「野馬分鬣」(イェマフェンゾン)で身体をしなやかに鍛えよう!ダイエットにも最適です
今回は、太極拳ダイエットのご紹介をしたいと思います。
みなさんご存知のように太極拳は中国武術の一派です。これは、もともとは護身術なのですが、健康のためにも良いので、一種の健康法として習っている方が世界的に多いようですね。
太極拳はゆっくり動くことが大切
よくテレビなどで中国人の方々が朝の公園に集まってみんなで練習をしているのを見たことがありませんか。
何千年もの歴史を持つ中国で生まれた太極拳ですが、このゆっくりとした動きが大切なのです。
長く、かつやわらかく、細く、深く呼吸をすることによって自律神経のバランスを回復させることができます。
ゆっくり動いて体の調子を整える
近頃は日によって暑いと思ったら急激に涼しくなってしまったり、また朝と晩の寒暖の差が激しかったりしますよね。このような時期は自律神経が狂ってしまい、人によっては眩暈や動悸などの体の不調がおこってしまうことがあるようです。
普段から太極拳で体の調子を整えておけば、自律神経も安定し体の養生ができます。なおかつゆっくりと体を動かすことによって体の筋肉も鍛えることができ、ダイエットにもなりますので一石二鳥ですね。
野馬分鬣(イェマフェンゾン)
今回は、その中の一つである、「野馬分鬣」(イェマフェンゾン)という動きをご紹介したいと思います。これは、野馬の鬣を分けるという動きです。
まず、体の前で両手でボールを作ります。
右手は胸の高さ位におき手のひらは下に、左手はおへそ位において手のひらは上にします。
左足のつまさきを右足に寄せていきます。この時体も右に向け、重心を右足におくようにします。
体を左に戻すとともに、左足を踏み出します。右足に重心を置いたまま右足を曲げ、左足をかかとから着地させます。
徐々に左足重心にしていき、右足を伸ばすとともに両手を上下にかきわけます。
かきわけたあとは左手は肩の高さで手のひらを顔の方にむけ手を伸ばして手鏡をみるときのような感じにします。右手は腰のわきに置きます。
慣れるまでは形にこだわらなくてOK!
いかがでしょうか。
最初は慣れないので難しいと思いますが、慣れてくるとスムーズにできるようになってくると思います。最初のうちはあまりちゃんとできているかなと形にこだわらずに、流をつかんで円を描くようにやっていくだけでも良いと思います。
大切なのは、長く、かつやわらかく息を吐いてリラックスをしながら行うようにすることです。力んでしまって息を止めてしまっては効果が半減してしまいます。
ゆっくりと、息を吐きながら行うことによって心身ともにリラックスをしながら、体の歪みなども整えられて、自然とダイエットをすることができますよ。