されている水分量や油分の量が異なるということは、乳化する際に使用する界面活性剤の量も違ってくるということになります。
天然の界面活性剤である石鹸成分で乳化した商品もごくたまにありますが、市販の保湿クリームや保湿乳液では、より水と油が安定して均一に混ざることのできる、合成界面活性剤を使用しているものがほとんどです。

合成界面活性剤は数百とも言われるほどたくさんの種類があり、それぞれの乳化力も様々です。
植物由来で乳化力のあまり強くない、肌への負担が少ない合成界面活性剤もたくさんあるので、そういった成分を最小限使用して、水と油を乳化しているクリームや乳液もありますが、乳液でよりさっぱりした使用感を求めると、どうしても乳化剤である合成界面活性剤を多く使用しなければ作れないと言われています。

成分を均一に混ぜ、分離することなく長期間安定させる力のある便利な合成界面活性剤ですが、敏感肌やバリア機能が弱い混合肌には負担になることもある成分なので、保湿乳液や保湿クリームを選ぶ際の一つの基準として覚えておくと便利です。

 

保湿乳液はこんな人にお勧め

保湿のフタである乳液やクリームを選ぶ際には、どうしても店頭のポップを参考にしたり、クチコミや美容部員さん、友達の評判が重視されがちです。
しかし自分の肌質に合ったものを使用しなければ、逆に肌トラブルの原因になる可能性もあるのが化粧品です。

保湿クリームと比較して、さっぱりした使用感のものが多い保湿乳液は、基本的には普通肌から脂性肌の人や、皮脂分泌の活発な若い人にお勧めのアイテムです。
特に皮脂分泌の活発な脂性肌の人は、自分の皮脂が過剰に分泌していることから、油分を含んだ保湿のフタである乳液などのアイテムは必要ないと思っている人も少なくないようですが、過剰な皮脂分泌が気になるからこそ、保湿のフタは必要です。

理由は肌は化粧水だけをつけておくと、やがて水分は時間とともに蒸発してしまい、一時的に乾燥した状態になってしまうことです。
肌が乾燥した状態になると、潤いを守ろうと皮脂の分泌が活発になるので、益々脂性肌の状態が酷くなり、ニキビや毛穴の黒ずみ、化粧崩れの原因にもなりかねません。

皮脂がたっぷりあるから大丈夫!と油断せず、逆に悩みの種である過剰な皮脂分泌を落ち着かせるためにも、さっぱりした使用感の保湿乳液でスキンケアのフタをして肌の潤いを守っていきましょう。

 

乾燥肌や敏感肌には保湿クリームを

毎日洗顔後に肌のつっぱりを感じたり、すぐ粉を吹いたようになる乾燥肌の人は、角質層の水分量だけでなく油分の量も少ない肌です。そんな乾燥肌に補給した水分をしっかり維持するためには、保湿乳液よりも水分量が少なく油分がたっぷり配合されている保湿クリームがお勧めです。

また、肌が敏感でなかなか合う乳液が見つからない敏感肌の人の保湿のフタにも、保湿クリームは適しています。
合成界面活性剤は、乳液やクリームの成分を均一に混ぜ、安定させる効果の高い成分ですが、多量に配合されていると肌のバリア機能が弱い敏感肌の人には肌荒れの原因になってしまったりする可能性もあるものです。
保湿乳液と比べて、乳化目的で使用される合成界面活性剤の量が少ないものの多い保湿クリームは、そんな敏感肌のバリア機能に比較的負担が少なく保湿のフタができるのでお勧めのアイテムです。

特にさっぱりした緩いテクスチャのクリームより、こってり固めのツヤのあまり無い伸ばすのが難しそうなクリームの方が、合成界面活性剤の配合量が少ないものが多いので、安心して使用することができます。

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