洋風おでんであったまろ♪根菜たっぷりレシピ「塩豚のポトフ」
寒くなるとおでんなどの煮込み料理が恋しくなります。
おでんは、油で揚げた練り物がたくさん入っていて、野菜は少なめ。意外とカロリーが高くて栄養のバランスはあまり良くないのが残念なところですね。
洋風のおでんである根菜たっぷりのポトフは、おいしくて低カロリーで栄養満点! 心も体もほかほかです。
塩豚のポトフ
材料(4人分) (一人分約240kcal)
豚ヒレ肉 400g
大根 1/2本
にんじん 1本
じゃがいも 4個
長ネギ 2本
コンソメキューブ 2個
ローレルの葉 2枚
塩・胡椒 適量
にんにく 1かけ
オリーブオイル 適量
作り方
1. 豚ヒレ肉は4等分に切り、塩をまぶしてしばらく置く。(できれば一晩)
2. 大根は3㎝の厚みに切る。にんじんは大きめの乱切りにする。じゃがいもは皮をむき、二等分にする。長ネギは5㎝の長さに切る。にんにくはみじん切りにする。
3. 鍋にオリーブオイルを敷き、にんにくを入れ、弱火でゆっくりと炒める。香りが立ったら豚肉を入れ、表面に焼き色を付ける。
4. 大根、にんじん、じゃがいも、長ネギを加え、軽く炒める。
5. ひたひたの水を加え、コンソメキューブとローレルを入れ、蓋をして強火にかける。沸騰したら火を弱め、30分ほど煮る。
6. 塩・胡椒で味を調える。
ほっこりするのに代謝は上がる不思議レシピ?
塩漬けにしたヒレ肉がほろほろと口の中でほどけてとてもおいしいですよ。豚肉のうま味や、ニンニクの風味、ローレルの香り、それぞれの野菜のうま味が大根などの素材にしみこんで、ほっこりとしたおいしさです。
豚肉をヒレ肉にしたことで、カロリーを控えめにしています。冬になると根菜を食べたくなるのは、根菜が体を温める効果があるからです。体が温まると、代謝もアップしてダイエット効果が期待できますね。
豚肉にはビタミンBが豊富に含まれています。疲労回復効果があり、冬に食べると弱った体を元気にしてくれ、風邪をひきにくくしてくれます。代謝を促進する効果も高いのがうれしいですね。このビタミンBの吸収力を高めてくれるのは長ネギの硫化アリルという成分です。豚肉を食べる時はネギ類と一緒に食べると効果的です。
大根はビタミンCが、にんじんにはβ-カロテンが豊富です。この成分は皮の近くほど多く含まれているので、煮込み料理の時は、皮をむかずに調理しましょう。柔らかく煮込めば、皮は全く気になりません。皮をむかないわけにはいきませんが、じゃがいもにもたっぷりのビタミンCが含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、張りのある肌を作ってくれ、抗酸化作用でシミやシワを予防してくれます。β-カロテンは肌の粘膜を強くし、肌の内側からきれいを助けてくれます。ビタミンCは水に溶けやすいのですが、ポトフの優しい味は煮汁ごといただきたいものです。ビタミンCをぜひ、残さず召し上がれ。