ダイエット失敗！上半身に比べて下半身が痩せにくいのはどうして？

 
ダイエットを頑張っているのに、なぜか上半身だけ痩せて下半身には効果がでない。そんな悩みはありませんか？　どうして下半身は痩せないのか、その原因をあれこれ探ってみましょう。

むくみと下半身太り

まずどうして女性の足はむくみやすいのでしょうか。足のむくみには、血液の流れがとても関係していると言われています。体内の血液は、動脈を通って隅々まで行き渡り、その後静脈に入って心臓に戻ります。血管からは水分が染み出しているのですが、本来ならばその水分のほとんどは、静脈で吸い上げられ、残りはリンパ管によって体内に吸収されます。

しかし、静脈やリンパの流れが弱まることや、塩分の多い食事で水分が体内に溜まると、吸収しきれずに残った水分が、そのまま細胞の間に滞ってしまいます。それがむくみです。足は心臓から一番遠い部分です。故に特にむくみやすいのです。男性はもともと筋力がありますので血液を重力に逆らい心臓に戻す力ありますが、女性はその筋力が弱いので、その結果むくみがちになってしまうのです。しかし、むくんだ状態をそのまま放っておくと、それが下半身太りにつながってしまいます。むくみが原因で太った下半身は、残念ながら運動や食事制限だけではなかなか痩せにくいのが現状です。

厄介なセルライト

また、本来ならば、静脈やリンパ管で回収される水分が、そのまま足に溜まり、脂肪細胞に入り込こんで、変質してしまうことがあります。これがセルライトと呼ばれる脂肪のかたまりです。太ももなどをひねるようにしてみて、ぽこぽことした皮膚になったらそれはセルライトです。セルライトは、血管やリンパ管を圧迫してしまい、血行不良や冷えを引き起こすので、さらにむくみを誘発する原因となります。しかも、セルライトは、老廃物などが、複雑に絡み合っているため、運動や食事制限をするだけでは、なかなか減らすことが難しいと言われています。セルライトは実に厄介なものです。

リンパの流れが悪くなることで、老廃物や水分が溜まり代謝が落ちます。そのため脂肪が溜まってセルライトができ、血流が悪くなります。栄養や酸素を運ぶ血液が届きにくくなることで、更に代謝を悪くしてしまい、冷えやむくみになるという悪循環になってしまいます。それは、下半身が太るだけでなく、腰痛や冷え性の原因にもなるので、むくみやセルライトができない工夫をしなければいけません。

セルライトができる予兆？こんな症状にご注意を

セルライトまではいかないけれど、その前の段階のセルライト予備軍というものもあります。「むくみやすい」「あざができやすい」「傷やあざの治りが遅い」などの症状があるならば、それはセルライト予備軍かもしれません。このような方は、本格的なセルライトができる前に、早めのむくみ対策をすることで改善できます。リンパマッサージや半身浴などを積極的に行って、セルライトの原因であるむくみを解消しましょう。下半身がなかなか痩せずに困っていた原因が、主にむくみであることを知ることで、対応することができます。

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