手作りアロエ化粧水の作り方3種とアロエの育て方のコツ
ナチュラルライフにピッタリのアロエ化粧水は、自宅で栽培しているアロエを使って、簡単に手作りできます。ここでは、アロエ化粧水の作り方とアロエの育て方をお伝えしましょう。
手作りアロエ化粧水の作り方
ホワイトリカーを使う方法
基本は、ホワイトリカーをベースに作る方法です。
ホワイトリカーは、スーパーで購入できます。1本1.8リットルが標準的なので、1本分の分量で作ればたっぷり使えます。
なお、ホワイトリカーは焼酎の一種ですので、アロエ化粧水は焼酎でも作れますよ。
また、分量は、人によってさまざまです。ハンドメイドですから、基本の分量を目安として、後はお好みで調整してみて下さい!
●材料
ホワイトリカー 1.8リットル
アロエ 500~600g
レモン 4~5個
グリセリン 100cc
●作り方
広口の大きな瓶にホワイトリカーとグリセリンを混ぜ、薄切りにしたアロエとレモンを加えます。
冷蔵庫の野菜室で1ヶ月~3か月保管します。
3か月後、アロエとレモンを引き上げ、こします。これで、簡単アロエ化粧水の出来上がりです。
柚子入りアロエ化粧水
アロエに柚子をプラスすると、保湿力が高まります。ドクダミやレモン、はちみつをプラスしても良いですよ。
●材料
ホワイトリカー
アロエ(縦に半分に切り、10cm程度の長さに切っておく)
ドクダミ(葉を洗い、水気を取っておく)
柚子の種
レモン(スライスしておく)
●作り方
すべての材料を大きな容器に入れ、ホワイトリカーに浸す。
1ヶ月放置し、材料を取り出し、レモンを絞って濾せば出来上がり。仕上げにグリセリンを足すとしっとりタイプの化粧水になります。
即席アロエ化粧水
ホワイトリカーに漬け込むのではなく、今すぐ使いたいという時は、この方法で化粧水が作れます。
・アロエの葉を洗い、トゲを取り除きます。
・アロエをすりおろします。ゼリー状の部分はそのまま使えます。
・ガーゼに包み、搾ります。
・精製水で薄めて、出来上がり!
手作りアロエ化粧水の注意点
●レモンを使う場合は日中のスキンケアには使用しないこと
レモンにはビタミンCが豊富ですが、紫外線に当たるとシミの元になってしまいます。手作り化粧水でレモンを使用した時は、夜のスキンケアに使いましょう。気になる人は、レモンを使わずに作れば安全です。
●アロエ化粧水の濃度
ホワイトリカーはアルコール度35度ですが、肌が弱い人はそのままつけるとダメージを受けてしまうこともあります。最初は、精製水で薄めて濃度を薄くして使いましょう。この時、アルコールとともにアロエの濃度も薄まってしまいます。アロエ100%のほうが効果は高くなりますが、アロエも人によっては強すぎることがあります。
出来立てのアロエ化粧水は、最初は薄めながら使い、慣れたら濃くしていきましょう。
●ホワイトリカーとは
ホワイトリカーは、日本では焼酎の一種(原料の味がほとんど感じられない甲類焼酎)を指しています。梅酒を作る時にも使われるお酒です。
ホワイトリカーの代わりに日本酒でも代用できます。その場合、日本酒は料理用ではないものを使います。
●グリセリン
グリセリンは、薬局で1,000円くらいで購入できます。化粧水作りに使うと伝えて出してもらいましょう。
●アロエの種類
アロエは、アロエベラとキダチアロエの2種類が出回っていますが、化粧水に使うには、どちらでも使えます。時期としては、新芽の頃のものが良いそうですよ。
アロエの簡単手作り入浴剤
アロエの効能を全身で実感したい人は、自宅のアロエをお風呂で使うのもおすすめです。
アロエ風呂その1~そのまま使う
・アロエの葉をきれいに洗い、トゲを取り除きます。
・5ミリ程度の長さに切り、ガーゼに包んで浴槽に入れます。
・湯を沸かして、完成!
アロエ風呂その2~すりおろして使う
・アロエの葉をきれいに洗い、トゲを取り除きます。
・アロエをすりおろします。
・お風呂に湯を張ります。
・ガーゼに包んで湯船に入れて、完成!
アロエの育て方
アロエの植え付けは、5月から9月にかけて、暖かい時期であればいつでも植えられます。
日当たりの良い場所に置いて育てると、丈夫になり、耐寒性も高まります。
株分けは、5月から9月が適当です。親株の周りに子株ができるので、切れ目を入れて株を分けます。切り取った直後は数日間、茎から水分が出ますが、日陰で乾かしてから鉢に挿します。切り取られた株のほうは、新芽が伸び、葉が増えます。
アロエの葉を化粧水に使うつもりであれば、5月になったら積極的に株分けをして、新芽をどんどん増やしておくと、たくさん収穫できるでしょう。
手軽に作れるアロエ化粧水
アロエ化粧水を手作りする方法をお伝えしました。アロエは手軽に手に入り、栽培も容易で、おまけに化粧水作りもシンプルです。そのうえ、効能がすばらしいなんて、ほかにはなかなかない素材です。スキンケアだけでなく、傷や日焼けにも効果があるので、家族で使える化粧水です。楽しみながら手作りして、たっぷり活用できると良いですね!