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手作りへちま化粧水レシピは充実している!作り方と注意点



へちま化粧水

 

へちま化粧水は、自宅で手作りもできます。昔から、おばあちゃんが自分で作って使ってきた化粧水なので、作り方のノウハウも充実しています。今回は、へちま化粧水を手作りする方法と注意点をお伝えしましょう。

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へちま化粧水の作り方

注意点を挙げる前に、まずは、へちま化粧水の作り方をご紹介しましょう。基本的な作り方のために用意するものは、たいていのご家庭にある物でまかなえます。そして、作る季節は、9月ごろの、夏から秋の間がベストタイミングになります。

<用意するもの>
・瓶などの容器
・脱脂綿
・アルミホイル
・コーヒーフィルター

2リットルくらいのものを用意します。すぐに使ってしまうつもりであればペットボトルでも構いませんが、出来上がった化粧水を長く保存したい場合は、使う前に熱湯で消毒しておきましょう。

 

へちま化粧水 基本の作り方

1) へちまを収穫します。9月ごろの、夏から秋の間の時期が最適です。へちまの実が完熟したら、地上から50~80cmくらいで茎から切り取ります。

 
2) 地面に植わっている残りの茎の切り口を容器に差し込みます。この時、容器の口からゴミや土などが入らないように脱脂綿を詰めます。容器の上をアルミホイルでおおい、雨から守ります。

 
3) 一昼夜そのまま放置します。気温が高い場合は、夕方から翌朝にかけて行います。

 
4) 容器にたまったへちま水を、コーヒーフィルターでろ過します。

 
5) そのままで冷蔵庫で保管し、約1週間使えます。

 
いかがでしょうか。こうして採取できるへちま水の量は、0.5リットル~2リットルくらいです。へちまの実ではなく、へちまの茎から採取するんですね。ろ過はしますが、ほぼそのまま使うわけですから、濃度も成分も自然のまま。本当のナチュラルコスメと言えますね!

 

へちま化粧水の作り方(応用編)

また、より長持ちする化粧水に仕上げるには、基本の作り方で仕上がったへちま水に手を加えます。
へちま水1リットルに対し、グリセリン80cc、エチルアルコール200cc、ホウ酸30g~40gを用意します。

 
1) グリセリンとホウ酸を混ぜてよく溶かします。約70度の湯で湯せんします。

 
2) メチルアルコールを加えます。

 
3) へちま水を少しずつ注ぎ入れます。混ぜながら冷ましていき、出来上がり。

 
これだけでも本格的な化粧水に仕上がりますが、これにアロマオイルやヒアルロン酸をプラスすれば、あなただけの特製化粧水が楽しめますね!

 

 

へちま化粧水を手作りする時の注意点

へちま化粧水は天然の化粧水なので、つねに安心安全と思われがちですが、天然のものでも肌に合わないことはあります。成分が調整されていないので、栄養がある反面、成分的な不純物もそのまま入っており、思わぬ肌トラブルを引き起こすこともあるのです。
アレルギーや敏感肌でも大丈夫と言われるへちま水ですが、肌の状態や体調によっては、合わない時もあるでしょう。念のため、パッチテストを行ってから使うようにすると安心ですね。

 

 

へちまを栽培するには

へちま水の摂り方の前に、へちまを栽培しなければなりませんよね。へちまを植えるのは4月から5月が最適です。夏前から準備して、秋にお手製のへちま化粧水を作りましょう。

 

へちまの栽培方法

1) 種まき 4月中旬~5月上旬
霜の心配がなくなったらへちまの種まきの季節です。
槌は、ホームセンターなどで野菜用の土を購入しましょう。直植えの場合は、約2週間前に、苦土石灰などを土に混ぜて準備しておきましょう。
直まき、プランター、どちらも10cm間隔で1粒ずつ植えます。ポットで育てる場合は、ひと鉢に1粒ずつ植えます。深さは約1cm。まだ肥料は不要ですが、水やりをたっぷりと。

 
2) 定植 5月中旬~6月上旬
本葉が4枚から5枚開いたら、もっと広い場所に移す時期です。畑や庭へ定植しましょう。
定植の場所は、日当たりが良く風通しが良いところが理想的。緑のカーテンにもできますよ。棚を作る場合は、南向きか西向きが良いでしょう。
株と株の間は30cm以上開けます。プランターで育てる場合は、大きめで深いプランターを使います。定植後10日経ったら、追肥を行います。施肥は、8月中旬までに3回程度が目安になります。
葉が茂ってきたら、湿気がこもるのを防ぐために、こまめに剪定しましょう。

 
3) 棚づくり 5月下旬~
本葉が6枚から7枚開いたら、つるを這わせる準備をします。へちまのつるは、3m以上伸びるので、十分にゆとりを持って場所を作ります。

 
・緑のカーテン
株のそばに支柱を何本か立て、支柱と支柱の間にネットを張ります。横に這わせるためには、脇芽を伸ばします。定植後にすぐにいちばん上を摘み取り(摘芯)子づるが伸びたら再び摘芯をして、孫づるを増やしていきます。適宜、伸びる方向を調整しましょう。

 
・へちま棚
親づるを早く伸ばすため、脇芽をかき取ります。親づるが棚上に届いたら、摘芯をして、子づるを3本か4本伸ばし、棚に子づるをからませます

 
4) 結実 7月中旬~
早ければ7月に入ってすぐに花が咲きます。
実を食べる場合は、7月から9月が旬です。着果して10日過ぎたら収穫です。
へちまたわしを作る人は、9月に入って実が完全に熟してから収穫します。
へちま水を取るには、9月上旬~中旬が最適です。中秋の名月が目安とも言われていますよ。

 
以上、へちま化粧水を手作りする方法についてお伝えしました。
春に始めて初秋には作れるという、お手軽な手作りコスメです。へちまは緑のカーテンにもなりますから、温かい季節になったら自宅の庭に植え、夏は涼しく過ごし、秋口に手作り化粧水を作れば、エコにも節約にもなるかも。そのうえ美肌にも!これはトライしてみたくなりますね。

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