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アルブチンの副作用と安全な使い方。アレルギー反応は?



アルブチン

 

年齢によるシミや、できてしまったニキビ跡の色素沈着を改善するのに欠かせない美白成分であるアルブチンは、肌の漂白剤と言われるハイドロキノンと比較しても副作用も少なく、安全で使用しやすい成分だと言われています。
しかしそんなアルブチンも、濃度や肌の状態、使い方によっては副作用を感じることがあるかもしれません。

 
特に美白成分は、数か月から数年と長い期間使用し続けるものなので、かつて美白化粧品で白斑ができたトラブルがニュースになったように、使い続けているうちに肌トラブルが起きる可能性も心配なところです。
そんなアルブチンの副作用についてご説明していきたいと思います。

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アルブチンによる副作用やアレルギー反応は?

1989年に厚生労働省から認可され、医薬部外品として販売されているアルブチンは、ハイドロキノンなどの美白成分と比べて、副作用が少ない成分だと言われています。
特に市販されているアルブチン配合の化粧品は、配合濃度も低いものが多いことから、肌トラブルが起きにくく、比較的肌質を選ばず安心して連用できるものが多いようです。
ただし、アルブチン配合の化粧品が絶対に副作用の無い成分なのかというと、肌質や肌の状態によってはかぶれたり、アレルギー反応などの刺激を感じる人がいるのも事実です。

 

パッチテストで相性を見極める

敏感肌の人や、初めてアルブチンを使用する人は、まず二の腕の内側の皮膚でパッチテストをしてから顔に使用することをお勧めします。
基本的に化粧品に多く配合されているαアルブチンは安全な成分ですが、どうしてもαアルブチンを刺激に感じる場合は、より刺激の少ないβアルブチン配合の化粧品を選ぶようにしたり、アルブチン以外の配合成分の中に合わないものが無いかどうか、チェックすることも大切です。

 
また、アルブチンはメラニン色素の生成に働きかける酵素チロシナーゼに作用して、メラニン色素の増殖を抑制する効果があります。
美白を目指す上ではとても頼もしい効果ですが、メラニン色素は本来、黒くなることで紫外線によるダメージから肌を守っている成分でもあります。
メラニン色素の生成が抑制された状態で日焼け対策をせずに紫外線を浴び続けると、シミや色素沈着の改善どころか、悪化する可能性もあるので、必ず日焼け止めや紫外線カット効果のあるベースメイクと併用するように心がけましょう。

 

 

白斑が心配!アルブチンは大丈夫なの?

医療機関などで処方される高濃度のハイドロキノンを指示された期間以上に自己判断で使用していると、中には白斑のような症状が出る人もいると言われています。
また、以前には大手メーカーの美白化粧品で白斑ができてしまったというニュースもあり、とても衝撃的で、覚えている人も少なくないことと思います。

 
このことからも、美白成分というと、シミや色素沈着に積極的に働きかける効果がある反面、保湿成分などと違って刺激が強い成分なのでは?と使用するのを躊躇する人もいるかもしれません。
実際、アルブチンはどうなのでしょうか?

 

市販のアルブチン化粧品では白斑の心配はない

最強の美白成分として「肌の漂白剤」とも言われるハイドロキノンと比較して、αアルブチンは10分の1、βアルブチンにおいては100分の1の美白力を持つといわれるアルブチンは、比較的刺激も少なく、市販のアルブチン配合の化粧品を使用する限りは、白斑の心配はないようです。

 
そのため、ハイドロキノンが肌に合わなかった人でも、アルブチンなら安心して連用することができる場合が多いとも言われています。
また、アルブチンはできてしまったシミや色素沈着だけでなく、これからできるかもしれないシミや色素沈着にも効果を発揮する成分なので、季節を問わず、毎日のスキンケアに取り入れていきたい成分です。

 

用法を守り紫外線対策も欠かさず!

このように副作用も少なく、比較的安心して使用できる美白成分であるアルブチンは、市販の化粧品だけでなく、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関でもシミやニキビ跡の改善のために処方されることがあります。
医療機関で処方されるアルブチンは、市販のアルブチン配合の化粧品に比べて高濃度なものなので、副作用を起こさないためにも必ず医師の指示に従い、決められた用法や用量、使用期間をしっかり守って使用するようにしましょう。

 
また、医療機関で処方されるアルブチンだけでなく、市販のアルブチン化粧品を使用する際にも、紫外線対策は必要です。
必ず日焼け止めや紫外線カット効果のある化粧品を併用し、長時間屋外で過ごす場合はこまめに塗り直すことも忘れないようにしましょう。

 
アルブチンは紫外線によって生成されてしまったメラニン色素を抑制する働きをするので、紫外線対策をアルブチン配合のスキンケアと一緒に行うということは、肌荒れなどの副作用を防ぐだけでなく、紫外線によるダメージを軽減し、今あるシミや色素沈着に対するアルブチンの効果をより高めることにも繋がります。
紫外線対策とアルブチンの相乗効果で、副作用の少ない安全な美白成分であるアルブチンの優れたスキンケア効果を、しっかり活かしていきましょう。

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