脂肪分なのに?!痩せたい人ほどココナッツオイルを摂るべき理由
脂肪といえば、ダイエット中には避けたいもの、食べてはいけないもの、の代名詞のような存在ですが、実はダイエット中だからこそ、積極的に摂ってもらいたい脂肪があることをご存知でしょうか?
それが、最近を注目を集めている『ココナッツオイル』です。
ココナッツオイルの嬉しい効能とは?
『ココナッツオイル』は、その名の通り、ココヤシの実から採れる油のことです。
ココヤシといえば、海辺に悠然と根を張り、青い空に向かい高々と伸びた幹に羽根状の大きな葉をなびかせている風景が容易に思い浮かぶのではないでしょうか。
そのココヤシの実、ココナッツから採れるココナッツオイルは、オイルであるにも拘らず摂取することで痩せることができるというのです。
正確には、体を『痩せやすい体質に変えることができる』というべきかもしれません。
これは、このオイルの主成分である飽和脂肪酸に秘密があります。
ここで、あれ?と思った方もいるかもしれません。
飽和脂肪酸といえば、体内に溜まりやすく悪玉コレステロールの原因となる脂肪のはず。
実は、この飽和脂肪酸にはいくつかの種類があります。
肥満や成人病の原因の一つとされる菜種油や大豆油、コーン油、ごま油、オリーブオイルなどのリノール酸やオレイン酸の主成分となっている飽和脂肪酸は『長鎖脂肪酸』といわれるものです。
一方、ココナッツオイルの主成分となっている飽和脂肪酸は『中鎖脂肪酸』といわれ、長鎖脂肪酸とは全く異なった特性を持っています。
では、それは一体どのような特性なのでしょうか?
体に溜まらない中鎖脂肪酸
長鎖脂肪酸
・吸収後も脂肪組織や筋肉組織において一旦貯蔵され、必要に応じてのみゆっくりと消費されるため、分解されるまでにも 非常に時間が掛かる。
長期的・継続的にスポーツをしている人にとっては、グリコーゲンが不足した際のエネルギー源となるため、とても重要な栄養源となるのですが、使われることがないとそのまま体内に残留してしまうため、所謂、体脂肪として蓄積し中性脂肪や悪玉コレステロールの合成を促し、成人病へと繋がってしまうのです。
中鎖脂肪酸
・体脂肪として蓄積することもなく、中性脂肪などを再合成する心配がない。
・その吸収速度は、長鎖脂肪酸の4倍、代謝率は10倍ともいわれている。
・母乳にも含まれている安全な脂肪酸のため、手術後や未熟児の栄養補給にも使われている。
その特性から、激しい運動を行う場合において持続時間延長のための、急速なエネルギーの補給にも効果を発揮することが報告されています。
基礎代謝をアップする油
中鎖脂肪酸により体内のエネルギーの燃焼を促そうとしても、体内が不要な物だらけでは、なかなかその威力を発揮することができません。
基礎代謝を落とす要因の一つ、小腸に溜まった宿便は、食品化合物などが小腸内壁にある無数のヒダ(腸絨毛)に付着することで起こります。
これにより、必要な栄養が吸収されにくく、また不要物が蓄積されやすいという悪循環が起こっています。
では、どうすれば?
答えは簡単です。
実は、この小腸内の不要物もココナッツオイルが腸絨毛に浸透することで除去してくれるのです。
ココナッツオイル一つで、痩せやすい体質を手に入れ、太りにくい体質へと変えていくことができるということです。
※ココナッツオイルの1日当たりの推奨摂取量は、成人で大さじ3杯程度とされています。
天然成分ですので、一度にたくさんの摂取は避けてください。
※糖尿病の方が中鎖脂肪酸を摂取する場合は、必ず事前に専門医に相談してください。
※ここでいうココナッツオイルは『バージンオイル』のことを指します。