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女性の薄毛(分娩後脱毛症・びまん性脱毛症)の原因とHARG療法



パーマ
 
今でもパーマやカラーリングによって薄毛になってしまう可能性は指摘されています。
昔に比べればパーマ液やカラーリング剤の質も上がりリスクも軽減されつつありますが、今でも髪に良い影響を与えるわけではないということは変わりません。


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パーマやカラーリングで起こり得る問題点

1. 熱によって髪の毛を変質させる

パーマやカラーリングで抜け毛を誘発してしまう要因として、ヘアアイロンやドライヤーで熱を与えすぎていることが考えられます。熱を長時間当てることにより、髪の成分であるタンパク質が変質してしまう可能性があります。
一度熱を加えて変化してしまうと、いくら冷やしても元の状態には戻りません。

ドライヤーで温度設定できるものであれば70度以下にしたいところです。
高熱のドライヤーだと100度を超えてしまうケースがあるので、できるだけ控え、長時間高熱を髪に当てるのは避けましょう。
ほんの数分程度当てるだけであればそこまで問題ないのですが、長時間、髪に熱を帯びてしまうと髪の毛の内部組織が崩れてしまいますので、高熱の温風は好ましくありません。

 

2. カラーリング剤やパーマ液が髪を傷める

カラーリング剤やパーマ液を使うときは1剤と2剤に分かれていることが多いですが、その成分が髪を傷めてしまう原因として考えられます。多くはアルカリ剤が配合されていて、キューティクルを通過して髪の内部のコルテックス細胞へと侵入してしまいます。
そうなるとキューティクルが開いた状態になって髪の毛が膨張し、キューティクルがはがれやすい状態となってしまいます。

そして、パーマやカラーリングを行うと、髪の水分量が減っていき撥水毛と呼ばれる状態に変化してしまいます。
撥水毛は髪の毛の水分量が10%以下まで減っていき、パサつきやツヤのない状態の髪になってしまうことを指しています。

また、パーマ液やカラーリング剤というのは、髪の毛を生成しているシスチンを切断してしまうという作用があります。一度切断されたシスチンはクセのない直毛、あるいはパーマがかかった形状を実現するために再結合されます。

もともと正常だったシスチンを切断することは、いわば健康な状態の髪にメスを入れているようなものです。
どうしてもキューティクルが損傷したり、髪表面のツヤやコシを削ぎ落としてしまう可能性が高まってしまいます。

1度や2度程度のパーマやカラーリングですぐに髪の毛が傷んでしまうというわけではありませんが、2、3ヶ月に一度というペースで継続的に行っている方は、髪の毛が傷みやすくなってしまうリスクがあるということも理解しておきましょう。

 

誰にでも起こり得る分娩後脱毛症やびまん性脱毛症

分娩後脱毛症とは

女性は男性に比べて女性ホルモンの分泌が活発で、男性特有のAGA脱毛症が起こるケースはありません。
ただ、女性ホルモンのバランスは体調の変化や出産、加齢などによってバランスが崩れることがあります。
そうすると一時的に大量の抜け毛が発症してしまい、薬や育毛剤を使用しないと改善されないケースも。

例えば出産を期に起こる分娩後脱毛症は出産によって女性ホルモンのバランスが崩れ、数ヶ月ほど抜け毛が治まらないと状態が続きます。分娩後脱毛症は稀に起こるケースというわけではなく、3割から4割程度の方が経験されているということで決して珍しい脱毛症ではないので、焦らず対応していくことが重要です。

女性ホルモンのエストロゲンは出産すると子供に栄養を吸収されてしまうため、一時的にホルモン量が減るということが起こります。個人差がありますが、女性ホルモンのエストロゲンが正常値に戻るのはだいたい授乳を終了した頃が多いです。
特に高齢出産になってしまう場合は回復までの時間がかかるケースがあり、人によっては6ヶ月から1年ほどかかってようやく抜け毛が治ってくるというケースも報告されています。

 

女性に起こるびまん性脱毛症の症状とは

びまん性脱毛症の原因はストレスや生活習慣の乱れなど生活リズムが影響して起こってしまうと薄毛の症状となっています。薄毛は頭部全体が薄くなってしまうこともあれば、分け目や頭頂部が薄くなってしまうケースもあります。
びまん性脱毛症は、ある特定の原因を突き止めるのが難しい脱毛症でもあります。

ストレスや食生活、睡眠不足の原因が多いですが、ダイエットや避妊薬がきっかけで発症してしまうケースも。
そのどれもがヘアサイクルの乱れを招き、薄毛を引き起こしてしまう要素となっています。最近では若い方にも見られ30代や40代でびまん性脱毛症になってしまうケースもあります。

 

女性の薄毛をケアするには?

もし発症してしまっても医師に相談したり、定期的に女性用の育毛剤を使っていれば改善する可能性も大いにあるのでそこまで深刻に考える必要はないでしょう。
育毛剤やヘアケアをしてなかなか治らない場合は病院で血液検査を行い、外用薬のみならず、内服薬も使用して治療を行うケースもあります。
即効性を求めるなら、栄養剤を頭皮に直接注入するHARG療法なども登場しています。
深刻な場合はそのような施術もあるので検討してみるのもよいでしょう。

 

深刻な女性の薄毛にはHARG療法を

一般的に薄毛に悩んでいる女性は、育毛シャンプーや育毛剤を使用して対応している方が多いのではないでしょうか。
市販されている育毛剤も豊富に種類があって手軽という利点があるのですが、なかなか薄毛改善までの時間がかかるというのも事実です。
しかも数ヶ月経っても育毛剤の効果を感じ取ることができないという意見も聞かれます。

そんな時に検討したいのがHARG療法!

 

HARG療法ってどんな治療法?

HARG療法とは、頭皮に直接、栄養剤を注入していく薄毛治療方法です。
昔は注射針のような針を使って痛みのある施術が一般的でしたが、最近のHARG療法は、そのような注射針を使うところは非常に減ってきています。

今では数百を超えるクリニックや病院がこのHARG療法を取り入れていますが、そのほとんどがレーザーや電気を使用した無痛治療がメインとなっています。
レーザーといっても、頭皮の表面を焼いたり、焦がすというわけではありません。
目では確認しにくい非常に小さな穴を頭皮に開けていき、そこから栄養剤を注入するという方法です。頭皮の細胞膜に開けられる穴は1ミリにも満たないほど小さなものですから、痛みを感じることはありません。

 

HARG療法で注入されるのはどんな成分?

HARG療法で用いられる栄養素はクリニックなどによって多少成分が異なるケースがありますが、脱毛症ガイドラインにも記載されているミノキシジル、その他髪の毛の生成に役立っているアミノ酸やたんぱく質、ミネラルなどを含んだ物が多くなっています。

普段の食生活の中で取り入れられる成分もありますが、頭皮に直接働きかけることで、より一段と成長因子を刺激できるというメリットがあります。

 

HARG療法はどのぐらいの料金が掛かるの?

HARG療法は回数ごとに料金を分けているところもあれば、6回セットなどとひとくくりにして料金を設定しているところもあります。
どちらのパターンにしても施術を受ける回数は6回前後というケースが多くなっています。

1回あたりの施術料金は10万円から15万円程度。
6回以上が受けるケースが多くなっていますから、どんなに安くても60万円以上、検査費や受診料、その他育毛剤の処方や内服薬の処方など含めると100万円近い価格がかかってしまうことも想定されます。

高額な料金ということで手軽な施術方法ではありませんが、薄毛が深刻で悩んでいるという女性には一考の余地がある対応法といえるでしょう。
何と言っても即効性が一番の魅力です。女性でも安心して利用することができます。

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