徹底解説！運動後のお酒はダイエット効果を半減させる！

ここではアルコールと運動について紹介します。
ダイエットのためにスポーツクラブなどで運動している方も多いと思いますが、みなさん運動後にアルコールを飲んでいませんか？運動後にアルコールを飲むのは良いのでしょうか、悪いのでしょうか。
運動後にたくさん汗をかいた後は、お酒も進みますよね。
のどが渇いているというだけでなく、しっかり運動したから沢山飲んでも大丈夫という安心感があるのでしょう。実は、運動後の飲酒にはいろいろな問題があります。

お酒は脱水症状を進ませる

運動後というのは、大量の汗をかいて体内の水分量が減っている状態です。運動をしてのどが渇くというのは軽い脱水症状なのです。中には、お酒がおいしく感じるということで運動中、極力水分補給をしないという無謀な方もいるようです…。

 
そんな状態でアルコールを摂取したらどうなるでしょうか。
お酒も水分だから、水分補給できていいんじゃない？と思っている人は多いと思いますが、違うのです。
アルコールには利尿作用があり、体外に水分を排出する働きがあるのです。ビールなどを飲んでいるとトイレが近くなるという経験はありませんか？それは利尿作用が働いているからです。
また、お酒を飲んだ後はのどが渇くという人もいると思います。
要は運動後の飲酒によって、さらに脱水症状をひどくしてしまう危険性があるということです。

 
これは運動中だけに限りません。汗を多くかく入浴やサウナなども同じです。
体内の水分が多く失われている時にはアルコールだけを摂取するのではなく、水などをしっかり飲むようにする必要があります。
もちろん、その際の飲み物に清涼飲料水やジュースなどは適していません。なぜなら糖質が多く入っていますからね。

筋肉を増やしたいならお酒は飲まない方が良い

運動後の飲酒で、せっかくの運動効果が少なくなってしまうこともあります。
運動を行う目的は、ただ汗を流すことではありませんよね。体重を減らしたり、体型を変えたり、体力をつけることを目的としているはずです。そのためには筋肉量を増やし、余分な体脂肪をカラダから減らす必要があります。

 
ダイエットを成功させる秘訣の一つに、筋肉量を増やして代謝量を高めるということを聞いたことはありませんか？筋肉量が増えることで、エネルギー消費が大きくなりやせやすくなるのです。
その筋肉をつけるためには、筋肉の元となるたんぱく質をしっかり摂ることが必要となります。

 
しかし、運動後にお酒を飲んでしまうことで、たんぱく質をしっかりと摂っていても、アルコールが筋肉をつくる作用を妨げてしまうのです。研究でも、運動後にアルコールを飲むと、筋肉の合成（筋肉が増えること）が妨げられるという結果が出ています。
せっかく筋肉をつけるために行っている運動なのに、その後にお酒を飲んでしまうと筋肉がつきにくくなってしまうということなのです。

お酒で運動の疲れが取れにくくなる？

また、カラダの疲れを回復する睡眠にも大きく影響します。
睡眠時はカラダや脳を休めるだけでなく、筋肉の修復なども行われています。その際に分泌されるのが成長ホルモンです。
しかし、飲酒によって睡眠が浅くなるなどの影響から成長ホルモンの分泌が減ってしまうことで、筋肉の修復や合成がしっかり行われなくなってしまうのです。
もちろん、カラダの疲れも取れにくくなります。

結論！運動後のお酒はメリットなし！

いかがでしたか、運動後の飲酒にはまったくメリットがない！ということを知っていただけましたでしょうか。運動後にお酒を飲みたい気持ちは十分わかります。確かにいつもより美味しく感じます。

 
ただ、一番の目的はダイエットなのです。ダイエットを成功させるためには今までの項目同様、ルールをしっかり作り、それを継続していくということが大切です。

 
ダイエットのために運動をした日はあまりお酒を飲まず、しっかりとしたバランスの良い食事を摂ること、そしてしっかりと睡眠をとることをオススメします。どうしても飲みたい！という場合は量を少なめにし、おつまみにもたんぱく質が多く含まれている食材を選ぶようにしましょう。

 
また、運動前のアルコールはもちろん厳禁です。
酔ったまま運動することでケガにつながるだけでなく、心臓への負担が増大しスポーツ中の突然死リスクを高めてしまうことになるのです。
お酒を飲んだ後の運動や飲みながらの運動は絶対にやめましょう。
ダイエット中はうまく息抜きをしながら賢くお酒を楽しむようにしましょう。
そして、ダイエットが成功した暁には思いっきり美味しいお酒を飲めばいいのです！

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