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グルテンフリーダイエットと炭水化物抜きダイエットの違い



パン
 
従来のダイエットというと、食事の量を極端に我慢して減らし、普段しないような過度な運動を始めるというのが一般的なイメージでした。
しかし、様々なダイエット方法が存在する今日、このようにストレスの溜まる無理をしなくても、健康的に体重を落とすことができる方法がいくつもあります。


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その中でも、炭水化物を含む食品を徹底的に避けることでダイエットを実現する炭水化物抜きダイエットは、グルテンフリーダイエット同様、比較的無理せず痩せることができるダイエットとして人気の方法です。

では一見同じように思われがちなグルテンフリーダイエットと炭水化物抜きダイエットはどのような違いがあるのでしょうか? ご説明していきたいと思います。

 

炭水化物抜きダイエットとは?

炭水化物抜きダイエットとは、その名の通り、毎日の食事からご飯やパン、麺類などの炭水化物を排除するダイエット方法です。
確かに炭水化物は血糖値を上昇させるものが多く、たくさん食べると太る原因になります。
白米や精製された小麦で作られたパンは血糖値の上昇を表すGI値の数値も約80~90ととても高く、たくさん食べると体内で余剰となった糖分が脂肪として蓄積されていってしまいます。

炭水化物抜きダイエットを行えば、ご飯やパンを食べないことから血糖値の急激な上昇を抑えることができるだけでなく、一食あたりの摂取カロリーも大幅に押さえることができるので一石二鳥です。
しかも炭水化物の代わりに野菜やタンパク質であるヨーグルトや牛乳などを摂取すればお腹も満たすことができるので、誰でも無理せず理想の体重を目指せるというわけです。

炭水化物抜きダイエットのデメリット

しかし炭水化物は健康維持に大切な役割を果たしている栄養素でもあります。
例えば、炭水化物が体内で分解された時に生成されるブドウ糖は、脳の栄養源です。
炭水化物抜きダイエットを行うと、この脳の栄養であるブドウ糖の量が不足してしまう可能性があります。

炭水化物以外にも飴やチョコレートでもブドウ糖を摂取することはできますが、これらの甘いお菓子は炭水化物よりもさらに急激に血糖値が上昇するので、あまり食べると体への負担も大きく、逆に太りやすくなってしまいます。

また、米やパンなどの主食となる炭水化物には、タンパク質も含まれています。
ダイエットだからと炭水化物の量を極端に減らしてしまうと、同時にタンパク質の摂取量も減るということになります。タンパク質が不足すれば肌の状態が悪くなるなど、様々な不調が起こってきます。ブドウ糖もタンパク質も人間が生きて行く上で大切な栄養素。その両方ともが不足することにもなりかねません。

さらには食事から極端に炭水化物を抜くと、食事をしても何となくお腹が落ち着きません。この物足りなさが過食への引き金になる可能性があります。炭水化物抜きダイエットは結果が出やすいダイエット法だと言われていますが、それと同時にリバウンドを招きやすいダイエット法でもあるのです。

 

グルテンフリーダイエットと炭水化物抜きダイエットとの違い

グルテンフリーダイエットも、炭水化物抜きダイエットと同じく、パンや麺類、クッキーやケーキなどの洋菓子を避けるダイエット方法です。
しかしグルテンフリーダイエットはグルテンが入っているものだけ避ければ良いので、パンや麺類は食べられなくても、日本人の主食であるお米はしっかり食べることができます。

お米はGI値が最も高い白米でも84と食パンよりも低い上に、タンパク質も比較的多く含まれています。ブドウ糖やたんぱく質の不足に悩むことなく、より健康的にダイエットを続けられるので、メリットが大きいのです。

玄米ならGI値は58とさらに低く太りにくいのですが、胃腸が弱い人には毎日食べ続けるのは負担になることもあります。
そこでお勧めなのが白米と玄米を同量混ぜて炊飯する方法。白米のみよりGI値が下がりますし、鉄分やビタミンなどのミネラルも豊富に摂取できます。玄米だけを食べるより胃腸への負担も少ないので、グルテンフリーダイエットにぜひ取り入れていきましょう。

 

グルテンフリーダイエット中に食べていいもの・ダメなもの

このように、炭水化物ダイエットと比べて誰でも実行しやすく、失敗しにくいグルテンフリーダイエット。絶対に守らねばならない約束はただ一つ、グルテンを含む食品を食べないということだけです。

グルテンを含む食品は、パンや麺類、グラノーラ、小麦粉を原料とした洋菓子やスナック菓子、小麦や大麦を使用したお酒や醤油、味噌、醸造酢などの調味料が該当します。

パンや麺類はご飯に置き換えれば無理なく食べずに済みますが、醤油や味噌は毎日の食生活に欠かせない基本の調味料なので、全く使用しないのは難しいかもしれません。
なるべく醤油はだし汁や塩、ごま、鰹節などを組合せて乗り切るようにし、味噌も米が主原料のものを選ぶようにしましょう。

飲み物ではビールや発泡酒、麦焼酎やウイスキーも小麦や大麦が原料になっているので注意が必要です。

逆に小麦や大麦を含んでいない食品や飲み物は摂取しても大丈夫なので、野菜やタンパク質をしっかり取るように心がけながら、バランスの良い食事を毎日意識して、無理なく健康的にダイエットを続けていきましょう。

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カテゴリ: ダイエット

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